著者
鈴木 秀夫
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.67-76, 1962-02-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
14
被引用文献数
14 9

最終氷期の周氷河現象が,低い所では,北海道の大部分と,下北半島にみられることを示し,この地形的事実から,当時の気候区界を求めた。これによつて,日本海は,北部を除いては,冬期,凍結していなかつたと推定する。
著者
鈴木 秀夫
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.330-338, 1969
被引用文献数
3

毎日の気候資料から,エチオピアの気候像を組み立てた.エチオピアには大小2つの雨季があるといわれてきたが,小雨季は2回あって計3回の雨季に分かれることを明らかにした.大雨季は赤道西風によるものであり,小雨季は2回ともインド洋からの気流の流入による.ただし南西エチオピアで大雨季の長い所では,降水はほとんど1つの山になり,南東エチオピアでは風下のため大雨季がなく,降水の山は2つになる.これらのことを水平的および垂直的分布図で明らかにした.
著者
鈴木秀夫著
出版者
古今書院
巻号頁・発行日
1969
著者
鈴木 秀夫
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.205-211, 1962-05-01 (Released:2008-12-24)
参考文献数
6
被引用文献数
32 23

資料としては,もっとも密度の細かい区内観測所を使用し,方法としては,気候は毎日の天気現象の綜合であるという定義にできるだけ忠実に,日本の気候区分を行なった.その結果,寒帯・中緯度気候帯,裏日本気候区・準裏日本気候区・表目本気候区,多雨区・少雨区の組み合せによって9つの気候区を認め,とくに境界線に注意して区分した。
著者
鈴木 秀夫
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.171-180, 1972-12-28 (Released:2009-08-21)
参考文献数
56
被引用文献数
1 2

Locations of the main frontal zones in the Würm Glacial Age are reconstructed as in Fig. 1. Abbreviations in the figure are as follows: A; Arctic or Antarctic Front, P; Polar Front, NI; Northern Intertropical Convergence Zone, SI; Southern Intertropical Convergence Zone, s; northern summer location and w; northern winter location. An English version of this article with a slight difference in explanation has already appeared in the Bulletin of the Department of Geography University of Tokyo No. 3, 1971, under the title of “Climatic Zones of the Würm Glacial Age.”
著者
鈴木秀夫 久保幸夫著
出版者
朝倉書店
巻号頁・発行日
1980
著者
三ツ峰 秀樹 田中 君明 鈴木 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.421, pp.17-22, 1998-11-19
被引用文献数
1

ドラマ番組の製作ではリアルな情景を実現するためにセットや俳優のメイクが重要な要素として位置付けられている。時代劇においては、とりわけカツラ装着の自然さが番組の完成度にも影響を及ぼす。ハイビジョン番組制作では、その精細さ、質感の再現性という長所の反面で、こうした問題がより顕著になる。現状ではより決め細かな作業を伴った労力および多大なコストをかけてこれに対応しているが、場合によっては演出の自由度までもが制限される。そこで、我々は撮影後に画像処理を施すことで映像中の不自然な箇所を補正する手法の検討を行っている。今回、検討した手法のコンピュータシミュレーションを行い良好な結果が得られたので、ここに報告する。