著者
安川 正敏 長野 慶一郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.82-93, 1958-10

腸管へのCa排泄を窺うために, 家兎について, つぎの実験を行つた.即ち, 結紮によつて腸管を小腸, 盲腸, 近側結腸及び遠側結腸の4部位に区分し, 内容の移出入を阻止した家兎に, ^<45>CaCl_2を皮下注射し, 一定時間後に致死, 各区分の内容乾物量を秤量し, この一部を灰化して, cpmを計測した.この測定値について, ^<40>K等の天然放射性同位体に基づくcpmを補正した後, これから腸管各部位に存在するcpmの総計を算出, 比較した.結果はつぎの通りに要約される.1.上記4部位の, いずれにも, ^<45>Caの排出が認められた.2.全腸管中に存在する^<45>Ca量に対する, 各部位の占める割合は, 雌, 雄ともに, 小腸と近側結腸が高く, 1位或は2位を占める.この両者につぐものは盲腸であり, 遠側結腸が最低であつた.3.妊娠期には, 小腸の占める割合が高まる.4.上述の成績は, 必しも各部位の, 真の排泄能を意味しないであろう.というのは, 腸管内における^<45>Caの再吸収が, ありうるからである.
著者
田島 良男
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.127-130, 1955-11-30

1)アカ, クロ, モドウマツ, スギ, コノテガシハの幼植物で, 成葉の発出を目安として, 日長と幼形期→後続形期変移の関係を調べた.[table]2)アカ, クロ及びモドウマツの幼植物では, 日長の増加は針葉の発現を促す.また主軸の伸長並びに針葉数は日長の増加により促進されるが初生葉数は影響されない.3)スギ及びコノテガシハの幼植物は成葉発出には14時間前後の日長が好適であるが, ヒノキ幼植物の成葉発出は日長に影響されない.
著者
田中 實男
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.125-134, 1993-03-31

国民栄養的觀点から, 良質の動物性たん白質の供給源としての鶏卵が首位を占めていたのは1979年(昭和54)までであったが, 現在でも重要な地位を占めている.その鶏卵生産を担った採卵鶏経営は, 1960年(昭和35)ごろまでは農家の80%を占める450万戸で10羽程度の鶏が飼養されていた.しかし, 1965年(昭和40)に生産性の高い外国鶏が過半を占めるころには規模拡大が進行し, こののち経営数の急減と飼養羽数の急増は加速化され, 消費を上回る供給増大のために1974年(昭和49)には, 現在まで続く生産調整が開始された.この間の鶏卵生産の特徴は, 農外資本による鶏卵生産への参入であり, さらには1万羽以上飼養の経営数は10%ながら, 成鶏めす羽数シェアは90%にも達していることである.このように大規模化した採卵鶏経営の特徴は, 専ら規模拡大を指向して絶えず生産技術水準の向上を図っていることである.この点について, 18年間にわたる家族労力経営事例について点検すると, 明確に生産技術水準の向上が確認された.そのことは, 生産性の高い鶏種の導入による側面もあろうが, 他方, 高生産性の鶏種の能力を発揮させ得る管理能力の存在も示している.それらは, 1人あたり管理羽数の増大のなかで成鶏めす羽数規模の拡大を図りつつ, 平均産卵率を70%から75%へ, 平均卵重を58gから62gへ向上して成鶏年間産卵量を15kgから17kgへと増加させている.一方, 生産費の60%も占める飼料費については, 成鶏年間飼料消費量を殆ど増減のない39kgに保ちつつ, 飼料要求率を2.6から2.2へと低下させている.結果として, 管理労働1時間あたり鶏卵生産量は, 15kgから40kgへと向上した.鶏卵生産における生産技術上の改善努力がなされるなか収益性の動向は, 1974年(昭和49)に鶏卵の生産調整が開始され鶏卵価格は停滞するが, 飼料価格は高値を維持したままなので卵飼比は70%にも達していた.1985年(昭和60)の円高によって飼料価格は急落するが, 鶏卵価格も低落したため卵飼比は50%に下落した.しかし, 高卵飼比でも鶏卵価格が高水準の場合は, 所得は可成りの額が実現されるが, 鶏卵価格が低水準になると, 卵飼比は低下しても所得額は増大しない.低卵価のなかでの低所得額が, 現在の採卵鶏経営の実態である.このような状況の場合, これまでは規模拡大による鶏卵生産量の増大によって, 所得総額の維持拡大を図ってきていた.そして, 現在の鶏卵生産は, 規模拡大を行っても生産性水準の維持向上が可能であった経営のみによって担われて来ているのである.このことは, 18年間にわたる家族労力中心の採卵鶏経営の分析においても観察された.このような採卵鶏経営の困難さは, 古くから指摘されていたことでもあって, 採卵鶏を200〜300羽飼養して専業経営と言われた時代にも, 「農家殺すに刃物は要らぬ, 鶏を半年も飼わせれば良い」ということばがあった.鶏卵生産は, 農産物のなかでも所得率の最も低い作目の生産であるために, 昔からも生産技術上の失敗は許されなかったのである.これからの採卵鶏経営は, ますますその数を減じて行くであろう.他方, 鶏卵供給水準を維持するためには, 経営規模は拡大化を続けざるを得ない.その経営規模の拡大を図りつつ採卵鶏経営を存続させるには, 何よりも生産技術水準の維持向上の努力が前提条件となるのである.
著者
古賀 克也
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.156-162, 1958-10

