著者
大塚 美智子 森 由紀 持丸 正明 渡邊 敬子 小山 京子 石垣 理子 雙田 珠己 田中 早苗 中村 邦子 土肥 麻佐子 原田 妙子 小柴 朋子 滝澤 愛 布施谷 節子 鳴海 多恵子 高部 啓子 河内 真紀子 増田 智恵 川端 博子 薩本 弥生 猪又 美栄子 川上 梅 渡部 旬子 倉 みゆき 丸田 直美 十一 玲子 伊藤 海織 角田 千枝 森下 あおい 上西 朋子 武本 歩未
出版者
日本女子大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

2014~2016年に関東、関西、中部、中国、九州地区で3200名、約50項目の日本人成人男女の人体計測を行い、マルチン計測による3200名と三次元計測による2000名のデータベースを構築した。これにより、アパレル市場の活性化と国際化が期待でき、JIS改訂の根拠データが得られた。人体計測データの分析の結果、現代日本人は20年前に比べ身長が高く、四肢が長いことが明らかになった。また、若年男子のヒップの減少と中高年成人女子におけるBMIの減少が顕著であった。
著者
雙田 珠己 干川 隆
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は3つある。 1.健常者がズボンを着衣する時の生理的負担を評価する 2.運動機能障害者の着脱動作を分析し、障害別に動作特徴を把握する 3.障害に応じてズボンを修正し、修正効果を確認する。その結果、ズボンの着衣動作は自律神経の働きに影響することが示唆された。さらに、脳性マヒ、二分脊椎、脊椎損傷の3患者について、ズボンの着脱動作を分析し、脳性マヒの症例についてはズボンの修正を行った。
著者
雙田 珠己 鳴海 多恵子
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究の目的は、1.肢体不自由児と保護者を対象とした衣生活教育プログラムの実践2.子どもたちの衣生活を改善する修正衣服の検討である。衣生活支援活動は、肢体不自由特別支援学校の高校生と保護者を対象に、前者には着装に関する授業を行い、後者には既製服を障害に合わせて修正する技術指導を行った。また、被験者5人の着脱動作に合わせて既製ジーンズを修正し、着脱時の生理的負担が軽減されることを確認した。
著者
雙田 珠己 鳴海 多恵子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.739-747, 2003-09-15
被引用文献数
4

本稿は,運動機能に障害がある人の衣生活を明らかにすることを目的として,運動機能に障害がある人自身を対象に調査を行い,以下のような結論を得た.(1)今回の調査対象者は,86.4%が車イスを利用しており,脳性マヒの人が全体の51.5%を占めた.(2)衣服の着脱が一人でできる人は,全体の62.1%であったが,「難しいところだけ手伝ってもらう人もそのうちの半数みられた.(3)衣服の購入については,スーパーやデパートの利用が多く,介護用品の専門店やコーナーを利用している人はいなかった.約90%の人が一般の既製服を中心に衣生活を賄っており,既製服を「そのまま着ることが多い」人は63.6%であった.衣服を購入するときに,自分で店舗に行く人は60.6%みられ,衣服への関心の高さが伺われた.(4)調査対象者の衣生活に対する意識を測定し,因子分析した結果,5つの因子が抽出され「おしゃれ心」「自意識」「所有欲」「社会性」「自尊心」と命名した.年齢層と着脱の自立の状態別に,因子得点の平均値の差を分散分析により検定した結果,危険率5%で「所有欲」の因子に差がみられ,若年層は中高年層よりも「所有欲」が強いことが明らかとなった.一方,着脱の自立については,着脱の自立別に衣生活に対する意識の構造を比較したが,一人で着脱ができる人と介助を必要とする人に差は認められなかった.(5)「デザイン性重視」の人は,「着脱性重視」の人に比べ有意な差をもって「所有欲」と「自意識」および「おしゃれ心」の因子得点が高かった.以上より,障害がある人の衣生活に対する意識には,一人で着脱できるか要介助かといった着脱の自立の違いは,影響をおよぼさないことが明らかになった.障害がある人の衣服を考える際に自立の状態を重視し,着脱性だけを考慮することは,装いに対する好みや意欲を否定することになると懸念された.