著者
大和正武 神代 知範 門田 暁人 松本 健一 井上 克郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告
巻号頁・発行日
pp.73-78, 1999
被引用文献数
1

本研究では,視線とマウスを併用することでより効率のよい入力インタフェースの実現を目指す.その第一歩として,GUI上でのボタン選択操作を「ボタン上にカーソルを移動する操作(移動操作)」と「ボタンを押す操作(確定操作)」に分け,移動操作を視線で,確定操作をマウスで行う方式について検討した.適用実験の結果,視線によるカーソル移動は高速で,マウスのみによる選択操作よりも効率の良いことが分った.但し,操作対象となるボタンの大きさが1cm四方程度に小さい場合,視線のみでボタン上にカーソルを移動することは困難であり,視線による移動操作を補助する必要のあることも分った.
著者
本間 美里 松本 健義
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.457-470, 2014-03-20 (Released:2017-06-12)

本研究において,他者やものを介しながら行われる鑑賞学習の中で起きる対話が,個々人の経験・語り・知覚を相互に触発していく学習活動のプロセスを記述考察し,鑑賞の学習過程における対話的活動での学習者間の相互行為のもつ意味を明らかにした。言語的な対話を主な媒介として行われる一斉型の鑑賞活動とは異なり,4,5人一組で作品への気付きを記入したり,相手を変えたりしながら語る鑑賞の活動過程を,作品を媒介にして行う子どもの発話や行為が相互の経験・語り・知覚を触発する実践的関係に着目し,分析記述した。本実践における学習過程の触発性は,他者と作品を媒介にして個々人が相互に連鎖させる経験・語り・知覚が,自他の境界を超えて作品世界と知覚経験世界の差異を現象させ,活動の広がりと深まりを生成することが明らかとなった。
著者
松本 健作 森 勝伸 下村 通誉 小野寺 光二 南雲 洋平
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B1(水工学) (ISSN:2185467X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.I_1117-I_1122, 2017 (Released:2018-02-28)
参考文献数
12

河川環境に生息する生物として,河川伏流水に生息する地下水生生物に着目し,地下水観測孔を用いた観測手法の有効性の検証およびその生息環境因子について考察した.通常は孔内水位や地下水流向・流速という物理因子を観測するために河川近傍に設置された地下水観測孔内では,多数の地下水生生物の観察が行える可能性が高く,観測手法として極めて有効であることを示した.また,僅か30 m離れた2つの観測孔における生息状態が大きく異なっていることから,両孔の地盤特性,孔内水の含有イオン,水温等を調査し,地下水生生物の生息実態におよぼす水質特性を示すとともに,その両孔間における水質の差異を生じさせている要因が地盤の粗密からくる地下水の流動性の差異である可能性を指摘した.
著者
松本 健 Matsumoto Ken
出版者
筑波大学比較・理論文学会
雑誌
文学研究論集 (ISSN:09158944)
巻号頁・発行日
no.23, pp.46(17)-62(1), 2005-03-31

一、 はじめに 「浮世物語」をめぐる先行研究の多くは、前半から後半への流れにおいて見られる様相の変化に注目している。「浮世物語」ははじめ、矮小滑稽に設定された主人公の批判されるべき振る舞いを描くハナシが展開されているのだが、 ...
著者
中川 尊雄 亀井 靖高 上野 秀剛 門田 暁人 鵜林 尚靖 松本 健一
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.2_78-2_89, 2016-04-22 (Released:2016-06-22)

本論文は,NIRS (Near Infra-Red Spectroscopy; 近赤外分光法)による脳血流計測を用い,開発者がプログラム理解時に困難を感じているかの判別を試みた我々の先行研究(レター論文)を発展させたものである.本論文では,20名の被験者に対して,難易度の異なる三種類のプログラムの理解時の脳血流を計測する実験を行った.実験が中断された3名を除く17名中16名において,(1)難易度の高いプログラムの理解時に脳活動がより活発化するという結果(正確二項検定, p < 0.01)が得られた.また,(2)被験者アンケートによって得られた難易度の主観的評価と,脳活動値の間には有意な相関(スピアマンの順位相関係数 = 0.46, p < 0.01)がみられた.
著者
松本 健二 小向 潤 笠井 幸 森河内 麻美 吉田 英樹 廣田 理 甲田 伸一 寺川 和彦 下内 昭
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.88, no.9, pp.659-665, 2013 (Released:2016-09-16)
参考文献数
19

