著者
森富賢一郎 田辺誠
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.71-73, 2011-03-02

本研究では、携帯電話のGPS機能を用い、WEB上で利用者から最寄のバス停留所を検索し、案内するシステムを開発した。このシステムは、利用者が送信した住所や、携帯電話のGPS機能を用いて取得した位置情報と、データベースに登録されたバス停留所の緯度・経度の情報を基に、両者間の距離を計算し、利用者の近傍に位置するバス停留所の一覧と地図を表示するものである。このシステムではGoogleの提供するGoogle Static Maps APIを用い地図の表示を、Google Geocoding APIを用い住所から緯度・経度への変換を行う。このシステムの有用性を宇部市交通局のバスデータを用いて検証した。
著者
森富賢一郎 田辺誠
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.71-73, 2011-03-02

本研究では、携帯電話のGPS機能を用い、WEB上で利用者から最寄のバス停留所を検索し、案内するシステムを開発した。このシステムは、利用者が送信した住所や、携帯電話のGPS機能を用いて取得した位置情報と、データベースに登録されたバス停留所の緯度・経度の情報を基に、両者間の距離を計算し、利用者の近傍に位置するバス停留所の一覧と地図を表示するものである。このシステムではGoogleの提供するGoogle Static Maps APIを用い地図の表示を、Google Geocoding APIを用い住所から緯度・経度への変換を行う。このシステムの有用性を宇部市交通局のバスデータを用いて検証した。
著者
田中 和宏 内海 常明 石井 哲夫 有井 克己 荒井 圭介 鴨野 博道 澤田 一勝 田辺 誠
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.48101788-48101788, 2013

【はじめに、目的】 柔道は2012年4月より全国中学教育で必須化が開始されたが,その種目特性上,傷害は多く発生する.受傷頻度が複数回にわたると競技生活に問題を生じることも予測される.パフォーマンスを高め,傷害を予防していくためには,受傷部位や傷害発生状況,発生時期等を把握することが必要である.そこで兵庫県高等学校体育連盟柔道部では,県下柔道部のある全高等学校を対象にアクシデントリポートの提出を求めた.この結果を解析することで,傷害発生の要因を明らかにすることを試みた.【方法】 兵庫県下の柔道部のある高等学校全87校に,2011年4月から2012年3月までの1年間に発生したアクシデントの全例提出を求め,提出のあった119例を対象とした.アンケート調査の内,発症月,学年,性別,経験年数,発生状況,傷病部位,傷病名について検討した.【倫理的配慮、説明と同意】 対象となる柔道部のある高等学校に説明と同意を得た上で調査を実施した.【結果】 傷病名別では,骨折が最も多く23件(19.7%),次いで捻挫の22件(18.8%),打撲の16件(13.68%),靭帯損傷は13件(11.1%)であった.傷病部位別では,肘関節,手指・足趾が多く17件(14.5%),次いで膝関節,足関節の14件(12.0%),頭の10件(8.54%)であった.学年別に比較すると,肩関節,膝関節,手指・足趾においては,1年生に比べ2,3年生の割合が多くみられた.傷病発生月別では,4月が最も多く31件(26.5%),次いで5月の19件(16.24%),8月の15件(12.82%),9月の10件(8.55%)であった.傷病発生月を学年別にみると,1年生において,4月は10件(32.3%),5月は9件(47.37%),8月は11件(78.57%),9月は5件(50%)となっており,2年生は,4月は9件(29.03%),5月は5件(26.32%),8月は3件(21.43%),9月は5件(50%),3年生は,4月は12件(38.71%),5月は5件(35.71%),8月・9月は0件であった.発生状況別では,練習中が59件(50.43%)と半数以上を占め,試合中が23件(19.66%),授業中が11件(9.4%)であった.【考察】 宮崎らによれば,中学校,高等学校柔道部員では肩,膝,肘,手・手指,足・足趾部の外傷が多く,傷病名では骨折,捻挫が多いと報告している.今回の調査においても,傷病名別では骨折,捻挫が多く,傷病部位別では,肘関節,手指・足趾,膝関節,足関節が大部分を占めており,これまでの報告と同様の結果であった.これは技術面の問題に加え,骨関節は成長軟骨を含み脆弱であり,筋は発育途中である点など成長期である点が多く影響していると考える.傷害発生月別では,これまでは4月,5月に初心者の受傷が増えると多くの指導者は考えてきた.しかし,4,5月は2,3年生が全体の約7割を占めており,1年生の割合は多くない.それと比べ,8,9月は1年生が半数以上占めている.この理由として,高等学校の行事に関連があると考える.2,3年生は,4,5月は部活の中で中心的な立場で,高等学校総合体育大会等に向けて,平常より長時間の密度の高い練習を行う.このため,肉体的,精神的疲労が受傷に影響すると考える.また,8,9月に1年生が多い理由として,夏休みの合宿期となり,基礎練習から本格的な練習に進むことが影響していると考える.上記のことからスポーツサポートしていく上で,経験の浅い1年生だけでなく,2,3年生にも秋,冬期から計画的に傷害予防を促していくことが重要であると考える.【理学療法学研究としての意義】 身体的に成長期で,技術も未熟な時期の傷害特性を知ることは,コンディショニングを通じての傷害予防に有益である.
著者
勝田 幸代 田辺 誠 野坂 千秋
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.16, pp.90, 2004

