著者
玉田 春昭 神崎 雄一郎 中村 匡秀 門田 暁人 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.195, pp.127-133, 2003-07-10
被引用文献数
2

本論文では盗用の疑いのあるJavaプログラムの発見を容易にすることを目的として,Javaクラスファイルからプログラム指紋を抽出する方法を提案する.提案方法はプログラム中の特徴的な箇所である初期値代入部分,メソッド呼び出し部分などを抽出し,指紋として用いる.このプログラム指紋を用いることにより,Javaクラスファイルを互いに区別することが可能となる.検証実験において,J2SDK SE 1.4.1_02のクラスライブラリに適用した結果,提案手法により99.94%のクラスを互いに区別できることを確認した.
著者
伊藤 充男 杉村 貴士 島 和之 松本 健一 鳥居 宏次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告.IM, [情報メディア]
巻号頁・発行日
vol.98, no.9, pp.13-18, 1998-01-29

WWW ぺージの記述が HTML 規格に準拠していない場合, その解釈は WWW ブラウザに依存して異なる. このため, その WWW ぺージの作者が使用しているブラウザと異なるブラウザを使用した場合, 作者が意図している表示と異なることが多い. WWW ぺージを作成するときは, HTML 規格に準拠して, 特定のブラウザに依存しないように作成することが重要である. しかし, 現実にほとんどの WWW ぺージはブラウザに依存している. 本研究では, HTML 規格に準拠した WWW ぺージの記述を支援する HTML エディタを作成した.このエディタを用いることにより, WWWぺージの作者が HTML 規格を習得しなくても, ブラウザに依存しない WWW ぺージを記述することができる.
著者
福嶋 慶繁 松本 健太郎 圓道 知博 藤井 俊彰 谷本 正幸
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.564-571, 2008-04-01
被引用文献数
3

We have developed an effective rectification method that has a pixel error of less than 0.25 of a pixel for use in two-dimensional multi-camera arrays. Rectification and correction are important for free view-point imaging and multi-view coding in the field of image-based rendering (IBR). In the computer vision field, a number of rectification methods for binocular/trinocular stereo camera setups have been develpopd and used. However, not many multi-camera array rectifications methods have been developed.
著者
神代 知範 大和 正武 門田 暁人 松本 健一 井上 克郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.722, pp.37-44, 2000-03-21
被引用文献数
6

本稿では, 計算機のGUIの操作効率の向上を目的として, ユーザの視線の動きとマウスを併用したGUI操作方法を提案する.対象とするGUI操作には, 日常的に行われる操作の一つである「ドラッグ&ドロップ操作」を選んだ.提案方式ではドラッグ&ドロップに含まれる操作を(1)選択対象であるアイコン付近への大まかなカーソルの移動, (2)アイコンへのカーソル位置の微調整, (3)アイコン選択の確定操作, の3つの基本操作に分け, (1)には視線を, (2)(3)にはマウスを用いる.さらに, (2)の微調整の方式としてAuto, Manual, SemiAutoの3方式を提案する.評価実験の結果, SemiAuto方式が従来のマウスだけの操作方式と同程度にミスが少ない上, より高速であることが分かった.
著者
大和 正武 門田暁人 松本 健一 井上 克郎 鳥居 宏次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.1320-1329, 2001-06-15
被引用文献数
11

本稿では,一般的なGUI上でのターゲットのポインティング操作(ターゲットへマウスカーソルを移動し指し示す操作)に視線を利用することを目的として,ユーザの目の固視微動と視線の計測誤差の発生を考慮した3つのターゲット選択方式(Auto方式,Manual方式,SemiAuto方式)を比較検討する.(1) Auto方式では,ターゲットのサイズを仮想的に拡大する.(2) Manual方式では,ユーザが視線によるおおまかなポインティングを行った後で,ポインティング操作用デバイスをマウスに切り替える.(3) SemiAuto方式は,Auto方式とManual方式を組み合わせた方式である.一般的なGUIを想定した環境で評価実験を行った結果,SemiAuto方式による操作は従来のマウスのみを用いた操作に比べて,選択誤りを大幅に増やすことなく,操作時間は同程度かより短くなることが分かった.特に,非連続操作(カーソルの初期位置が不定の場合の選択操作)においては,操作時間を約2/3に短縮できた.The purpose of this paper is to increase the efficiency of pointingoperation --- an operation that moves and points a mouse cursor onto atarget item.We examined three pointing methods (Auto method, Manualmethod, and SemiAuto method) under the general GUI environment.By using the three examined methods, the computer user can select atarget even if jittery motions of user's eye and the measurementerror of an eye-tracking device occurred. (1) Auto method enlarges thetarget virtually. (2) Manual method switches the input device from theeye to the mouse after the user roughly pointed the target. (3)SemiAuto method is a method that combined Auto method and Manualmethod.The result of an experiment to evaluate three methods showedthat the efficiency of operation with SemiAuto method is same as orfaster than the mouse only operation without increasing errors largely.Especially, in the discontinuous selection situation (atarget selection whose cursor position is unpredictable), SemiAutomethod needed only about 2/3 of time of the mouse only operation.