著者
岡崎 善弘 大角 茂之 倉住 友恵 三島 知剛 阿部 和広
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.41047, (Released:2017-07-26)
参考文献数
13

プログラミングの体験形式が小学生のプログラミング学習の動機づけに与える効果について検討した.体験形式として,(1) ゲームの作成方法を逐次的に教わりながら作成する講義型,(2) 2名1組で1冊のテキストを共有し,相互に教え合いながらゲームを作成する協同型,(3) 手渡されたテキストを見ながら単独でゲームを作成する個別型,の3タイプ間で動機づけを比較した.本研究の結果から,講義型または協同型でプログラミングを学習すると,プログラミング学習に対する動機づけは有意に上昇する一方で,個別型では上昇しないことが示唆された.
著者
岡崎 善弘 大角 茂之
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.485-491, 2022-09-10 (Released:2022-09-15)
参考文献数
20

本研究では,設計図の利用がプログラミング的思考の「分解」の理解に与える効果を検討した.小学4年生から小学6年生の児童が2日間のプログラミング体験講座に参加した.プログラミング体験講座は,設計図を示しながらプログラミングを教える設計図あり群と単にプログラミングを教える設計図なし群で実施された.プログラミングを終えた後,ゲームに必要な構成要素を考えさせた.構成要素の数を2群間で比較した結果,構成要素の数は設計図あり群の方が多かった.本研究の結果から,設計図の利用はプログラミング的思考の「分解」の理解を促進することが示唆された.
著者
岡崎 善弘 大角 茂之 倉住 友恵 三島 知剛 阿部 和広
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.169-175, 2017-09-10 (Released:2017-09-29)
参考文献数
13
被引用文献数
3

プログラミングの体験形式が小学生のプログラミング学習の動機づけに与える効果について検討した.体験形式として,(1) ゲームの作成方法を逐次的に教わりながら作成する講義型,(2) 2名1組で1冊のテキストを共有し,相互に教え合いながらゲームを作成する協同型,(3) 手渡されたテキストを見ながら単独でゲームを作成する個別型,の3タイプ間で動機づけを比較した.本研究の結果から,講義型または協同型でプログラミングを学習すると,プログラミング学習に対する動機づけは有意に上昇する一方で,個別型では上昇しないことが示唆された.
著者
南角 茂樹 川上 博行 小泉 寿男 福田 晃
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C
巻号頁・発行日
vol.133, no.11, pp.2053-2061, 2013
被引用文献数
1

For embedded systems, concurrency is required to respond to various changes in real world. Real-time processing is required also, because the response typically has a time limit. The concurrency is implemented by processing Tasks or Interrupt Service Routines (ISRs) concurrently. And the necessity of mutual exclusion arises in concurrent processing, to maintain integrity of shared data. Task execution is scheduled by Real-time OS (RTOS), and mutual exclusion is serviced by semaphore. However approximately 30% of embedded systems do not use RTOS. These systems have no notion of Tasks, and are purely driven by ISRs. As the sole mutual exclusion method between ISRs, a pair of interrupt disable/enable instructions provided by CPU is used in these systems. This method enables a lower priority ISR to protect its critical section from higher priority ISRs, but it also defers execution of unrelated ISRs as it disables all external interrupts. We have resolved this timing issue with an ISR-callable semaphore, but that design was not priority inversion safe. Namely a middle priority ISR may indirectly block a higher priority ISR if this higher priority ISR waits for a semaphore from a lower priority ISR, because the lower priority ISR can be preempted by the middle priority ISR. Priority inheritance is an effective protection method against this priority inversion problem, and it is expected to improve real-time performance of OS-less embedded systems. This paper proposes an ISR-callable priority inheritance semaphore which protects ISRs from priority inversion using hardware interrupt mechanism.
著者
角 茂 桐生 麻子 今川 健一 河合 裕教 蛙石 健一 皆見 武志 冨重 圭一 末廣 能史
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.42-42, 2009

天然ガスから石油代替液体燃料を製造するGTLプロセスの基幹原料となる合成ガス製造の高効率化を目指し、直接接触部分酸化触媒の開発を行っている。第37回討論会においてCeO2+ZrO2++MgO複合担体上で効率的に部分酸化反応が進行することを報告した。より高圧、高GHSVでの反応を実現するために、本触媒の利点を活かしたフォーム触媒の調製に成功し、2000時間の長時間反応を達成したので詳細を報告する。