ベンゼン, n-ブタノールを溶剤とし20℃で精製蛹油の均一系における鹸化速度をメタノール性, エタノール性及びブタノール性加里を用いて調べ次のごとき結果を得た.(1)0.4規定苛性加里による鹸化反応は見掛上2分子反応に一致するが稀釈濃度(0.2規定及び0.1規定)では2分子反応には一致しないことが明白に認められる.(2)鹸化価曲線より油分子全体としての反応速度は時間経過と共に逓減することがみられる.(3)反応各時間の鹸化価の比より異種溶媒, 異種濃度間の相対的速度を比較すれば, アルコール性加里液の鹸化速度はメタノール<エタノール<ブタノールの順序に大きくなる.苛性加里の濃度と鹸化速度の関係は溶媒を異にした場合もほぼ類似値を示す.
著者
難波 直彦 若松 千秋 山口 孝一
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.203-210, 1983-03-15

1.かんがい用調整池の水平ブランケットに粘性土を用いる場合, 地盤の沈下による変形に対する安定性を検討する方法として, 地盤土にWinkler-modelをあてはめた地盤反力法の適用を検討した.2.境界条件として, イ)両端固定, ロ)一端固定他端移動, ハ)一端固定他端自由の3種をとり, それぞれについての解を求めた.解に含まれる4つの積分定数C_i(i=1〜4)の無次元量G′_iについて, それぞれが無次元数αLに対して示す変化を調べ, αL≧7では境界条件いかんにかかわらず, 同じ結果(C′_1=C′_2=0,C′_3=C′_4=-1)を与えることを明らかにした.3.境界条件とαLの違いによるたわみと曲げモーメントとの軸方向の分布を比較した.αLが小さいときには, 境界条件による違いが目立つが, αLが大きいときには固定端からはりの中央部まで, ほとんど差異が無い.4.地盤, ブランケット材および荷重について一定の仮定を設け, 絶対値最大曲げモーメントの生じる固定端断面での曲げ引張り応力を調べた.はりの変形係数Eをパラメーターとし, 地盤反力係数kに対する最大曲げ引張り応力σ_tの関係を示した(Fig.10).5.安定条件を明らかにするため, ブランケット材として用いられた粘性土の曲げ試験, 一軸圧縮試験を行い, 限界応力, 変形係数の値を求め, 前項のFig.10に対比して, 限界条件の例を示した.6.上記の実例の施工実績を検討し, この方法による安定解析の可能性を明らかにしたが, 地盤反力係数kの決定法に, なお問題が残されている.
著者
冨田 裕一郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.105-114, 1972-03-30
被引用文献数
1

