著者
萩行 正嗣 上谷 珠視 東 宏樹 大竹 清敬
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.200-210, 2021 (Released:2021-12-01)
参考文献数
14

近年,ICT の発達に伴い,災害対応の現場でもこれらを活用した災害対応の効率化が行われている.特にTwitter やLINE に代表されるコミュニケーションツールは被災者一人一人と災害対応機関とのコミュニケーションを変えつつある.本稿では,現在コミュニケーションツールが災害対応の現場で活用されている例やその背景にある技術について紹介するとともに,我々が開発中の防災チャットボットSOCDA の機能と展望についても紹介する.
著者
平部 正司 善久 竜滋 宮元 裕章 生田 耕嗣 佐々木 英作
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.195-204, 2019 (Released:2019-12-01)
参考文献数
13

5G やBeyond 5G に向けて基地局の大容量化が進み,バックホール,及びフロントホールの大容量化の要求が高まっている.近年,無線通信の大容量化技術としてOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重無線伝送が注目されている.本稿ではOAM モード多重無線伝送をミリ波に適用することによりスモールセルのバックホール,フロントホールに向けた100Gbit/s クラスの無線伝送が可能であることを示す.OAM モード多重無線伝送技術について解説し,筆者らが行ったOAM モード多重無線伝送実験結果について解説する.筆者らは等間隔円形素子配置アレーアンテナ(UCA:Universal Circular Array)とDBF(Digital Beam-Forming)技術で構成したOAM モード多重無線伝送実験装置によりE-BAND で屋外伝送実験を行い,8OAM モード多重と偏波多重により256QAM で16 多重の伝送を達成した.
著者
谷 誠一郎
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.102-112, 2020 (Released:2020-09-01)
参考文献数
84

量子コンピュータは,量子力学の原理を用いて計算を行うコンピュータであり,現在のコンピュータを超える計算能力を発揮することが期待されている.そのためには,量子コンピュータのハードウェアを効果的に使って計算を行うアルゴリズム(量子アルゴリズム)が必要となる.本稿では,これまで行われてきた量子アルゴリズム研究を概観し,課題と展望について議論する
著者
鈴木 一哉 森本 昌治 岩井 孝法
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.12-20, 2018-06-01 (Released:2018-06-01)
参考文献数
32
被引用文献数
1

近年全ての'もの’をインターネットにつなぐという IoT(Internet of Things)という考え方に基づき,実社会の課題解決を目指した技術の研究・開発が盛んに行われている.IoTでは,気温や監視カメラの映像など実社会に関わる情報をインターネットに接続された `もの’により収集し,クラウド上にて動作するデータ分析技術を用いて分析・判断し,更にはインターネットを通じて実社会にフィードバックする.IoTが大きく注目されている背景には,モバイル網に代表されるネットワーク及びクラウドの成熟と各種データ分析技術の発展が挙げられる.しかし,IoTを活用した様々なユースケースの実現を考えたとき,既存のクラウドネットワークには様々な課題が存在する.本論文では,IoTを活用する上でのクラウドネットワークの課題を挙げ,課題解決のための技術を解説する.
著者
山崎 克之
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.44-51, 2012-06-01 (Released:2012-09-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1