著者
小野 知洋 高木 百合香
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.325-330, 2006 (Released:2007-02-06)
参考文献数
10
被引用文献数
2 12

The pill bug Armadillidium vulgare shows clear turn alternation behavior. As the mechanism underlying the behavior, the bilateral asymmetrical leg movement (BALM) hypothesis has been proposed. Pill bugs, however, showed a longer following when in a zigzag pathway than in a straight pathway, suggesting the presence of an innate turning pattern in their neural system. On the other hand, they showed clear thigmotaxis: they walked a similar distance along a single side-wall as along a straight pathway. The adaptive significance of this behavior was analyzed in an artificial arena. The turn alternation was more frequent in an escaping situation than in voluntary walking, and also the walking speed was faster when escaping than voluntary walking. These results suggest that the turn alternation of the pill bug functions as a behavior for effective escape from natural enemies.
著者
望月 進
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.21-25, 1985-02-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
10
被引用文献数
1

ベイト(腐肉)トラップを用いて,ルリエンマムシ成虫の季節消長,夏期における肉設置後の飛来経過を調査した。1) 成虫は5月から10月まで継続して飛来し,夏期に飛来個体数は最大となった。成虫はおよそ7日間平均気温19°C以上で飛来し,雨により飛翔活動は妨げられた。2) 7月下旬の調査では,成虫の飛来個体数は肉を設置してから4日後に最大となった。3) これは,ハエ類の幼虫が成熟して終齢になる時期に,ルリエンマムシ成虫の飛来が一致しているためである。4) ルリエンマムシの幼虫期は,腐肉で発生するハエ類の羽化までの日数と同じかあるいは短かかった。5) このように,ルリエンマムシの生活史は,ハエの生活史に同調していた。
著者
綿引 大祐 吉松 慎一 吉武 啓 馬場 友希 上里 卓己 島谷 真幸 指宿 浩 湯田 達也
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.19-26, 2013-02-25 (Released:2013-06-29)
参考文献数
16
被引用文献数
2

The genus Spodoptera Guenée mainly distributed from tropical to subtropical regions throughout the world includes many pests of food crops, vegetables, forage crops and grasses. The African armyworm, Spodoptera exempta (Walker) has been known from Africa, South East Asia, parts of Australia to some Pacific islands as a pest of crops or pasture, however, no damage by this pest had been reported from Japan before 2010. From Japan, only five adult specimens had been collected before 2010. These specimens probably flew from the tropical region of Asia to Japan because S. exempta is a well known migratory pest in Africa. Severe damage of forage crops and grasses by this species was recognized for the first time from Japan at Nansei Islands in 2010. Therefore, survey using a synthetic sex pheromone for S. exempta was conducted by the Okinawa Prefectural Plant Protection Center and the Kagoshima Prefectural Institute for Agricultural Development. As a result, several species of Spodoptera were collected by the pheromone trap for S. exempta including S. exempta. We made a key to distinguish all eight Japanese species of Spodoptera mainly using male genitalia. Furthermore, we were able to distinguish six Japanese Spodoptera pest species using standard DNA barcoding.
著者
山中 久明 中筋 房夫 桐谷 圭治
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.205-214, 1972-12-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
25
被引用文献数
18 18

ハスモンヨトウ野外個体群の密度の変動に果たす天敵の役割を評価するために,すべての天敵の働きを除去する区,地上移動性天敵の働きを除去する区,天敵を自由に働かせる区の3つの実験区を用いて生命表の作成を試みた。その結果,ハスモンヨトウの1令幼虫期から成虫の羽化までに99.8~100%の高い死亡率がみられ,その内68~89%が,天敵による死亡と評価された。天敵として,6種の寄生性天敵と13種の捕食性天敵が確認された。なかでも,ふ化幼虫集団を分散させて間接的に死亡に導くコサラグモと中・老令幼虫を捕食するアシナガバチがハスモンヨトウ幼虫の個体数変動に重要な役割を果していることが明らかになった。ハスモンヨトウの生存曲線はコサラグモの密度の高い梅雨期にはDEEVEY (1947)のタイプIIIになるが,コサラグモの密度の低い夏期にはタイプIIに移行し,天敵が働かなければタイプIになり,天敵の働き方によって生存曲線のタイプが必ずしも一定でないことが解った。
著者
今井 利宏 笠石 義広 原田 晴康 高橋 竜太 倉持 恵子
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.65-67, 2011-05