〔目的〕ホームレス結核患者の治療成績に関連する要因と服薬支援の状況について検討した。〔方法〕平成19~21年の大阪市におけるホームレスの結核新登録患者433例を対象とした。治療成績に関連する要因として,入院期間,外来治療予定期間,DOTSの型等を検討した。対照として大阪市における平成19~21年のホームレス以外の肺結核新登録患者3047例を用いた。〔結果〕①治療成功と失敗中断における服薬支援等の状況:治療成功は311例で219例(70.4%)が院内DOTSにて入院のまま治療を終了した。失敗中断は48例で35例(72.9%)は自己退院であった。肺結核患者における失敗中断率はホームレス結核患者が11.0%であり,ホームレス以外の結核患者の6.5%に比べて有意に高かった(P<0.001)。②地域DOTSと治療成績:地域DOTS実施は102例で,週5日以上の服薬確認は66例(64.7%)と最も多くを占めたが,失敗中断は10例(9.8%)であった。入院および外来治療予定期間と治療成績では,入院期間は脱落中断が2.0±1.6カ月,治療成功が4.4±2.5カ月であり,外来治療予定期間は脱落中断が7.9±2.7カ月,治療成功が3.6±2.1カ月であり,入院期間の短い例と外来治療予定期間の長い例で脱落中断が有意に多かった(P<0.01)。〔結論〕ホームレス結核患者の失敗中断率は高く,自己退院によるものが多かった。治療成功例では入院のまま治療を完遂することが多く,地域DOTSにつながった例では週5日以上の服薬確認を行っても失敗中断率は高く,特に入院期間の短い例と外来治療予定期間の長い例では十分な支援が必要と考えられた。
著者
森崎修司 松本健一
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2013-SE-179, no.35, pp.1-8, 2013-03-04

ソフトウェアが担う業務に特化した欠陥種別の検出を目的とするレビューは汎用的な欠陥種別の検出を目的としたレビューよりも修正コスト低減効果やスケジュール遅延リスク低減効果が大きいことが期待される.本論文では,金融業務を担うソフトウェアの開発に携わる熟練者へのヒアリングから得られた欠陥種別 “日付に関する欠陥” をもとに不具合情報を分析した.レビューでの検出が可能であった不具合 488 件のうち 86 件が日付に関する不具合であり,これらの不具合が他の不具合と比較して,スケジュール遅延リスク低減効果,修正コスト低減効果が大きく,統計的に有意な差があることがわかった.また,業務に特化した欠陥種別特定の計算機支援を目的とし,不具合情報の自由記述に含まれる単語を熟練者に提示したところ,支援が有用であるという意見を得た.
著者
加藤 内藏進 松本 健吾 大谷 和男
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