トリプトファン・グルコース反応液中のどのような成分が, 抗酸化能に関係しているかについて検討した.まず反応液を透析し, 非透析性のメラノイジンと透析性の低分子物質にわけ, 両者の抗酸化能を調べた.その結果, この反応液の抗酸化能は主としてメラノイジンにあるが, 低分子物質もある程度関与しているものと考えられた.その各々を凍結乾燥すると前者では抗酸化能の低下はみられなかったが, 後者では低下がみられ, 不安定な物質よりなることがうかがわれた.メラノイジンについてみるに, トリプトファン系のそれは, リジンおよびグリシンなどから作られたメラノイジンよりも強い抗酸化能を示し, メラノイジンの種類によって抗酸化能を異にすることがわかった.さらに, この反応液の透析される部分に存在する低分子の抗酸化性物質の検索を行なった.そしてまず, 抗酸化性物質の簡易な検出法について検討し, 試料が展開された薄層クロマトグラムにリノール酸を噴霧し, ある時間酸化させたのち, チオバルビツール酸を反応させ, 酸化が防止された部分が発色しないで白いスポットとして検出される方法, および同様にロダン鉄試薬で検出する方法を考案した.この検出法を用いて, イオン交換性樹脂(Dowex 50W(H^+))カラムで分別された分画について抗酸化性物質の検索を行なった.そして, 前記の透析液には少なくとも5つ以上の抗酸化性を示す物質が検出され, そのうちの一部はレダクトン類で, すべて極めて不安定な化合物よりなることがわかった.そしてキヌレニン, ヒドロキシキヌレニンなどのトリプトファン分解物の存在は確認出来なかった.すなわち, トリプトファン・グルコース反応液の抗酸化能は主として着色物質のメラノイジンによっており, それにレダクトン類を含む数種の不安定な反応中間物質が共助的に関与して発現しているものと考えた.
著者
冨田 裕一郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.161-170, 1971-09-25
被引用文献数
1

トリプトファン・グルコース反応系の抗酸化能発現に影響する諸条件について検討した.1.抗酸化能は反応条件によって大きく支配されることが明らかとなった.しかも, 抗酸化能は検討した全ての因子によって変化することが認められ, 反応の進行度を示す着色度と平行することが明らかとなった.2.一般にアミノ・カルボニル反応による抗酸化性の発現は, アルカリ性側で, 加熱反応温度が高い程, 加熱時間の長い程大きい.しかし, 反応するアミノ酸や糖の濃度によって極限のあることが明らかとなった.
著者
西中川 駿 鈴木 秀作 大塚 閏一
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.79-86, 1980-03-19

絶食がマウスの乳腺組織, 特に実質および脂肪組織と血管分布に如何なる影響を与えるかを検索するために, ICR-JCL雌マウスを用い, 処女(102例)および泌乳期(74例)の乳腺について観察した.検索方法は前報と同様である.1.成熟処女マウスの絶食後の体重は, 5日で約9gの減少がみられ, 乳腺および卵巣の重量は, 90日齢無処置のものの約1/3,1/2の重さであった.絶食1日目の乳腺の構造と血管分布は, 無処置のものと大差はなかった.絶食2日の乳腺は, 間質のunilocular脂肪細胞の一部に退行がみられ, これらに分布する血管に縮れがみえはじめた.3日では, 脂肪細胞の大きさや量は減少し, 血管は2日のものより退縮していた.4日の乳腺脂肪組織は, 脂質の消失により, 多くの腺様細胞からなり, 血管も著しく縮れていた.5日間の絶食では, 脂肪細胞の顕著な退化とbudや導管の部分的な退行によって, 乳腺域はせばめられ, また, 血管分布の密度も低く, 絶食4日のものより著しく縮れていた.2.泌乳マウスの絶食後の体重は, 6日で, 無処置のものより約13gの減少がみられ, 乳腺および卵巣の重量は, 無処置の約1/3,1/2の重さであった.絶食1日の乳腺構造は, 無処置のものと比べ, ほとんど差はなかった, 2日では, 乳腺実質の腺胞に崩壊がみられ, 脂肪細胞の出現もみられたが, 無処置のものより少なかった.絶食3日の腺胞は, 不規則な崩壊を示し, また, unilocular脂肪細胞の出現は2日のものより多くみられた.これらに分布する血管には縮れが生じていた.4日では, 腺胞の崩壊は著しく, 腺腔はみられなく, また, 脂肪細胞は完全に消失し, 血管分布密度も低く, 縮れていた.絶食5,6日では, 腺胞は退化上皮の塊としてみられ, また, 導管や小葉の周囲には, 結合組織の増加がみられた.これらに分布する血管は著しく退縮していた.3.以上の観察から, 処女期での絶食は, 脂肪組織とその血管分布に退縮を起こさせ, 泌乳期では, 腺胞の不規則な崩壊, 脂肪細胞の出現阻止ならびにその血管に退縮を起こすことが示唆された.
著者
松尾 英輔 野中 淳 有隅 健一
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.49-53, 1979-03-19

