- 著者
 
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             島田 辰彦
             
             野元 茂
             
             田代 正昭
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 日本皮膚科学会西部支部
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.51, no.4, pp.776-779, 1989-08-01 (Released:2012-03-03)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 6
 
          
          
        
        
        
        61才男子, 全身に広がる浸潤性紅斑, 腫瘤, 表在リンパ節の腫大を主訴に来院した。入院後の皮膚リンパ節生検では瀰漫性混合細胞型と診断され, その他の諸検査でATL(成人T細胞白血病)と診断した。治療としてIFN-γ(SUN4800)200万JRU/日点滴静注6週間連日投与で肉眼的に浸潤性紅斑の色素沈着化, 腫大表在リンパ節の縮小化を認め, 組織学的にも真皮内の異型浸潤細胞の著明な減少を認め, 寛解に至つた。