1.はじめに<br> 東アジアの暖候期には,グローバルな規模を持つアジアモンスーンの影響を受けて,梅雨等の顕著な雨季が現れる。しかし,日本列島付近は,ユーラシア大陸の高緯度域,南アジア域,北西太平洋の熱帯・亜熱帯域,北太平洋高緯度域のようなかなり異なるアジアモンスーンサブシステム間の接点にあたり,僅か1000km程度の東西の違いで,梅雨降水の特徴等も大きく異なる(Ninomiya and Mizuno 1987,等)。例えば,西日本の梅雨前線では組織化された積乱雲の集団に伴う集中豪雨の頻出で梅雨期の総降水量は東日本に比べてかなり多い。但し,東日本側でも,西日本側に比べると大雨日(以下,50mm/day以上の日をさすことにする)の頻度は少ないものの,東日本の大雨日には,10mm/hを下回るような「普通の雨」による総降水量への寄与が大きいタイプが半数程度を占めていた(松本他 2013, 2014,それぞれ,岡山大学地球科学研究報告,Vol. 20,21。本グループの松本他による1971~2010年の解析に基づくポスターも参照)。<br> 但し,種々の広域システムの接点にあたる日本付近では,日々の変動,季節内変動,季節変化,年々変動も大きく,しかも低緯度と中高緯度のシステムの関わり方の違いにより,降水量だけでなく「降水特性」の多様性も大きい。そこで本グループは,本大会の松本他の研究を踏み台に,梅雨期から盛夏期を中心とする降水について,降水量だけでなく降水特性の多様性や,西日本と東日本との違いの詳細についても注目して,1950年以前も含めた長期解析(日本の気象官署の日降水量や天気図などに基づき)にも着手した。長期的な気候変化・気候変動だけでなく,種々の現象を把握して気候学的平均像を長期的なパラメータレンジで把握することも狙う。その際に,限られた過去の地上データや天気図等から,どの程度,日々の現象の傾向を記述する気候学に迫れるかの検討も行う。<br> なお,気象庁が日原簿をスキャンしたPDFファイルも一部の気象官署に関しては古い時期のものも気象業務支援センターを通して入手出来たので,そこに記載された1時間降水量のデータも活用法を検討したい。<br> 2.日降水量データに基づく梅雨最盛期と盛夏期の降水量や降水特性の長期解析(長崎と東京との比較を例に)<br> 本研究ではまず,西日本(特に九州)の例として長崎,東日本の例として東京における長期間の日降水量データを中心に,比較解析した。1901年~2010年における梅雨最盛期(ここでは6月15日~7月15日とした),盛夏期(8月1日~31日)について,総降水量やそれに対する50mm/day以上の日(大雨日)の降水の寄与などの解析を行なった。<br> 従来知られているように,梅雨最盛期には長崎の方が東京よりも大雨日の寄与が大きく総降水量も大きかったが,110年間でみた年々の総降水量の変動も,長崎では大雨日の寄与の変動を大きく反映していた。しかし,東京では,基本的には大雨日で積算した降水量と総降水量の増減の対応も一応みられたが,大雨日の寄与は殆ど無いのに,総降水量は110年間の平均値を上回るような年もしばしば出現する等,降水特性の変動も大きいようであった。また,総降水量に対する大雨日の降水量の寄与の割合も(以下,寄与率と呼ぶ),長崎では11年移動平均ではあまり年々の違いはなかったが,東京では数10年周期で比較的大きな変動がみられる等,降水特性の平均ばかりでなく年々の変動にも東西の違いが見られた。<br> 更に,東京の大雨日の日降水量に対する1時間降水量の寄与も,110年間で集計した(図略)。東京では,110年間でみても,梅雨最盛期の大雨日に比べて盛夏期の大雨日の方が,1時間降水量でみた強雨の寄与が大きい等の季節進行もみられた。発表では,1950年以前の特徴的な状況における1時間降水量や天気図等による事例の吟味も行なう予定である。
著者
神崎 雄一郎 門田 暁人 中村 匡秀 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.755-767, 2004-06-01
被引用文献数
9

本論文では,プログラムに含まれる多数の命令をカムフラージュ(偽装)することにより,悪意をもったユーザ(攻撃者)によるプログラムの解析を困難にする方法を提案する.提案方法では,プログラム中の任意の命令(ターゲット)を異なる命令で偽装し,プログラムの自己書換え機構を用いて,実行時のある期間においてのみ元来の命令に復元する.攻撃者がカムフラージュされた命令を含む範囲の解析を試みたとしても,ターゲットの書換えを行うルーチン(書換えルーチン)の存在に気づかない限り,プログラムの元来の動作を正しく理解することは不可能である.解析を成功させるためには,書換えルーチンを含む範囲についても解析する必要があり,結果として,攻撃者はより広範囲にわたるプログラムの解析を強いられることとなる.提案方法は自動化が容易であり,要求される保護の強さ,及び,許容される実行効率の低下の度合に応じて,ターゲットの個数を任意に決定できる.
著者
木浦 幹雄 大平 雅雄 上野秀剛 松本 健一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.204-215, 2010-01-15

本論文は,動的なインタフェースを持つWebサイトにおけるユーザ行動の把握を支援するシステムWebjigを提案するものである.従来システムは,Webブラウザに表示される内容に着目しないため,動的に変化するWebサイトにおけるユーザ行動の把握が難しいという問題があった.本論文で提案するWebjigは,WebサイトのDOM(Document Object Model)を解析することで,Webブラウザに表示されている内容の動的な変化を記録・可視化することができる.実務経験者を被験者とした実験の結果,従来システムでは発見できなかったWebサイトの問題点を発見することができた.In this paper, we propose a recording/visualization system of user behaviors on a dynamic Web site for usability evaluation. Several existing systems only record histories of user's operations without output displayed on a Web browser. Hence, understanding of user's behavior in a dynamic Web site is quite difficult. Our system called Webjig records sequential changes of browser output by analyzing DOM (Document Object Model) used in aWeb site. Using three subjects with over 5 years industrial experience of Web site development, we experimentally evaluated the effectiveness of the Webjig. As a result, we have observed that developers could found usability issues from user behaviors recorded by Webjig.
著者
松本 健 西郷 彰
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.68-73, 2013-02-01

