著者
市毛 由美子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.218-224, 2014-02-15

情報処理に携わる者にとって,知的財産は守られるべきものであると同時に,侵害してはいけないものである.知的財産権の認識がないために,自らの権利保護や権利行使の機会を逸し,また,他人の権利を侵害してしまうことも少なくない.本稿においては,情報処理の各分野において,どのような知的財産がどのように保護されるかを概観する.具体的には,プログラムの著作物とその創作性,表示画面・アイコンの創作性,マルチメディアと映画の著作物,プログラムおよびアイコンの特許による保護,営業秘密,および権利処理の必要性等について,解説する.
著者
中野 由章 角田 博保
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.234-238, 2023-04-15

2023年度から実施されている新学習指導要領で学んだ生徒が受験する2025年以降の大学入学共通テストでは「情報」が出題される.どのような試験問題が想定されるのか,また,どのように指導すればよいのかという高校現場からの声に呼応すべく,本会情報入試委員会では,noteの連載記事として,教科「情報」の入試問題を解説している.2023年2月末までに掲載された問題を整理し,インデックスとして活用できるよう,本稿をまとめた.
著者
後藤 真孝
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.661-668, 2010-06-15
著者
高橋 尚子
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.38-41, 2023-12-15

2025年に始まる大学入学共通テストの「情報」,受験勉強の頼りは大学入試センターが公開している模擬問題しかない.情報処理学会のnoteでは2020年12月から問題解説を連載し,2023年になってようやく出版社から問題集や対策本が発売され始めた.実際,受験にどう備えればいいか,想像がつきにくい.そこで,「情報」とは異なるが,似ている「情報関係基礎」の受験体験記を,文系大学に合格した現役大学生にインタビューを行い,まとめた.
著者
向山 明佳
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.28-33, 2023-12-15

新カリキュラムのスタート,大学入試共通テストに情報が追加される,生徒学習用端末の導入など高校情報科は激変の時代を迎えている.この新時代にどんな授業をすれば良いのかを考察する.1人1台端末とパソコン室の端末の使い分けや,インターネットの仕組みを理解する実習の事例を紹介する.また,生徒の声を大量に集めることで,生徒の学習意欲を高め,生徒理解を深める授業方法も紹介する.
著者
小松原 潤子
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.37, 2023-12-15

高校情報科教員向けサイト「キミのミライ発見」の2022年度感謝状受賞に対する謝辞.
著者
名倉 丈雄
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.174-178, 2008-02-15
著者
末永 高志
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.672-673, 2023-11-15

深層学習自体は,非常に単純な原理をもとにした多くのアイディアを組み合わせて実現したものであり,本書ではそれらを一つひとつ丁寧に解説したものである.機械学習を体系的に学べる良書は多数あるが,パーセプトロン,多層パーセプトロン,深層学習と,単純なものからより複雑なものへと積み重ねるように解説がなされるため,この1冊を通読することで流れるように理解できる内容になっている.
著者
朱 文昌
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.654-659, 2023-11-15

情報の授業において知的財産や権利について学習する際に,模擬裁判(法教育の要素)を取り入れた.生徒は原告,被告,弁護士,裁判官の役に分かれ,各立場をロールプレイしながらプレゼンすることで,知的財産権の概念理解,権利のバランス,取り扱いを意識する.そして考察・判断を行うことで,自分事として学習することを目標とした授業実践である.
著者
後藤 正夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, 1961-02-25
著者
長谷部 紀元
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.27, no.12, 1986-12-15
著者
岡本 雅子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.580-583, 2015-05-15

近年,学校教育において,プログラミング学習の早期からの実施とその充実が検討されています.こうしたなか,学習導入時におけるつまずきの排除は,プログラミングに対する苦手意識を持たせないためにもますます重要になっていくことと思われます.本稿では,特に,実際にタイピングして,実行する形態で学ぶ,いわゆるプログラミング演習時(写経型学習過程)のつまずきに着目し,この過程で見られるつまずきを3つのタイプに類型化するとともに,それぞれの類型にしたがって,学習者がつまずかないための工夫について概説します.
著者
宮武 勇登
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.244-246, 2023-04-15

ODE Netなどでは,微分方程式の近似解を用いて定義された目的関数の最小化問題を解く必要があるが,そのためには,目的関数の微分の計算を系統的に効率よく行うことが期待される.紹介論文では,そのための方法論が示されているが,理論の背景には,微分方程式の持つ保存量を厳密に再現するように離散化を行うという考え方があり,同様の議論はNewtonによるKepler問題(特にKeplerの第二法則)の考察にまで遡ることができる.
著者
渡邉 ゆきこ
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.604-607, 2023-10-15

筆者が2021年から行っている「Mozilla Hubs」(モジラ・ハブス)というソーシャルVRプラットフォームを活用した初級中国語の授業の実践報告.モジラ・ハブスは,デバイスに依存しないブラウザベースのメタバースであり,多様なモデルシーンを持つ上,直感的に操作可能な編集機能を備えていることがその特徴である.利用している無料プランでは仮想空間の定員が10人と少ないが,同じ空間を複製する機能を活かして活用の幅を広げた.活用例として,海外の大学との交流授業,学生が制作した動画をVR空間に展示するVRポートフォリオ,さらに4つのカテゴリーに分けられる教材としての利用などを報告している.
著者
石黒 正揮 山崎 重一郎 佐々木 貴之
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.520-523, 2023-09-15

暗号資産,デジタル所有権NFT,分散型自立組織DAOなどブロックチェーン技術をベースとした応用・サービスはWeb3.0と呼ばれ,従来のインターネット経済に大きなパラダイム転換をもたらすものとして注目されている.政府においても,内閣府,経産省,総務省などによりWeb3.0経済の推進に向けて検討が進められている.一方で,国内外においてWeb3.0に対する大規模なハッキングや事件が繰り返し発生し,Web3.0経済の発展の障害となっている.本特集では,Web3.0の普及に向けて,Web3.0のリスクや課題を明らかにするとともに,それらに対する解決の方向性,将来展望を示す.
著者
松井 勇佑
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.140-141, 2023-02-15

非線形次元削減の代表的手法であるLocally Linear Embeddingについて簡単に解説する.
著者
岩崎 英哉
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.e41-e54, 2023-10-15