著者
山縣 友紀 櫛田 達屋 大浪 修一 桝屋 啓志
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.3H1GS3d01, 2021

<p>生命科学領域では知識共有を目指してオントロジーの開発が盛んである.しかし,知識の蓄積が浅いテーマについては,一貫性をもった知識の体系化が課題となりそのままでは知識の相互運用も困難となる.そこで,本研究では新知識を体系的に定義し,既存知識への積み上げを可能とする知識基盤の構築を目指す.そして,その実現に向けて生命活動の中心となる生命の恒常性とその破綻に注目し,ホメオスタシスインバランスプロセスオントロジー(HoIP)を開発する.本オントロジーは,上位オントロジーを参照し,恒常性破綻に関する概念まで特殊化することで,生命科学横断的な体系化を一貫的に行う.次に,COVID-19について現実社会の要請に応じた新たな知識の蓄積に取り組む.COVID-19機序解明には感染症学をはじめ,免疫学,分子生物学等幅広い専門領域から感染における一連のメカニズムを説明することが不可欠である.本研究ではCOVID-19におけるウイルス作用と生体防御作用との恒常性破綻による進行過程について粒度横断的に概念を組織化する.さらに,ワクチンをはじめ既存のオントロジーとの関連知識の知識統合による重症化リスク低減を目指す.</p>
著者
船木 洋晃 佐々木 彬 岡崎 直観 乾 健太郎 深田 陽介 竹下 隆一郎 田森 秀明 野澤 博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.1K32, 2014

<p>本研究では2013年の参議院議員選挙より解禁されたインターネット選挙を受け、 ツイッター上での選挙運動を分析し、実際の選挙結果との相関を考察する。さら に,特定の候補者に対する当選・落選を期待する言語表現から当選運動・落選運 動を予測する分類器を生成し、各候補者に関する運動の盛り上がりを分析する。</p>
著者
佐々木 淳
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.3P1OS16a02, 2020

<p> 筆者が行っている TVCM の解析プロジェクト「 Creative Genome Project 」では、日本の TVCM における代表作品群を解析し、視聴者の読後感を基に TVCM における「体験」を 16 に分類している . ( この「体験」を本解析モデルにおいては CCT( コミュニケーション・コンセプト・タグ ) と呼称している . ) これら CCT を簡易に再現可能にするため , 今回は 11 種類の CCT に対して以下の研究を行った . ① まず 11 の CCT それぞれを特徴付けるため , 各 CCT に属する代表的な CM コンテンツの持つ深層構造(物語の骨格・フレーム)を解析し , 11 の各体験パターンそれぞれに対して , この構造を反映した典型文章を作成した . ② これらの典型文章に対し ,16 業種の商品やサービスを代入し , 意味的な練度を保つ文章を作成した . その上でこれら文章においても ,CCT や読後感がずれていないかを検証した . 結論として ,11 の CCT について概ね再現が良好であった . 以上について , 主に方法論と結果 , 今後の課題について報告する . </p>
著者
渡辺 哲朗 松尾 豊
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.4M11, 2015

<p>政治資金の不適切な収支は社会的注目度の高い問題であり、不適切な政治活動実態は見逃されるべきではない。本研究では、Web上の情報を用いることによって政治資金収支報告書を分析し、不適切な政治資金の収支を自動検出するための手法の提案を目指す。政治資金収支報告書に記載のある収支相手の名称・住所などを用いて、関連情報をWeb上から効果的に抽出し、これを外部情報として利用することにより、適正性の判定を試みる。</p>
著者
竹中 幹 浦野 昌一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1G4GS2c05, 2021

<p>近年、不規則に経済情勢が変化し、 多くの企業の情報がインターネットに飛び交う中、投資家はリスク回避のため様々な情報を元に企業を評価し、株の売買の意思決定をすることが必要となってきている。しかし、投資家がそれら全ての情報を評価することは困難である。そのため、現在、莫大な情報を正しく評価することが求められている。そこで本稿では、投資家の意思決定を手助けするために、ネットニュースなどの株価に関する企業の情報に自然言語処理を用いることで新たな入力変数を導入し、株価の「始値」「終値」「高値」「安値」とともに予測モデルに適用することを提案する。予測手法としては、重回帰モデルとニューラルネットワークを用いる。複数の個別企業銘柄の株価予測に提案法を適用し、シミュレーションにより提案法の有効性を比較検証することで高度な株価予測を目指す。</p>
著者
今田 隆人 瓜生 紗希 甲斐田 裕清 北村 花梨 中川 聖加
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.3H4GS11a01, 2021