平成23年度データ解析コンペテイション「課題設定部門」は,ゴルフ用品の販売データが提供され,初期購入時点で将来において重要な顧客になるかどうかの判別をしたいという課題が課せられた.予測精度を決める要素として,どのモデルを採用するかが重要な要素になっているが,モデル以外の要素として,変数の加工や予測手順なども重要な要素である.われわれは,限られた時間のなかでこれらのバランスを考えながら分析を行った.以下で,どのような分析戦略のもと,予測を行ったかについて紹介する.
著者
大和 正武 門田暁人 高田 義広 松本 健一 鳥居 宏次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.613-622, 1999-02-15
被引用文献数
19

本稿では 視線によるテキストウィンドウの自動スクロール方式を提案し 提案方式による自動スクロールが可能なテキストブラウザを用いた評価実験の結果について述べる. 従来の視線を入力とするインタフェースでは 視線情報をポインティングデバイスの代替として利用しており メニューやアイコンの選択のために一時的にではあるが作業対象から視線を外す必要があった. これに対して提案する方式では ウィンドウ内での視線の移動に着目する. 作業者はウィンドウ内で視線を移動させるだけで 表示したいテキスト部分をウィンドウ中央部に移動させ 表示させた状態でスクロールを停止させることができる. 評価実験の結果から テキストのスクロールにより文字列を検索するという作業(タスク)においては 視線による自動スクロールはキーボード操作によるスクロールと比較して同程度かそれ以上に有効であることが分かった. この場合 ウィンドウ中央から注視点までの垂直方向の距離をスクロール速度に比例させる制御方式が 他の方式に比べ優れていることが確認できた.This paper proposes a method and implementation for a system to automatically scroll a text window by tracking where a user is looking at. A user of the system can access a portion of the displayed document without using keyboard or mouse. Existing eye-tracking methods, which use eye-gaze as a substitute for pointing devices, require a user to "look at" menus and icons to manipulate a window display. In contrast, our proposed method uses eye movement within a window to control its display. A position of a user's gaze within a text window determines how to scroll the window, what portion of the text to display, and where to stop. Our user study demonstrates that the effectives of scrolling using this method is as good as one with convetional keyboard control as respects string search by scrolling. In particular, we have found that a controlling mechanism to determine the speed of scrolling in terms of the distance of the gaze point from the center of the window was both qualitatively and quantitatively superior to other control mechanisms in the string search by scrolling.
著者
松本 健郎 梅田 宗紀 西林 秀郎 石塚 繁廣 高橋 慎一
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.261-267, 2013-08-10 (Released:2013-12-11)
参考文献数
12

A novel apparatus for noninvasive measurement of pressure-cross-sectional area relationship, i. e., tube law, of brachial artery was developed. It is based on an oscillometric method in which a cuff is wrapped around the upper arm and pressurized to measure the oscillation in the cuff pressure. The oscillation of the cuff pressure is caused by the volume change in the brachial artery due to heartbeats. The volume change was obtained by multiplying the amplitude of the cuff pressure with cuff compliance that had been measured from the increase in the cuff pressure just after loading a precise amount of air into the cuff. Oscillation of the cuff pressure disappears when the artery is collapsed. By using this principle, an occluding pressure OP when the artery begins to collapse was measured. A modified transmural pressure mPt was introduced whose origin was taken at the point where the external pressure of the artery, i. e., the cuff pressure equals to OP. Relationship between mPt and cross-sectional area of the artery A was obtained as the tube law:The volumetric change of the brachial artery was obtained at each mPt and was fitted to the function $\displaystyle A=A_b \left\{ \frac{1}{b} \ln \left( \frac{ {}_mP_t - P_b } {a} +1 \right) +1 \right\}$ where Ab, Pb, a, and b are constants while assuming constant pulse pressure. Volume elastic modulus VE and in vivo cross-sectional area eA of the brachial artery were obtained from the tube law. Estimated tube law was very similar to that obtained by measuring the diameter of the brachial artery with ultrasound while changing the transmural pressure by pressurizing and depressurizing an airtight chamber that had been attached around the upper arm. Estimated eA correlated well with eA measured by ultrasound (R2=0.930, PVE obtained in the two methods was less than±3% (n=5). The present method is capable of obtaining pressure-cross sectional relationship of the brachial artery correctly with a simple process comparable to blood pressure measurement. Since it has been reported that in vivo brachial artery diameter correlates well with the severity of atherosclerosis, eA obtained in the present method might become a promising index for atherosclerosis.
著者
阪井 誠 中道 上 島 和之 中村 匡秀 松本 健一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.11, pp.2575-2586, 2003-11-15
被引用文献数
11

