著者
馬場 哲晃 笠松 慶子 土井 幸輝 串山 久美子
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.11, pp.1-6, 2010-08-16

著者らはこれまでペルチェ素子を用いた温冷呈示インタラクションに関する研究を継続しており,本稿ではその知見をビデオゲームインタラクションに応用する.これまでビデオゲームにおける皮膚感覚呈示では振動モータを利用したものが主であり,温冷呈示のインタラクション手法に関する検討が少ない.そこで本研究では実際にペルチェ素子を配したゲームコントローラとシステムを自作し,ペルチェ素子の各出力条件 (100,80,60%) におけるユーザの反応時間を測定・検証した.結果としてユーザの反応時間と温度変化速度は冷却試行においては関連があることや,ゲームシステムに利用するための反応時間に関する知見を得ることができた.上記を応用し,実際にビデオゲームシステムを制作し,ユーザからの意見やその様子をまとめた.We have been continuing a study about thermal sensation interaction with peltier modules. In this paper we shall apply the techniques of interaction to a video game. It is major to use a vibration motor for tactile sensation in video game interactions. But there are few studies for applying thermal sensation to a video game. Then we experimented with response time of users under the condition 100,80,60 % output of our prototype controller device. As a result, we found there is a relation of response time and temperature change speed, and a concrete numerical parameter of a peltier element for a video game interaction. Based on above result of the experiment, we made video games that offer thermal sensation to users, and describe user's reactions.
著者
馬場 哲晃
出版者
首都大学東京
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

3年間の研究活動を通じ,論文誌5件,学会発表61件,知的財産5件の成果を残した.身体接触インタフェースでは,商品化4件を通じて,研究成果の周知浸透が実現できた他,福祉施設や教育施設における利用を実践した.
著者
卯田 駿介 馬場 哲晃 串山 久美子
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2013-EC-27, no.26, pp.1-4, 2013-03-08

近年光学画像認識技術の発展により,実物体と画像認識を組み合わせた “AR” によるアプリケーションが多く報告されている.AR に利用されるマーカには,オブジェク卜の形,色の他,光学マーカと呼ばれる特殊な 2 次元マーカなどが利用されるが,これらは実物体の物理特徴や印刷パターンであるため,ユーザによって作りだすことはできない.そこで著者らは,ユーザによって手軽に AR マーカを作ることができれば,より多くのユーザにとって AR システムにおけるユーザビリティの向上につながると考えた.具体的な手法としては,光学文字認識を利用して,手書き文字を AR マーカのように扱うことを検討している.本稿ではそれらの実験段階として,実物体に印刷された文字を利用したシーケンス型電子楽器 「Alphabet Sequencer」 を制作した.本稿では,「Alphabet Sequencer」 のシステムとその体験結果を報告する.
著者
馬場 哲郎 浦本 秀隆 山田 壮亮 桑田 泰治 永田 好香 重松 義紀 下川 秀彦 小野 憲司 竹之山 光広 花桐 武志
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.002-006, 2011-01-15 (Released:2011-04-27)
参考文献数
12

肺カルチノイド切除10例について臨床病理学的因子と治療成績に関して検討を行った.定型的カルチノイド(TC)が7例で非定型的カルチノイド(AC)が3例.平均年齢は49.5歳で,男性6例,女性4例(全例TC)であった.術前にカルチノイドの診断がついたのは4例であり,他組織型の肺癌と診断されたのが4例.術式は肺摘除が2例,二葉切除が1例,肺葉切除4例,区域切除1例,部分切除1例,気管支形成術1例であった.TCでは術後(平均観察期間63ヵ月)の再発例はなく,ACは全例が再発.カルチノイド全体での5年生存率は62.5%で,TCは100%,ACでは5年生存例はなかった.TCについては機能温存手術の適応の検討が,ACについては周術期の補助療法など集学的治療の検討が必要であると考える.
著者
吉池 俊貴 庄司 りか 助友 文香 對月 沙織 西川 忠宏 菊川 裕也 王 丹青 馬場 哲晃 串山 久美子
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2011-EC-21, no.10, pp.1-6, 2011-08-23

著者らはマスクや仮面,フルフェイスヘルメット,着ぐるみ等使用した際に顔面の動きを非接触にて計測しインタフェースとして利用可能なセンシング技術の開発を行っている.これまで,マスク型のオブジェクトにフォトリフレクタを多点配置する事で,非接触にて顔面の動きを計測する事ができた.顔面の動きは主に口,目,眉,頬の動きを計測している.本稿ではこの仕組みを利用して,顔面を入力としたインタフェースとして本機構がどのように利用可能かを提案する.
著者
馬場 哲晃 富松 潔
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.52, pp.96-97, 2005-05-30

There are various interfaces of musical instruments, such as keyboards, strings, percussions. Considering interfaces as a relation of "person and person", we made the electronic musical instruments "Freqtric Drums" so that the persons relate each other. "Freqtric Drums" is a electronic musical instrument with MIDI out. We can make sounds of drums (snare, symbal, tom, , etc) by touching other persons. Through production and the demonstration of "Freqtric Drums", we argue the values of the interface of "Freqtric Drums" which enable the players and audience relate or communicate each other.