著者
江上 周作 渡邊 勝太郎 川村 隆浩 Shusaku Egami Katsutaro Watanabe Takahiro Kawamura
雑誌
人工知能学会研究会資料
巻号頁・発行日
vol.47, no.13, pp.1-10, 2019-03-10

従来の科学技術マップ(サイエンスマップ,Map of Science)は論文間の引用関係に基づくものが多く,競争的資金によるプロジェクト等の引用が蓄積されない文書同士の関係や,論文とプロジェクトの関係を同一画面で可視化分析することは困難である.そこで,我々はこれまで論文やプロジェクトの内容類似度に基づく科学技術マップを開発してきた.開発したマップは論文やプロジェクトの時系列変化,統計情報,特徴語表示などの基本的な機能に加えて,ユーザの求める様々な視点からの分析に向けた動的レイアウト生成機能や,より高度な分析に向けたSPARQL検索結果の可視化連動機能などを提供する.本稿では,開発した科学技術マップの様々な機能や,これらの機能を実現するバックエンドとしてのナレッジグラフの構築,システムの構成,インタラクティブな操作の実現に向けたクラスタリング手法について述べ,分析結果の例について紹介する.
著者
山中 佑紀 兼岩 憲 Yuuki Yamanaka Ken Kaneiwa
雑誌
人工知能学会研究会資料
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.1-6, 2018-08-03

セマンティックWebでは,RDFで記述されたリンクトデータの規模が拡大しており,その活用が重要となっている.通常,RDFデータの検索はクエリ言語SPARQLを用いて詳細な問い合わせを実現する.しかし,SPARQLによる検索は,クエリの記法に加え多くのデータセット固有の知識が利用者に要求され,このことがリンクトデータを統合して有効活用することを難しくしている.そこで本研究では,複数のキーワード間の関係性を導く検索と,複数のRDFデータセットを統合して容易に検索するための同値関係プロパティの推論方法を提案する.
著者
飯野 なみ 西村 悟史 西村 拓一 鈴木 美緒 福田 賢一郎 武田 英明 Nami Iino Satoshi Nishimura Takuichi Nishimura Mio Suzuki Ken Fukuda Hideaki Takeda
雑誌
人工知能学会研究会資料
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.1-4, 2018-08-03

This paper describes graphic representation of the process of action based on guitar rendition ontology. We have systematized the knowledge of classical guitar for learning and teaching support, and developed guitar rendition ontology. The ontology defines action process of each rendition by using several properties. However, it is difficult to understand intuitively for players because the ontology presents specific description form. Therefore, in this study, we extracted the knowledge relevant to action from guitar rendition ontology and described action processes by graphical representation.