【目的】手作りうどんは小麦粉と水、塩からなる単純な組成の食品であるが、その作り方にはコツがあり、習熟度によって品質差異が生じやすい。そこで熟練したうどん職人とうどん作りの経験のない非熟練者とを比較し、捏ね動作の違いがうどん生地の組織構造に与える影響について検討を行った。<br>【方法】体重・身長等の身体条件の近いうどん職人及び非熟練者を選定し、同一の条件でうどん生地を調整させた。小麦粉に加水し、なじませた直後の水の分散状態を把握するため、篩で生地の粒子径を分級し、各級の水分を測定した。次に捏ね動作等の作業内容をビデオで記録し、動作の変化と各作業の所用時間を測定した。併せて生地にかけられた荷重をフォースプレートを用いて連続的に記録した。また、捏ねる前及び捏ね動作の過程、調整後に生地を採取し、グルテンの形成状態を染色後、共焦点レーザー顕微鏡で観察した。<br>【結果】小麦粉に加水し、なじませた直後の生地粒子径について比較したところ、うどん職人は細粒が多くを占めていたが、非熟練者は大きな粒が多くを占めており、小麦粉と水が均一に混ざっていなかった。次に捏ね動作を比較したところ、うどん職人は強い力で一定方向に連続的に捏ねており、非熟練者は不連続的に捏ねており、力の方向性も不定であった。生地の組織構造を観察した結果、うどん職人は手捏ね、足踏みの工程を経ることでグルテンが膜状に発達していく様子を確認したが、非熟練者はグルテンの発達が不十分である様子を確認した。以上の結果からうどんの調整方法は水の均一な分散と連続的に一定方向に捏ねることにポイントがあり、その工程によってグルテンを膜状に発達させ良好な食感を呈することが示唆された。
著者
田辺 誠司 藤田 一郎
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 = The Brain & neural networks (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.64-73, 2004-06-05
参考文献数
50
被引用文献数
1

The stereo vision system derives a 3D representation of the visual world from a pair of 2D representations of retinal images. For this well-defined computational task, stereo vision serves as a model system for investigations of the neural mechanisms of visual perception. Computational ideas merge with neurophysiological data of single neuron responses in the monkey visual cortex. Area V1 performs initial filter-like processing, but this alone is not sufficient for all aspects of stereo vision. Several higher visual areas play important roles. Recent findings suggest that areas along the dorsal and ventral pathways have complementary functions in stereopsis.
著者
戸嶋 正美 岡村 共由 佐藤 譲之良 宇佐美 賢一 田辺 誠一
出版者
The Japan Society of Mechanical Engineers
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.57, no.539, pp.2186-2191, 1991
被引用文献数
2

Damage due to the coupled action of silts abrasion and cavitation erosion was experimentally studied using water channel in which artificial silt (Al<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>) were included. It was confirmed that the incipient cavitation number in silt laden water increased by 10-15% compared with that in tap water. It was shown that the magnitude of impact pressure measured by the pressure detecting films and casing vibration-acceleration had good correlation with the cavitation erosion intensity but not with the abrasive wear intensity. The damage patterns on aluminum specimens were greatly affected by the cavitation occurrence, but the amount of damaged volume was almost constant with and without cavitation. A ploughing type of abrasive wear was mainly observed on the damaged surface by scanning electron microscope.
著者
田辺 誠
出版者
神奈川工科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

地震時の脱線後の鉄道走行車両と線路構造間の連成振動・衝撃現象を表わす効果的な力学モデルと数値計算法を明らかにし、地震時の編成車両の脱線後までの一貫した線路構造上の高速走行のシミュレーションが可能となった。また、地震時の脱線後の車両と線路構造間の激しい連成振動・衝撃現象を数値的に解明し、脱線しても軌道内を逸脱しないで走行する逸脱防止機能を有する新しい軌道構造の検討に役立てることができた。
著者
田辺 誠一 山口 雄三 横山 俊昭 高木 武夫
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.51, no.464, pp.1147-1156, 1985-04-25

高比速度フランシス水車ランナの出口流れを非定常流れ計測用のピトー管を使って測定し,ランナ出口部におけるベーン間の流れのようすを明らかにした.特に,油膜流跡実験結果と対比させて検討することにより,ランナベーンの後流部やベーン負圧面に逆流が発生した時の流れのようすを明らかにした.
著者
田辺 誠 小宮 聖司
出版者
神奈川工科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

地震時に鉄道車両が軌道構造上を高速走行すると、車両と軌道構造間で激しい連成振動・衝撃現象が生じる。本研究では、地震時の高速走行車両と軌道構造間の連成振動・衝撃現象を、有限要素法とMultibody Dynamicsを用いて数値的に解くためのシンプルで効果的な力学モデルと数値計算法が提案される。具体的には、地震時の車体、台車、輪軸間の衝撃現象を考慮した車両の運動方程式、地震時の繰り返し荷重によってひずみ-応力関係が履歴依存となる軌道構造の力学モデル、および高速走行車輪のレール上での飛び上がり、接触衝撃や脱輪の現象を表現する車輪とレール間の接触衝撃の力学モデル等が明らかにされ、地震時での軌道上の高速走行解析で必要となる,大規模な車両と軌道構造の非線形運動方程式を効果的に解くための数値計算法が開発された。また本研究で得られた力学モデルと、連結車両と軌道構造の非線形運動方程式を効果的に解くための数値計算法にもとづき、地震時の高速走行連結車両と軌道構造間の連成振動・衝撃解析のシミュレーションプログラムが開発され、実際の地震波を入力して、高速走行連結車両と軌道構造間の連成振動・衝撃解析を行い、与える地震波や走行速度によって生じる、車輪のレール上の飛び上がり、接触衝撃、脱輪や、軌道構造損傷の発生・発展のメカニズムが数値的に解明された。