著者
柴田 元幸
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.4, pp.21-24, 2013-03-29

特集 ラテン文学
著者
沼野 充義 三谷 惠子 松里 公孝 柳原 孝敦 青島 陽子 小松 久男 乗松 亨平 楯岡 求美 井上 まどか 亀田 真澄 下斗米 伸夫 坂庭 淳史 池田 嘉郎 湯浅 剛 阿部 賢一 安達 祐子 加藤 有子 平野 恵美子 羽場 久美子 柴田 元幸
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

ソ連解体後のスラヴ・ユーラシアの変容と越境の様々な様相に焦点を合わせた包括的な研究である。グローバル化時代の世界情勢を考慮に入れ、新たな研究の枠組みの構築を目指した。代表者および19名の分担者の専門は、地域的にはロシア、ウクライナ・コーカサス・中央アジア、中・東欧から、東アジアや南北アメリカに及び、分野も文学・言語・芸術・思想・宗教・歴史から政治・経済・国際関係に至るまで人文社会科学全体にわたる。このようなグループによる超域的・学際的アプローチを通じて、国際学会の組織に積極的に関わり、日本のスラヴ・ユーラシア研究の国際的発信力を高めるとともに、この分野における国際交流の活性化に努めた。
著者
柴田 元幸
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.1, pp.79-88, 2009-03-30

論文
著者
鄭 麗英 柴田 元幸
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.2, pp.224-236, 2010-12-27

講演会
著者
柴田 元幸
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.2, pp.181-192, 2010-12-27

論文
著者
柴田 元幸
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ (ISSN:21870535)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.169-178, 2014-03-10

特集 北アメリカの文学
著者
沼野 充義 野谷 文昭 柴田 元幸 加藤 有子 毛利 公美
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、ロシア東欧・広域英語圏・広域スペイン語文学の専門家の共同作業により、国・言語の枠を超えた広い視野から現代世界の文学の複雑なプロセスを総合的に調査し、新しい文学研究のあり方を探った。その結果、グローバル化時代にあっても世界の文学は一方的に均質化することはなく、全体として豊かに多様化していることを明らかにするとともに、欧米中心に組み立てられてきた従来の世界文学像を拡張し、日本も視野に入れた新たな世界文学カノンの可能性を探究することができた。
著者
平石 貴樹 高橋 和久 大橋 洋一 柴田 元幸
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

本研究の基本的目的は英米圏文化における映画と文学との相互作用をその界面において考究すべく、電子化された映画映像と電子化された文学テクストを利用することであった。だが同時に利用できる電子媒体が、真摯な文化研究計画にとっては、十分に活用できない不備なものであったり、研究にふさわしくないものも多く、自らデータベースを立ち上げる必要に迫られ、その作業に着手した。利用可能でその有効性が飛躍的に高まるようなデーターベースの構築を進めると同時に、文学と映画をオリジナルとアダプテーションという観点から捉え、その関係を、境界画定と境界破壊の両面から考察することになった。計画は両面あり、ひとつは材料を限りなく収集し、電子化しデータベース化する作業、いまひとつは理論的考察によって文学文化における映画の意味、文学と映画の相互作用などを考える準備として、文学の映画化作品との関係を考慮することであった。最終結果としてのデーターベースの完成(このようなデータベースは完全なものはありえないが)を見なかったが、作業は継続している。理論的考察としては、オリジナルとアダプテーションとの関係が明確ではなくなるという難題に直面した。これは現代の複製文化から翻案文化すべてに共通する大きな問題で、文学と映画と載然と二分化することを困難にする理論的難題であって、完全な解決などありえないが、この問題を契機にさまざまな思考や理論を考案することになった。文学と映画との関係は英米圏文化では、従来考えられていた以上の予測不可能な多様な関係を形成していることが確認され、また両者の関係は他の社会的文化的分野に波及しており、この研究は文化研究からさらに教育の場においても有効であることも確認できた。