著者
西本 真一郎 樋浦 望 佐藤 良一 鈴木 一由 浅野 隆司
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.199-202, 2002-03-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
9
被引用文献数
4 4

ゼラチンの経口摂取による皮膚コラーゲン合成に及ぼす効果をコラーゲンペプチドの場合と比較検討を行った.(1) ラットにゼラチンを経口投与し,皮膚可溶性画分中のヒドロキシプロリン量を測定したところ,無処理および除毛処理いずれの場合においても,Control群に比べ有意な差は認められなかった.(2) ラットにコラーゲンペプチドを経口投与し,皮膚可溶性画分中のヒドロキシプロリン量を測定したところ,無処理および除毛処理いずれの場合においても,Control群に比べ有意に(p<0.05)高値を示した.
著者
片平 建史 武藤 和仁 李 奈栄 飛谷 謙介 白岩 史 中島 加惠 長田 典子 岸野 文郎 山本 倫也 河崎 圭吾 荷方 邦夫 浅野 隆
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.563-570, 2016 (Released:2016-08-31)
参考文献数
17
被引用文献数
2 2

In the present study, the subjective evaluation experiment for abstract 3D shapes was conducted as the first step of construction of a system that allows non-design-professional users to design 3D shapes via subjective evaluation words intuitively. In particular, the structure of the subjective evaluation for 3D shapes and the reliability of the evaluation by non-design-professionals were examined. The results showed three-factor solution in which “Uniformity,” “Activity” and “Potency” factors were important evaluative standards in the subjective evaluation for 3D shapes. These factors are similar to Osgood's three factors, which were frequently reported factors in previous semantic differential studies. Furthermore, the subjective evaluations by non-design-professionals were generally consistent, which means that, with respect to the subjective evaluation, non-design-professionals without high level of design skills can evaluate 3D shapes in a reliable way.
著者
浅野 隆二
出版者
日本医療機器学会
雑誌
医科器械学 (ISSN:0385440X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, 2003-04-01

手術室の温湿度は,手術を受ける側,行う側の両者にとって最適な環境が望ましいが,現実は麻酔で体温調節中枢が抑圧され,かつ体腔内までが室内空気に晒された状態の患者と,術衣,ガウン,フード手袋,および手術によっては鉛防護衣を着用し,ほとんど室内空気との熱交換ができない状態で長時間立位での手術を行わなければならない医療従事者との間には大きな隔たりがある.また,手術室用の空調設備そのものも,従来の精度の高い空調システムに対して,温湿度制御性能は劣るが機械室スペースの必要としない手術室内設置型のシステムが増加傾向にあり中間期の高湿度等の問題が発生している状況である.手術室の温湿度環境は,日本で唯一の病院設備の規定であるHEAS-02-1998にてDB22℃〜24℃〜26℃,RH45%〜50%〜60%とされている.一般に手術室では壁面の人の胸辺りの位置に温湿度センサを設置し制御しているが,測定している温湿度は吸込み口付近のもっと熱い(冷房の場合)空気だと思われる.その温湿度センサの位置を変えることによって医療従事者周辺,術野の温湿度状況がどのように変わるかの数値解析を行った.
著者
浅野 隆司 保刈 成男
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.239-243, 1989-04-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
11

市販ドッグフード4種類 (A~D, 各5検体) の過酸化脂質の定量を行った. その結果, ドッグフードAは平均29.2nmol/g, Bは6.1nmol/g, Cは9.8nmol/g, Dは3.1nmol/gであった. これらを冷蔵・暗所・蛍光燈照射・日光照射の4条件下で30口間保存し, 過酸化脂質量の経日変化を調べたところ, 冷蔵および暗所保存では30日経過してもほとんど増加はみられなかったが, 蛍光燈照射下保存では350~630%, 日光照射下保存では700~2, 100%(開封時の過酸化脂質量を100%とする) と, きわめて大きな増加率を示した.以上より, ドッグフードの保存は, 過酸化脂質量の増加を最も抑えることができる冷蔵あるいは暗所保存が望ましいと思われる.
著者
溝口 明則 中川 武 浅野 隆 斉藤 直弥
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.72, no.612, pp.131-138, 2007
被引用文献数
1 2

Although there are a variety of arguments and conclusions, the dimensional plan system of the Khmer architecture is not achieved collective conclusion over the years. Concerning this issue, the main purpose of this study is to indicate the construction measure of the Khmer period through the comparative analysis between Thommanon Temple Complex and Banteay Samre Temple Complex, which are suitable examples on account of the construction period, located region, and the scale of complex.The conclusions of this analysis are; 1. these two monuments are clearly recognized to be subjected to the whole number plan system, 2. the construction measure of the Angkor Wat period is estimated around 412mm.