- 著者
-
徳田 英幸
- 出版者
- 公益社団法人 精密工学会
- 雑誌
- 精密工学会誌 (ISSN:09120289)
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.10, pp.1645-1648, 1992 (Released:2009-10-08)
- 参考文献数
- 8
本稿では, 高度分散リアルタイムオペレーティングシステムReal-Time Machの概要, 特にリアルタイムスレッド, リアルタイムスケジューラ, リアルタイム同期機構に関して概説した.現在Real-Time Machは, Sun3, DECstation5000, i386/486PCマシン上で稼働している.特に, CBSRP (Capacity-based Session Reservation Protocol), XTP (Express Transport Protocol) 等のリアルタイムプロトコルの開発, マルチメディアサーバ/ツールキット, ビデオホーンシステム, リアルタイムデータベースサーバ等の研究開発に利用されてきている.また, 新しいシステム機能として, ネットワークプロトコルサーバ (NPS) やリアルタイムIPCなどの拡張が行われている.Real-Time Machは, Mach3.0と同様にCMUから配布されており, 詳しい情報は, 電子メールでmach3@cs.cmu.eduへ問い合わせることができる.