著者
野村 浩郷
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, 1991-01-15
著者
小宮 常康 佐藤 喬 Tsuneyasu KOMIYA Takashi SATO
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.490-494, 2021-08-15

高校では2022年度から必履修科目「情報I」の学習が始まり,情報教育の充実が図られる.それに基づいて大学入学共通テスト「情報」が加わる方針が示されている.そこで,本会第83回全国大会で開催されたイベント企画「2025年実施の大学情報入試への展望」では,情報教育と情報入試について,これまでの動向と最新情報を提供し,これからの大学情報入試へ向けた展望を議論した.本稿では,本イベントについて報告する.
著者
中山 泰一
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.73, 2023-01-15

2018年に高等学校の新学習指導要領が告示され,情報科は情報の科学的な理解に重点を置き,「情報I」と「情報II」が開講されることとなった.同じく2018年に,2025年からの大学入学共通テストで「情報I」が出題される方向性が示されたことから,都道府県市の教育委員会での情報科教員の採用が促進されることとなった.しかしながら,情報科のみを担当する教員(情報科専任教員)が少ない問題がある.情報科専任教員は発展的内容を教える「情報Ⅱ」を開講するためにも必要である.大学における情報科教員の養成はされている.都道府県市の教育委員会には,積極的に教員採用をして,情報科専任教員を増やしていただきたい.
著者
佐々 政孝
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, 1987-10-14
著者
水谷 英彦
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.e18-e23, 2022-12-15

国内で多くの音楽作品の著作権を管理するJASRACがブロックチェーン技術を活用した楽曲情報管理システム「KENDRIX」を実用化する.その目的や背景は何なのか.本稿では,新たな広がりを見せる音楽活動のスタイルとJASRACが行ってきた音楽著作権管理というビジネスモデルとのギャップを埋めるためにブロックチェーン技術を採用するに至った経緯について解説する.
著者
寺元 貴幸 小村 良太郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.9, 2022-12-15

高等専門学校(以下高専)は全国に国立,公立,私立合わせて57高専があります.この高専ではさまざま方法で情報処理教育を実践し学生の学びを支援しており,その学生達は進路として多種多様な企業への就職や起業,大学への編入学など多彩な選択が可能となっています.特にプログラミング教育に早くから取り組んでおり,毎年多くのコンテストを開催しています.また近年はセキュリティ教育も非常に重要と考えており,K-SECという名称でサイバーセキュリティ人材の育成を全国の高専で展開していますので,これらのようすを紹介いたします.
著者
水無田 気流
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.2-3, 2022-12-15
著者
須藤 祥代
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.19-25, 2022-12-15

本稿では情報Iの事例を取り上げている.1つ目が,単元の導入で実施している基礎知識を学習する協働学習で,主体的・対話的な学びにより,学びを人生や社会に生かそうとする態度を養うための授業デザインである.もう1つが,得た知識・技術を活用してよりよい社会を創ることを意識して思考・判断・表現をする授業デザインとして,PBL(課題解決学習)を実施しているデータの活用と情報デザインの各分野の事例である.学習サイクルを何度も回し徐々に質の高い理解を図っていくことで,知識の量を削減せず,質の高い理解を図るための学習活動の質的改善をしており,カリキュラムマネジメントや授業時数に応じた授業デザインも紹介している.
著者
岩本 成文
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.1421-1431, 2007-12-15
著者
田中 邦裕
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.650-651, 2022-11-15
著者
石黒 祥生
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.696-698, 2022-11-15

今回ご紹介するAge of Entanglementという論文は,人間の創造的活動をクエン酸サイクルに準えてわかりやすく説明しています.研究の着想,応用,発展をどうすべきか,現状どういう状況に陥っているかを知る手がかりとなります.研究活動ではどういう問題をどのように解決するかは常に考えていますが,ふと気がつくと機能改善に終始し,「作りました」で満足し,問題解決に繋がらない時があります.そんな時に,この論文のKrebs Cycle of Creativityという考え方が役に立ちます.発展目覚ましい情報技術のSOTA論文を紹介すべきか迷いましたが,HCI研究者として,あえてこの論文を紹介します.
著者
井元 信之
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.1317-1322, 2006-12-15

量子暗号,量子コンピューティング,量子テレポーテーションをキーワードとする量子情報処理の研究は揺籃期を過ぎて成長期にある.当初よりずっと進んだ課題もあればブレイクスルーが待たれる課題も明確になってきた.ハード的実現のアイディアも多々出ている.これらを概観するとともに,光による研究について触れる.
著者
小向 太郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.652-653, 2022-11-15

ツイッターに自分のプライバシーに関する投稿の削除を求めることはできるのか? 最高裁は,検索結果については,削除請求を認めるのに慎重な立場をとっていたが,ツイートについては,より緩やかな基準で削除を認めた(2022年の6月24日).この判決によって,SNSなどでの権利侵害について,削除請求が認められるケースが増えるだろう.事業者には,権利侵害が明らかな投稿への対応が求められる.
著者
岡田 直之
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.676-680, 2022-11-15

「第4回中高生情報学研究コンテスト」で上位入賞をした高校生による研究が,どのような環境やプロセスを経て生まれてきたかについて,勤務校の物理部とSSHでの取り組みを例として述べる.STEAM教育の枠組みの中で実践的・創造的に行う情報学研究では,生徒自身の「ワクワク」を原動力にAARサイクルを短期間に何度も回す姿が見られ,生徒の学びに向かう力や情報活用能力の向上には驚くべきものがある.また,質の高い探究が自発的,継続的に行われるためには,外部機関や専門家メンターによる十分な支援環境の中で生徒たちが切磋琢磨しながら学びあい,先輩から後輩へ精神や技術が引き継がれる「学びの生態系」を作っていくことが重要である.
著者
佐藤 真一
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.628-633, 2015-06-15

本稿では,計算機による画像・映像の認識と理解に関する研究について,その困難さについて再考し,これまでの研究の歴史について振り替えるとともに,現在の潮流について述べ,今後の研究の展望について考察する.
著者
松島 敏和
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.9, pp.e30-e35, 2021-08-15

モバイル空間統計を活用した新たな人口動態モニタリングへの期待が高まっている.特に,24時間365日の人の動きが把握可能な「時間的網羅性」,全国における人の動きが把握可能な「空間的網羅性」の特長は,人の動きが大きく変化する災害時・イベント時にその力を発揮する.本稿では,モバイル空間統計を用いた大阪北部地震と渋谷ハロウィンのモニタリングの事例を紹介し,今後のデータ活用について述べる.