<p> 本研究の目的は、検索エンジンによるアルゴリズムによってユーザーが好みの情報に囲い込まれるという弊害があるフィルターバブルに対して、多様な情報に触れることができる環境の形成手段について調査することである。先行研究では、フィルターバブルのもたらす効率性や合理性について肯定的な主張が成されている一方、イデオロギーの極性化や、それに伴う社会の分断の可能性といったフィルターバブルの危険性についても言及されている。 本稿では、多様な情報に触れるナッジを検討し、導入した場合と導入しなかった場合で対照実験を行った。本研究から得られる知見によって、フェイクニュースやヘイトといった社会の分断にも繋がりかねない問題の解決の一助となることを示唆する。</p>
著者
沖本 天太 ジョ ヨンジュン 岩崎 敦 横尾 真
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.1F24, 2011

<p>分散制約最適化問題(DCOP)はマルチエージェントシステムの様々な問題を表現する代表的な枠組みである. DCOPはNP-hardであるため,大規模な問題に適用可能な非厳密解法が多く提案されているが,これらのほとんどは解品質を保証しない.本論文では解品質を保証する非厳密解法を提案する.実験では本解法が既存の解品質を保証する非厳密解法と比べ,より高品質の解およびバウンドを高速に与えることを示した. </p>
著者
Shan Junjie 西原 陽子 山西 良典 福本 淳一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.4F14, 2017

<p>近年、アニメを代表とする日本のポップカルチャーが世界中に発展するに従い、日本語を勉強する人が増えている。学習者が増加すると共に、二つの問題が現れる。一つは教材が足りない事。二つ、伝統的な教材にはコミュニケーション能力への訓練が足りない事。 本研究は、豊かな音声や対話を含む日本アニメを新しい日本語勉強素材として、アニメの台詞を日本語各レベルとの内容を合わせ分析し日本語勉強者に向いて活用可能とする。</p>
著者
本間 大貴 青木 達哉 堀井 隆斗 長井 隆行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.3J2GS6b03, 2021

<p>近年,我々の生活を直接支援してくれるホームロボットの実現が期待されているが,未だ実現には至っていない.その理由の1つとして,ロボットにおける人間の言語命令の処理の難しさが挙げられる.例えば,与えられた発話の内容はいつ行うべきなのかを,ロボットが判断できる必要がある.「キッチンのシンクに片づけて」と言われたとき,その内容をすぐに行うと判断し,何も物をつかむことなくシンクに行ってしまっては意味がない.また,発話は人間が与えるものであるため,言い間違えをしてしまう可能性がある.そのため,発話を全て鵜呑みにせず,発話が妥当であるかどうかをロボット自身が判断する必要がある.提案手法は,ロボットの状態の遷移,各状態におけるマルチモーダル情報の分布を学習する確率モデルを利用し,状態ごとの単語の出力分布から言語命令の尤度を計算することで,先述した2つの問題を解決する.提案手法の有効性を示すため,時制の推定精度を他の手法と比較した.また,発話が間違っていた場合に,発話者が本当に言いたかったと思われる発話をスムーズに提示できるか,そもそも発話を疑うことでどれほど精度が向上するかを定量的に示した.</p>
著者
小川 祐樹 高野 雅典 森下 壮一郎 高 史明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1D4OS3c03, 2021

<p>様々なニュースメディアが存在するなか、人々のニュースに対する意識や行動も多様化してきている。ネット上におけるニュース接触に関しても、新聞社・通信社が運営するニュースサイトや、ポータルサイトからニュースを知るといった場面だけでなく、SNS上でニュースを知るといった場面も一般的になりつつある。一方で、TwitterなどのSNSは同質な情報環境になりやすいことから、利用者が接触できるニュースの範囲や内容が限定的になってしまうことで、多様な情報に接触する機会が低下してしまうことが懸念される。本研究では、Twitter上でのニュースツイートに着目し、このツイートの閲覧者がその後どのようなニュース動画の視聴行動を行ったかを分析することで、Twitter上でのニュース閲覧の効果を考察する。具体的には、ニュースのツイートとそこからリンクされるニュース動画の視聴ログを用いて、ニュースの継続視聴や視聴ジャンルの変化などの行動を分析する。</p>
著者
今井 智也 三上 貞芳
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.3C44, 2009