WebTracerはWebサイトをブラウズするユーザの視線と操作の記録,再生,分析を支援するユーザビリティ評価環境である.WebTracerは,ユーザがどこを注視しつつ操作を行ったかをコンパクトに記録することが可能である.評価実験の結果,WebTracerは既存のビデオ圧縮方式であるMPEG-2やMPEG-4に比べ1/10から1/20のデータサイズで,Web操作画面を記録し再生することができた.また,Webページのメニューが2カ所に分かれている場合は注視点の移動速度が速かったなど,視線とユーザビリティが関連している可能性が示された.WebTracerを用いれば,ユーザビリティの共同研究や,ユーザビリティ評価者と開発者の間でデータ交換することが可能になる.また,視線データを利用して問題のあるページを容易に探せるなど,ユーザビリティ評価を効率的に支援できる可能性がある.WebTracer is a new usability evaluation environment which supports record, reproduction,and analysis of a gazing point and operation while a user is browsing a website.WebTracer can record a user's gazing point and operation compactly.Results of an experimental evaluation showed that the size of the operation history taken by WebTracer was from 1/10 to 1/20 of the size of data recorded by an MPEG-2 and MPEG-4 format.Thus, with its compact form,the result of usability testing with the gazing point can be efficiently shared.It is expected that we can easily share empirical data between researchers.Also,evaluators can easily send the testing results as a feedback to the developers.Moreover, the results shows that a possibility that gazing points related to usability.For example, if the menu of a Web page is divided into two panes,gazing points moved quickly.It seems that WebTracer improves usability evaluation efficiently,since gazing point data helps to find out problems from Web page.
著者
大蔵 君治 大西 洋司 川口 真司 大平 雅雄 飯田 元 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.275, pp.41-46, 2007-10-15

オープンソースソフトウェア(OSS)開発において,プロジェクトのアクティビティ(開発の活発度)は成果物の品質に影響を及ぼす重要な要因の一つである.OSS開発では,一般的に詳細な開発ドキュメントを作成することは少ないため,開発ツールのログデータを用いた分析手法が多く用いられてきた.しかしながら,開発ツールはプロジェクトによって多種多様なものが使用されるため,異なるプロジェクトに対して同じ分析手法を用いることは困難である.本稿では,多くのOSSプロジェクトにおいて開発に用いられるメーリングリスト(ML)に着目し,開発者の共起性からOSSプロジェクトのアクティビティを予測する手法を提案する.我々は,実際のOSSプロジェクトに対して提案手法の適用実験を行い,開発者の共起性がプロジェクトのアクティビティに影響を与えることを確認した.
著者
松本 健太郎
出版者
観光学術学会
雑誌
観光学評論 (ISSN:21876649)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.13-20, 2019 (Released:2021-03-31)

本論文では、旅行情報コンテンツとして世界一の閲覧数を誇るトリップアドバイザーをとりあげ、そこで旅行者が投稿した写真データの位置づけを分析の俎上に載せる。そのうえで、そのアプリに搭載された機能が旅をめぐるイマジネーションを喚起するのか、そして旅をめぐる体験をシミュレートするのかを考察することになる。 より具体的にいえば、トリップアドバイザーのサイト、およびそのスマートフォン版アプリによって、私たちは都市や地域ごとのホテル、レストラン、観光情報などに関する口コミや価格比較を利用しうるわけだが、本論文ではそこに含まれるデジタル写真のメディア論的な位置づけに着眼したうえで、それに関連した二つの機能――「トラベルタイムライン」と「360度パノラマ写真」――を分析していく。そしてそのうえで、単なる「旅の表象」ではなく、むしろ「旅のシミュレーション」という観点から、それらが可能にする「旅の想像」のメカニズムについて考察を展開することになる。ようするに本研究では、写真の画像データにもとづいて、旅という行為をよりリアルなものとしてシミュレートする上記の機能を考察することで、今日的な旅のイマジネーションの実相に目を向けようと試みるわけである。