著者
喜多 一 森村 吉貴 岡本 雅子
巻号頁・発行日
pp.1-239, 2021-10-08

本書は京都大学の全学共通科目として実施されるプログラミング演習(Python)の教科書として作成されたものです.
著者
岡本 雅子 喜多 一
雑誌
パイデイア : 滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13408615)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.49-53, 2014-03-24
被引用文献数
2

プログラミング学習において、初学者はまず、文法などに係る概念的な説明を読んだり、聞いたりして宣言的知識を獲得した後、サンプルプログラムを模倣するなどの基礎的演習過程(本稿では「写経型学習過程」と呼称する)を経て、実際に活用できる知識、すなわち「プログラミングスキル」を身に付けていく。本稿では、初学者に見られる学習の困難性(潜在的なつまずきの要因)を2つに類型化するとともに、これに従って、「写経型学習過程」を対象とした認知科学的アプローチについて概説し、認知科学的視点から考えうる学習方略について検討する。
著者
喜多 一 森村 吉貴 岡本 雅子
巻号頁・発行日
pp.1-260, 2023-10-17

本書は京都大学の全学共通科目として実施されるプログラミング演習(Python)の教科書として作成されたものです.
著者
岡本 雅子 村上 正行 吉川 直人 喜多 一
出版者
京都大学高等教育研究開発推進センター
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
no.19, pp.47-57, 2013-12-01

This paper defines "shakyo-style learning" as the learning of computer programming by mimicking input according to sample programs, running them and ensuring their outcome. We developed shakyo-style learning material based on missteps found in the process used by novices in learning computer programming; we then evaluated it in an undergraduate computer literacy course. As a result, we found that learning material with documented in-detail work instructions for the programming process worked well among novices. Additionally, through smoothed work in learning, this learning process had strong implications for understanding the concepts in computer programming.
著者
岡本 雅子 Singh Archana K. 東原 和成
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.111, no.5, pp.278-285, 2016 (Released:2018-07-12)
参考文献数
20
被引用文献数
1

食べ物の「おいしさ」には,味や香り,食感,外観,経験,情報などさまざまな要因が関わっている。これらの要因が脳でどのように処理され,私たちは「おいしさ」を感じているのだろうか? 本稿では,脳機能イメージングを用いた研究から得られた知見をもとに,味覚,嗅覚などの相互作用により私たちが「あじ」ととらえている感覚が生じるしくみや,情報が「あじ」に与える影響,さらには脳機能イメージングの食品産業への応用の可能性について解説いただいた。一読をおすすめする。
著者
岡本 雅子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.81-81, 2017-12-15

プログラミング初学者に対して,「とりあえず写経しろ」というご意見があります.果たしてそれは正しいのでしょうか.間違っているのでしょうか.そして,こうした議論に決着はつくのでしょうか.
著者
岡本 雅子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.580-583, 2015-05-15

近年,学校教育において,プログラミング学習の早期からの実施とその充実が検討されています.こうしたなか,学習導入時におけるつまずきの排除は,プログラミングに対する苦手意識を持たせないためにもますます重要になっていくことと思われます.本稿では,特に,実際にタイピングして,実行する形態で学ぶ,いわゆるプログラミング演習時(写経型学習過程)のつまずきに着目し,この過程で見られるつまずきを3つのタイプに類型化するとともに,それぞれの類型にしたがって,学習者がつまずかないための工夫について概説します.
著者
岡本 雅子 喜多 一
雑誌
パイデイア : 滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13408615)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.49-53, 2014-03-24

プログラミング学習において、初学者はまず、文法などに係る概念的な説明を読んだり、聞いたりして宣言的知識を獲得した後、サンプルプログラムを模倣するなどの基礎的演習過程(本稿では「写経型学習過程」と呼称する)を経て、実際に活用できる知識、すなわち「プログラミングスキル」を身に付けていく。本稿では、初学者に見られる学習の困難性(潜在的なつまずきの要因)を2つに類型化するとともに、これに従って、「写経型学習過程」を対象とした認知科学的アプローチについて概説し、認知科学的視点から考えうる学習方略について検討する。
著者
酒谷 薫 岡本 雅子 小林 寛道 辻井 岳雄
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

現代社会に蔓延するストレスは、様々な疾患の主要原因の一つである。本研究では、近赤外分光法(NIRS)を用いて、前頭前野の神経活動を計測し、自律神経系・内分泌系機能及び心理状態とともに、ストレスを客観的に評価する方法を開発した。さらに本法を用いて、中高齢者における運動療法のストレス緩和効果について検討し、軽い運動でもストレス緩和効果があることを明らかにした。さらに高齢者に軽い運動を負荷することにより、前頭前野のワーキングメモリー課題に対する反応性が上昇し、パフォーマンスが向上することが示唆された。本ストレス評価法と運動療法を組み合わせることにより、ストレス性疾患を予防できる可能性がある。
著者
岡本 雅子
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.81-81, 2017-12-15

プログラミング初学者に対して,「とりあえず写経しろ」というご意見があります.果たしてそれは正しいのでしょうか.間違っているのでしょうか.そして,こうした議論に決着はつくのでしょうか.
著者
岡本 雅子 村上 正行 吉川 直人 喜多 一
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.35-45, 2013

プログラミングの学習では,サンプルプログラムを使って,プログラムの記述(命令)とその実行結果(動作)から各処理概念を学んでいく経験学習の方略が用いられる.しかしながら,各命令と動作の関係そのものを暗記するだけで,概念あるいは機能の理解といった段階にまで到達していない学習者が散見される.こうした事例に関し,本研究では,「現在使用されているカリキュラムや教材が,経験学習の構造的特性に合致していない」ことが,理解を妨げている要因の一つであるのではないかと考えた.そこで,経験学習を構成する「対象の認知と現象の把握」の過程に注目し,プログラムと動作の関係を視覚的に「顕在化」することに配慮したカリキュラムおよび教材を開発した.また,これらを評価するため,授業において運用を試みた結果,視覚的顕在化の側面において受講生への効果を確認するとともに開発した教材およびカリキュラムの有効性が示唆された.
著者
岡本 雅子
出版者
帯広畜産大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

日常生活における食品の味の記憶を促進する要因を検討することを目的に、処理水準モデルを枠組みとした味覚記憶実験および脳活動計測を行った。その結果、食品の写真がその食品の特性に沿った味の特徴の記憶を促進すること、また味の再認記憶成績の高い人ほど、左下前頭回前部の活動が高いことを明らかにした。これらの結果は、意味処理が記憶効率を高めるという処理水準モデルと一致し、味の記憶においても処理水準モデルが有効である可能性が示唆された。
著者
山浦 常 白坂 龍曠 松本 克彦 和田 芳武 岡本 雅子 小林 和代 矢後 文子 小幡 裕 藤野 信之
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.1020-1020, 1983-09-25

東京女子医科大学学会第253回例会 昭和58年5月19日 東京女子医科大学本部講堂