著者
中村 かおり 近藤 裕子 向井 留実子
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌 (ISSN:18813968)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.10-11, 2018 (Released:2019-02-06)
参考文献数
15
被引用文献数
1

In academic writing, citation instruction is necessary, but there has not been sufficient study on teaching it effectively. Especially in the case of indirect quotations, the tendency to summarize or explain the original text can be seen and there has been very little discussion on how to adapt a summary to an indirect quotation. On the other hand, summarization has long been carried out and researched as a part of reading and writing instruction and that knowledge has accumulated. This paper will examine whether or not the summarization taught in reading/writing is relevant for the purpose of indirect quotation instruction.
著者
中村 かおり 向井 留実子 近藤 裕子
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌 (ISSN:18813968)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.26-27, 2019 (Released:2019-07-02)
参考文献数
7

As part of a Japanese language academic writing class for international graduate students, a trial activity to enhance the understanding of the use of references in specialized fields was used. The students considered the placement and purpose of citations and how they were introduced in papers in their own fields of study and responded to questions about what they found. Their responses showed that, through this activity, they gained not only a better understanding of the use of references, but their understanding of the content of the paper deepened and they were better able to evaluate the paper. It appears that this activity can be effective with a class of students from different fields.
著者
乾 正幸 大和田 進 近藤 裕子 蘇原 直人 乾 純和
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.57-60, 2011-06-10 (Released:2013-07-19)
参考文献数
5

大腸内視鏡検査に送気は不可欠であるが,空気による送気では残留空気による腹満感が出現することがある。そこで,今回スクリーニングを含む大腸内視鏡検査における炭酸ガス送気の有用性と経済性を評価することを目的とし臨床研究を行った。対象は2009年9月10日から2009年12月1日までに乾内科クリニックで施行された大腸内視鏡検査(軽処置を含む)101症例にアンケート調査を行った。この間,全例に炭酸ガス送気を用いた。また,大腸内視鏡検査1件あたりの炭酸ガスのランニングコストを,6.6kg一本の炭酸ガスボンベのコストを総検査数で除して算出した。症例の内訳は,男性49名,女性52名,年代の最頻値は60代であった。検査中及び検査後の腹満感については,楽であったと答えた群が大幅に上回った。空気送気による大腸内視鏡検査歴のある被験者で前回の検査と今回の炭酸ガス送気の検査の腹満感の比較でも楽であったとの回答が大幅に上回った。また検査中及び検査後の腹満感について統計学的検討を行ったが腹部手術歴の有無や大腸内視鏡検査歴の有無によらず腹満感は軽減されたことが示された。今回の検討期間内における大腸内視鏡検査1件あたりの炭酸ガス使用量は0.16kgであった。炭酸ガスボンベ一本6.6kgの単価は9,000円であり,1件あたりのランニングコストは227円であった。
著者
山本 聡美 山本 悠介 近藤 裕子 廣瀬 倫也 北島 治 鈴木 孝浩
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.311-314, 2015-05-15 (Released:2015-08-19)
参考文献数
5

全身麻酔下に帝王切開術が予定された脊髄性筋萎縮症患者において,ロクロニウム筋弛緩とスガマデクスによる拮抗効果を評価した.挿管量としてロクロニウム1mg/kg投与後89.5分でポストテタニックカウント(post-tetanic count:PTC)は2に達した.その時点でスガマデクス4mg/kgを投与したところ,75秒で四連反応比は対照値に回復した.本症例ではロクロニウムへの感受性は増大していたが,スガマデクスにより迅速に回復が得られた.
著者
近藤 裕子
出版者
佛教大学
雑誌
佛教大學大學院紀要 (ISSN:13442422)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.61-67, 1999-03-01

人間を対象とする看護等の職業においては,人間をどのようにとらえれば,人間全体を把握できるかの検討は重要である。日本では古来から「身心一如」の考えから,心身一元論的なとらえ方が一般に行われてきた。しかし人間は,身体的にはとらえやすくても心理的にはとらえにくい。人間をどのようにとらえるかは,それぞれの人によってまた,どのような視点でみるかによっても異なってくる。人間の姿や心を,能楽を通して演じた世阿弥によって記述された,さまざまな人間の姿から,看護学における人間のとらえ方への応用を考察する。