1)蔗糖および生長調節物質を用いて親りん片に処理を行い, 出葉の早晩および出葉形態に及ぼす影響について調べた.2)仔球の出葉はEthrel, NAA, IBAおよび蔗糖散布処理区でもっとも早く, 逆にGA浸漬, 水浸漬処理区でもっとも遅かった.3)NAA処理では浸漬および散布処理とも他の処理と比べてETPが少なく, HETPが多かった.4)IBA処理では他の処理と比べ, 着生仔球数が著しく増加した.
著者
柳田 宏一 小山田 巽 中西 喜彦 東條 英昭 小川 清彦
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.19-24, 1978-03-19

野草地周年放牧牛における乳量, 乳成分および乳質の分娩季節の違いによる変動について調べた.また, 哺乳牛における体重の増減量の変化を乳量の変化と関連させ検討した.供試牛は, 鹿大農学部入来牧場で昭和43年から昭和52年の間に繁殖に供した母牛実頭数35頭を用いた.すなわち, 泌乳量と乳質については延べ70頭を, 1日当たりの体重変化については延べ169頭(哺乳牛126頭, 非哺乳牛43頭)をそれぞれ対象に測定した.なお泌乳量については, 泌乳前期(0〜3カ月)と後期(4〜6カ月)に分け分析した.1.野草地周年放牧牛の泌乳量は舎飼牛の泌乳量に比較して, 前後期ともに各季節を通して少なかった.分娩季節による泌乳量の違いは, 哺乳前期は季節間で差がなく, 冬季でもかなりの量が維持されていた.しかし, 後期の泌乳量は秋季と冬季の間で有意な差が認められ(P<0.05), 冬季は他の季節に比較して低下していた.これらのことは, 前回で得られた生後3カ月(哺乳前期)の子牛の発育に季節差がなく, その後(哺乳後期)の発育は冬季で著しく低下する事実とよく一致している.2.乳成分についてみると, 比重は冬季に低下し(P<0.05), 脂肪率や無脂乳固形分も秋季から冬季に低下する傾向にあったが, その差は有意でなかった.アルコール陽性乳の出現率は夏季に高くなり季節間で有意な差を示した(P<0.01).3.哺乳牛における1日当たりの体重増減量をみると, 哺乳牛は冬季に同時期の非哺乳牛に比べ著しい体重減少を示し, その程度は, 哺乳後期に比べ前期で顕著であった.
著者
小川 清彦 中西 喜彦 柳田 宏一 根比 長幸
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.123-134, 1983-03-15
被引用文献数
1

鹿児島県下の草地利用型牧場について, 草地造成面積, 牧場数, 管理主体の性格, 飼養管理, 家畜および草地の問題点, および冬季の貯蔵資料の状況などを分析した.その結果は次のとおりである.1.鹿児島県下の総草地造成面積は1961年から1980年までの間に6,205.0ha造成されている.また, その約半分の3,163.6haが1966年から1970年までの5年間に造成されたが, 現在までも一定の草地造成が行われている.2.牧場数を管理主体別に区分すると, 公共牧場 : 47牧場(2,027.9ha), 農業公社牧場 : 12牧場(399.7ha)および一般牧場 : 230牧場(3,681.2ha)の計289牧場である.3.飼養管理についてみると, 肉用牛では調査した31牧場中周年放牧61.3%, 夏季放牧32.3%および舎飼い6.4%の牧場数になっている, 一方, 乳用牛では14牧場中舎飼い50.0%, 夏季放牧28.6%および周年放牧21.4%の牧場数となっている.4.各牧場の問題点のおもなものは雑草繁茂が肉用牛では74.2%の牧場で, 乳用牛でも50.0%の牧場で指摘されている.さらに, 施肥量の不足や草地利用法のまずさがそれぞれ半数近い牧場で指摘されている.5.冬季飼料の貯蔵状況をみると, 肉用牛で61.3%の牧場で, 乳用牛で28.6%の牧場で不足している.粗飼料確保についてみると, 肉用牛で乾草調製を54.8%の牧場で行い, さらに25.8%の牧場でサイレージを調製している.また, 61.3%の牧場で稲ワラを購入している.乳用牛では乾草調製を42.9%の牧場で行い, サイレージ調製を78.5%の牧場で, また, 稲ワラは57.1%の牧場で購入している.6.繁殖牛の受胎率は, 肉用牛, 乳用牛ともに60%以上の成績を示す牧場数は50%以下と少なかった.これは産草量の不足や牧草貯蔵法の未熟さと密接に関係しているように思われる.