クロメンガタスズメAcheronitia lacnesis(F.)は、インド・パキスタン・ネパール・インドネシア・フィリピン・中国・台湾・日本に渡る熱帯~温帯東洋区に広く分布するスズメガである.(Beck and Kitching、2000-2010).国内の分布は、1982年に刊行された日本産蛾類大図鑑では九州・屋久島と記載されているが、1997・1998年に環境省が実施した「種の多様性調査(動物分布調査)」では佐賀を除く九州全県に加え、愛媛・高知・広島・山口・和歌山・三重で記録されている(井上ら、1982;自然環境センター、2002).近年になって、分布は急速に東進しており、関東においては、2007年に神奈川県および千葉県で、2009年に埼玉県で、それぞれ発生が記録されており、ナガサキアゲハPapilio memnon thunbergii SieboldやツマグロヒョウモンArgyreus hyperbius hyperbius(L.)などとともに、分布の拡大が温暖化と関連付けられて語られることも多い(岸ら、2009;加藤、2010;工藤、2010;尾崎、2010;嶋村、2010).Acherontia属は、本種を含め世界で3種が記載されているが、いずれも成虫がミツバチの巣に侵入し、密を摂食する習性を有するため、ミツバチの巣内で死骸が発見されることが知られている(Kitching、2003).栃木県内でも、2008年にニホンミツバチApis cerana japonica Radoszkowskiの巣箱で死骸が発見されているが、本種は大型で飛翔力が高く、長距離飛翔が可能であるため、元来の生息域である西日本から飛来したものと推定されている(増渕・中村、2008).幼虫は広食性で、食草には、ゴマ・ナス・ジャガイモ・トマトなどゴマ科・ナス科に属する農作物が含まれているが、農林有害動物・昆虫名鑑には害虫としてリストアップされていない(一色ら、1965;井上ら、1982;日本応用動物昆虫学会、2006).タバコも本種の寄主植物とされているが(Scott、1941;一色ら、1965).旧来の分布域である九州のタバコ産地を含め、これまで国内に本種による経済的な被害は発生していない(高橋明、私信).2010年7月に栃木県小山市の日本たばこ産業株式会社葉たばこ研究所内のタバコ畑でタバコを食害する本種幼虫が広範囲から多数発見された.その生息状況および食害状況について調査を実施したので、結果について報告する.本事例は、本種の栃木県内における初めての発生記録である.
著者
仲本 寛 澤岻 淳
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.212-214, 2001-11-25
参考文献数
10
被引用文献数
2 12

We detected positive phototactic response of the West Indian sweet potato weevil, Euscepes postfasciatus (Fairmaire) (Coleoptera: Curculionidae) to chemiluminescent light, used as a light source for fishing floats at night, in laboratory observations. We examined the effectiveness of the light source for attracting weevils in a sweet potato field. In the field, traps baited with sweet potato roots and light captured significantly more weevils than the traps baited with roots only.
著者
本田 洋 羽生 健
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.238-246, 1989-11-25
被引用文献数
4

走査型電子顕微鏡を用いてモモノゴマダラノメイガとマツノゴマダラノメイガ成虫の触角上の感覚器について形態, 数, 分布を比較検討した。観察に先立ち同一試料で検体の全面を観察できる特殊な試料固定装置を考案作製した。両種の触角からはBahm's bristle, s.styloconicum, s.trichodeum, s.chaeticum, s.squamiformium, s.basiconicum, s.auricillicum, s.coeloconicumの合計8種類の感覚器が見いだされ, これらの感覚器の形態および分布様式には性差あるいは種間差はなかった。一方, いずれの種においても, s.trichodeumは雌よりも雄に多く, その数は8,000〜8,500本(雄), 6,500〜6,800本(雌)であり, 逆にs.basiconicumは雄(760本)よりも雌(1,400本)に多く見いだされた。しかし, 残りの7種類の感覚器に関しては数の上での性差は両種にはみられなかった。以上の結果から, モモノゴマダラノメイガとマツノゴマダラノメイガは, すでにそれぞれの触角上の嗅覚感覚器の匂い物質に対する感受性は一部分化しているが, 感覚器の大きな形態的分化はまだ起きてないと結論した。
著者
河田 党
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.177-178, 1968-10-25
著者
田村 正人
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.166-168, 1985-05-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
12
被引用文献数
4 2

年1化性のミノウスバは比較的低温適応性の昆虫で(田村・大内,1977),早いものは4月下旬頃より夏期休眠に入り(田村・小見山,1976),低温・短日下で休眠消去(ISHII et al., 1983)した蛹は日増しに気温が低下する10月下旬∼11月中旬の午前8∼10時に集中して羽化する。しかしながら,この時期の気温はほぼ昼間が15∼20°C,夜間が10∼15°Cであり,探雌のための雄成虫の飛しょう活動には15°C以上が必要なため,昼間活動性であることは本種の生存上きわめて有利であり,適応的であると考えられる。

