- 著者
 
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             稲津 美穂子
             
             四津 里英
             
             玉木 毅
             
             的野 多加志
             
             加藤 康幸
             
             林 利彦
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 医学書院
 
          
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - pp.988-991, 2015-12-01 
 
          
          
          
        
        
        
        要約 21歳,女性.東アフリカ・ウガンダ共和国に2週間滞在した.帰国から10日後,右母趾爪郭の疼痛,皮疹に気づいた.右母趾爪郭に径5mm大の緊満性の黄白調小結節が1か所あり,粟粒大の黒色点が透見された.臨床所見,スナノミ症の流行地への渡航歴より,スナノミ症を疑い摘出した.実体顕微鏡にて虫体,虫卵の充満した卵巣が確認され,虫体はTunga penetransと同定された.当院では,2009年10月〜2013年10月の4年間に,自験例を含め計6例のスナノミ症患者が受診している.グローバル化に伴い,日本でも今後症例数の増加が予想される.