<p>本研究では多様に変化する環境においてマルチエージェントが行動選択の競合により生じる学習効率の低下を回避するシステムを提案する.具体的にはエージェントが他のエージェントの行動を単純な線形時系列予測を用いて大まかに予測し,予測された結果から強化学習を用いて行動選択を行うことで,エージェント全体を協調状態へと収束させる.検証のため,連続場での椅子取りゲーム問題を提案し,計算機実験で有効性を確認した.</p>
著者
伊藤 誠基 砂山 渡
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.4C3OS1a01, 2021

<p>近年,オンラインチャットによる対話の機会が増えてきているが,意図的あるいは無意識に相手を傷つけるコメントが発信されることがある.多くのシステムでは,あらかじめ送信することが適切ではない単語を用意して,その単語を含むコメントを発信できないようにすることが多い.しかしこの方法では発信する側の意識を変えることはできないため,根本的な解決を与えるには至っていない. そこで本研究では,誹謗中傷コメントの発信を未然に防止する機能として,誹謗中傷の可能性があるコメントの発信者にメッセージを表示して,内容の意識と確認を促す機能,ならびにコメントを受け取るユーザの,誹謗中傷によるこれまでの蓄積ダメージを推計して可視化する機能を提案する.これらにより,コメントを発信するときのユーザの意識の変化を促す.実験により,提案する機能が誹謗中傷コメントの発信防止に繋がるかどうかを検証した.</p>
著者
西原 陽子 岩佐 一樹 福本 淳一 山西 良典
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.1H4NFC01a3, 2014

<p>spamメールに代表される有害文書のフィルタリングでは、文書内の単語に有害なものがあれば有害文書とする方法が多く提案されている。しかし、ある文書が無害に見える単語だけで構成されていても、特定の文脈では有害文書となることがある。本研究では有害文書として電子掲示板に投稿され他者を誹謗中傷するコメントを取り上げ、誹謗中傷をするコメントを抽出するシステムを提案する。</p>
著者
橋本 大輝 堀 浩一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1J2J602, 2019

<p>航空宇宙工学などの技術及び学問分野は、様々な分野の成果とその複雑な関係の元成り立っている。 よって特に初めてその分野を学ぶ人にとって、その全体像を把握するのが難しいことが多い。さらにその分野の中で研究をし未解決の問題に取り組もうとした場合にはその問題にかかわる要素がとてつもなく多いため、何に着目して研究を進めるべきかを判断するのは困難を極めるかもしれない。 本論文ではこういった分野の理解に役立つようにその分野に関わる論文群をその意味によりPoincare Embeddingに基づき双曲空間上に埋め込むことで論文の内容とその抽象度に従って木構造状に整理し可視化し、分野全体を俯瞰できるような仕組みを提案する。 さらに可視化された構造をWasserstein Distanceなどを用いて分析することで、今後その分野に取り組む際にどのような点に着目うるかを考える補助になる情報を視覚的に提供する仕組みを提案する。 これにより文章間の関係を大まかに捉えた可視化を作成することができ、それを分析することによりその分野に関する新たな知見を得ることに役立った。</p>
著者
柴田 有基 澤井 千春 篠田 広人 石野 亜耶 竹澤 寿幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.4P2GS602, 2020

<p>近年,AIなどの新しい技術を使用したベンチャー企業が数多く創業されている.このようなベンチャー企業に対する,ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの投資も増加している.投資を行う上で,どのようなベンチャー企業があり,どのような活動をしているのかといった企業情報は,重要な判断材料である.しかし,ベンチャー企業は,上場企業とは異なり,情報が整理され公開されていないことが多いため,企業情報を収集するのは困難である.この問題を解決するために,我々は,Webからベンチャー企業の情報を網羅的に自動で収集するための研究を行っている.その第一歩として,AI関連のベンチャー企業のホームページから,会社概要が掲載されているページ(会社概要ページ)を,機械学習を用いて自動抽出する手法を提案する.提案手法の有効性を確認するための実験を行い,提案手法では精度0.794、再現率0.452で会社概要ページを抽出することができた.</p>
著者
清水 大輔 長谷部 浩二
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.2F5OS20b05, 2020