2 0 0 0 OA 新刊紹介

出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.51-52, 2015-02-25 (Released:2015-04-17)
著者
中井 善太 大谷 徹 園田 昌司
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.53-63, 2022-05-25 (Released:2022-06-05)
参考文献数
63

To examine the effects of groundcover preservation around tree trunks in Japanese pear orchards on the seasonal occurrences of spider mites and their natural enemies, we compared their densities at two study sites, each of which includes two plots with weeds(weed plot)and without weeds(control plot), in Chiba Prefecture in 2016 and 2017. The phytoseiid mites were the most dominant natural enemies observed on the trees. The densities of phytoseiid mites and spider mites on the trees were, respectively, higher and lower in the weed plots than in the control plots. The mean density of yellow tea thrips, Scirtothrips dorsalis Hood, on the trees was also higher in the weed plots than in the control plots. Some phytoseiid mite species were commonly observed on both groundcover around the tree trunks and pear trees throughout the survey period, suggesting contributions of the phytoseiid mites supplied from the groundcover in spider mite control on the pear trees.
著者
山崎 晋
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.169-175, 1992-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
20

アオオサムシ(Carabus insulicola insulicola)を卵期から3齢脱皮まで,T28, T24, T21, LLの4種の光周条件下でそれぞれ飼育し,続く3齢幼虫期の活動リズムを記録・解析した。T24とT21にはすべての個体が同調したが,T28にはすべての個体が同調できなかった。同調様式は,夜行性と昼行性の中間的な特異的活動パターンを示した。T24区では,暗期開始2.6時間から活動を開始し,その活動が明期開始後4.5時間まで続いた。T21区では同様に消灯後4.0時間から点灯後7.0時間まで活動がみられた。両光周条件下において活動時間(α)の暗期中の活動量は低く,間欠的であるのに対し,明期中の活動量は高く,連続的であった。明暗サイクルと活動位相との位相角関係は,環境周期(T)に依存した一定の関係を示し,Tが長くなると前進した。同調しなかったT28区では,半数の個体が26.6h(平均)の周期を示した。この場合,αと明期が一致している間は活動量は増加した。残りの半数では,リズムは不明瞭であった。T21で飼育した3齢幼虫の自由継続周期(τ)は,T24で飼育した幼虫に比べ約1時間短くなった。しかしT28で飼育した幼虫は,T24と有意な差がなかった。
著者
岩崎 拓 青柳 正人 百々 康行 石井 実
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.147-151, 1994-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
6
被引用文献数
2 3

オオカマキリとチョウセンカマキリの卵嚢からのカマキリタマゴカツオブシムシ越冬世代成虫の脱出パターンおよび成虫の寿命と産卵数を準自然条件下において調べた。越冬世代成虫の脱出は,5月と6月に見られたが,両種の卵嚢において,雌より雄の方が早く脱出し,雌雄とも,脱出はオオカマキリ卵嚢からの方が早かった。脱出後,雌雄のカツオブシムシとも約2か月間生存し,産卵は,5月下旬から8月中旬まで見られ,1雌当りの産卵数は約10個であった。しかし,両種のカマキリが産卵を始める9月まで生存する個体はなかった。7月下旬と9月中旬に採集したハラビロカマキリおよびチョウセンカマキリのふ化後の卵嚢から,それぞれ,このカツオブシムシの幼虫と脱皮殻を付着した羽化直後の成虫が得られた。越冬世代成虫の脱出は6月中に終了するので,これらの個体はいずれも第1世代のものであると考えられた。
著者
稲泉 三丸
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.29-38, 1970-03-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
17
被引用文献数
4 5

従来,わが国のワタアブラムシは卵態でクサギ,ムラサキシキブ,ムクゲに越冬することが知られていたが,筆者は胎生雌越冬もすることを確かめた。また,クサギ,ムラサキシキブに卵を産むアブラムシはワタアブラムシとは異なる,ほかのAphisの1種であることをつきとめた。さらに,卵越冬する植物として,アカネ,ツルウメモドキ,クロウメモドキを,胎生雌越冬する植物として,オオイヌノフグリ,タチイヌノグリ,イヌノフグリ,ナズナ,タチアオイ,キク,イチゴ,オオバコなどを記載した。また,野外について,これらの冬寄主上に春はじめて有翅虫の羽化する時期と,中間寄主へはじめて有翅虫の飛来する時期とを調査し,その結果からワタアブラムシの冬から夏にかけての伝播の経路を推察した。そのほか,世界各地のワタアブラムシの越冬法についての知見をもとにして,卵および胎生雌越冬と気候,地理との関係を論じた。
著者
高橋 敬一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.201-205, 1987-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
6
被引用文献数
15 16