<p>近年,不完全情報ゲームをプレイするプログラムに関する研究が活発である。その中でも特に人狼ゲームは,プログラムどうしを対戦させる競技会が行われるなど,研究開発が盛んに行われている。人狼ゲームをプレイするためには,自分以外のプレイヤーの役職を推定しながら適切な行動を選択することが重要である。本研究は,プレイヤー5人の人狼ゲームを対象として,プレイヤーの発言内容に関するルールに基づいた役職推定の手法を提案する。特に,占い師であると名乗り出たプレイヤーの発言内容に注目してルールを作成し,さらに統計的調査の結果に基づくルールを追加した。そのうえでシミュレーションにより提案手法を評価した。その結果,ゲームのうち約87%でプレイヤーの役職の組合せを正しく絞り込むことができた。また,プレイヤーが人狼であるか否かに関して,約77%を正しく予測することができた。</p>
著者
林 友超 呉 双 板東 勇樹 宇津呂 武仁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.1N11in2, 2017

<p>本論文では,人狼AIを実現するための要素技術の一つとして,ウェブ上の人狼ゲー ム「人狼BBS」のプレーログを対象として,各プレーヤーの視点で他プレーヤー の役職を絞り込む過程を,定式化する.特に本論文では,役職割り当てを更新す る過程を制約充足問題として定式化して,制約充足問題に対する汎用的なソルバー 用いて実装した.</p>
著者
竹内 頼人 田村 直之 番原 睦則
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.1H4GS1c03, 2021

<p>車両装備仕様とは,簡単に言うと,自動車のカタログに記載されているモデル/グレードと装備の組合せのことである.多目的車両装備仕様問題は,与えられたモデル/グレードの個数,装備タイプの集合,装備オプションの集合などから,装備および燃費に関する制約を満たしつつ,予想販売台数の最大化や装備オプション数の最小化など,トレードオフの関係にある複数の目的関数のもとで最適な車両装備仕様を求める問題である.本発表では,CAFE 方式と呼ばれる燃費制約に基づく多目的車両装備仕様問題(多目的 CAFE 問題)に対して,解集合プログラミングを用いてパレート最適解を列挙する方法について述べる.提案手法は,可変性モデルで表現された問題インスタンスを ASP のファクト形式に変換した後,それらファクトと多目的CAFE 問題を解くための ASP 符号化と結合し,高速 ASP システムを用いて解を求める.企業から提供されたベンチマーク問題を用いた実行実験の結果,小規模な問題についてパレート最適解を全列挙することができた.</p>
著者
中元 雪絵 大知 正直 榊 剛史 森 純一郎 坂田 一郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.2O2OS24a02, 2018

<p>グローバル化に伴い食産業でも海外進出が増加し, 地域ごとの文化的差異を理解する重要性が高まっている. これまで文化の研究はアンケート調査を用いたものが多く, 大規模な調査を行う事は難しかった. 本研究では, ソーシャルメディアを用いて異なる言語圏における文化的差異を自動的に検出することを課題とし, テキストデータにおける描写表現の分布の違いを用いた手法を提案した. 実験では, 描写表現として形容詞を用い, 英語圏と日本語圏の食に関するTwitterデータを対象とした分析を行った. 食に関するソーシャルメディアの用法の差や, アメリカでカラフルな料理がより好まれる傾向など, 食全体に対する考え方の差異を取得できることを示した. また, 特定の飲料を対象とした議論を行い, 例えば日本ではコーヒーが「苦い, 酸っぱい」との一般認識がある一方で, アメリカでは「boring」な文脈に多く存在するといった感じ方の違いを検出した. ここから, 提案手法が具体的な個別の対象に関して, 言語圏ごとの感じ方の文化比較を可能とすることを示した.</p>
著者
伊藤 愼介 村井 翔 北虎 叡人 松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.4B1OS23a3, 2017

<p>本稿では、大阪大学の待兼山に自生している竹林を阪大坂のブランディングに利用する試みとして行ったイベント「流しそうめん@阪大坂」について報告する。地域住民と一緒に竹林に入って竹の伐採、搬出、加工を行って約30メートルの流しそうめん台を阪大坂に設置し、そこに地元商店街が用意したそうめんを流した。地元商店街と地域住民と阪大生との交流、竹林の維持管理、阪大坂の有効活用が達成され、竹林の再価値化を実現した。</p>