餌アブラムシの有無がナナホシテントウ幼虫の共食いに与える影響を各種の発育ステージの組合せについて調査した。1) アブラムシを与えないといずれの齢期の幼虫も卵を共食いしたが,アブラムシを与えると3齢以上の齢期では卵の共食いはみられなかった。しかし,1, 2齢期ではその場合でも若干の共食いが見られた。2) 幼虫間での共食いはアブラムシを与えないと2齢以上の齢期で多く起こったが,アブラムシを与えるとほとんどみられなかった。アブラムシさえ十分にあれば,幼虫の齢構成や飼育密度の違いは共食いの原因にはならないと思われる。3) 蛹に対する共食いは,アブラムシの有無にかかわらずほとんど起こらなかった。
著者
根本 久 桐谷 圭治 小野 久和
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.150-155, 1984-08-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
23
被引用文献数
12 9

(1)幼虫を0, 10, 50, 100, 500, 1,000, 5,000,および10,000ppmの8段階濃度のメソミル溶液に浸漬処理したところ,10および100ppm区でそれぞれ1.3倍および1.5倍と無処理区よりも有意に産卵数が増加した。(2) 蛹を0, 10, 50, 100および500ppmの5通りのメソミル溶液に虫体浸漬した。供試蛹はすべて5.5∼6.5mgのものに限った。その結果,無処理と比較して産卵数および受精率の増加,さらに,成虫生存期間の短縮などが認められた。1日当り1雌当りの産卵数および受精卵数は増加した。こうしたことから内的自然増加率(r)や1か月後の期間増殖率(λ)の値は大きくなり,たとえば10ppmでは無処理と比較して,それぞれ1.13倍および2.03倍となった。
著者
土田 祐大 増井 伸一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.99-108, 2021-05-25 (Released:2021-06-10)
参考文献数
46
被引用文献数
4

Five phytoseiid mite species: Phytoseiulus persimilis Athias-Henriot, Neoseiulus californicus(McGregor), Neoseiulus womersleyi(Schicha), Amblyseius eharai Amitai and Swirski, and Euseius sojaensis(Ehara)(Acari: Phytoseiidae)were collected from commercial Japanese pear orchards in Shizuoka Prefecture. To evaluate the suppressive effect of generalist phytoseiid species on the spider mite Tetranychus kanzawai Kishida(Acari: Tetranychidae), we compared four treatments(E. sojaensis release, A. eharai release, synthetic pyrethroid application, and no-release)performed in a greenhouse. These treatments were conducted when T. kanzawai densities were low, and pine pollen was provided as alternative food for predatory mites in all treatments. At late June, the peak densities of T. kanzawai were significantly low in E. sojaensis release and in no-release compared with in pyrethroid application and in A. eharai release. The dominant phytoseiid species in E. sojaensis release and in no release was E. sojaensis. After July, however, E. sojaensis densities became lower in E. sojaensis release as well as no-release, and thus T. kanzawai densities became higher in all treatments at early August. These results suggest that conservation and augmentative release of E. sojaensis prior to T. kanzawai population increase, might suppress the outbreak of this spider mite in Japanese pear orchards until early summer.
著者
諫山 真二
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.35-43, 2021-02-25 (Released:2021-03-04)
参考文献数
35
被引用文献数
1 1

The smaller tea tortrix, Adoxophyes honmai Yasuda(Lepidoptera: Tortricidae), a polyphagous pest insect, is a serious pest on 43 plants, including tea. It is well known that tea leaves contain a variety of polyphenols such as catechin derivatives. Since some polyphenols in tea may have an influence on Bacillus thuringiensis activity against A. honmai, we examined how different host plants and the polyphenols of tea leaves influence B. thuringiensis activity. We evaluated B. thuringiensis activity by the leaf dipping method using the leaves of tea, Japanese pear, grape, and peach. The LC50 value for tea was 0.158 g/L(formulation weight/water volume), whereas Japanese pear, grape, and peach showed significantly lower LC50 values ranging from 0.0095–0.0111 g/L. Hence, it was evident that tea leaves suppressed B. thuringiensis activity compared with other tree leaves. We identified that(−)epigallocatechin gallate(hereafter referred to as EGCG), (−)epigallocatechin(hereafter referred to as EGC), (−)epicatechin gallate(hereafter referred to as ECG), and(−)epicatechin were the major components of tea polyphenols. The influences of polyphenols on B. thuringiensis activity were evaluated by the oral administration method, and EGCG, EGC, ECG, (+)catechin, and myricetin showed higher inhibitory effects on B. thuringiensis activity compared to other polyphenols. These results indicate that tea leaves can deteriorate the insecticidal activity of B. thuringiensis mainly due to the influence of EGCG, EGC, and ECG.