出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.760, pp.14-19, 2003-12-22

島県上下町は中国山地の分水れいに位置し、かつては銀山街道の中継地として金融業を営む豪商が軒を連ねていたという。歴史文化資料館は、この町の商店街に残っていた歴史的建物を再生してつくられた。 既存の建物は2階建ての土蔵造りの2棟で、1階部分をつなげて金物屋の店舗として使われていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.969, pp.30-37, 2012-02-10

JR秋葉原駅と御徒町駅を結ぶ高架線路の下を開発した商業施設「2k540」が1周年を迎えた。貴金属や革製品の問屋が集まる土地柄を読み込み、小規模な店舗にクリエーターを誘致。高架下に活気を生み出している。 「2k540AKI-OKAARTISAN」は、JR山手線・京浜東北線の高架下を利用した商業施設だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.807, pp.6-13, 2005-10-17

隣接する池越しに見る姿は、丘のようであり、緑化されたドームのようにも見える。博多湾東部の人工島に福岡市が建設したアイランドシティ中央公園の中核施設「ぐりんぐりん」は、自由曲面のシェル構造を採用した建築だ。この9月開幕の第22回全国都市緑化ふくおかフェア「アイランド花どんたく」のメーン会場として使われている。 長さ189m、延べ面積5033m2。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.806, pp.14-19, 2005-10-03

坂道のアプローチを上ると、間口の狭いエントランスに出る。カウンターで受け付けを済ませてロビーに進む。高さ2.5m、幅9mの開口部から青々と茂る一面の稲穂が目に飛び込んでくる──。 JR成田線成田駅から車で約20分。日帰り温浴施設「大和の湯」は、丘陵と田んぼに囲まれた緑の中にある。約11カ月の工期を経て、今年のゴールデンウィークにオープンした。
著者
三上 美絵
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.843, pp.24-27, 2007-03-12

降り注ぐ陽光を浴びて、縁側で遊ぶ母と子。庭とガレージを挟んで家をセットバックさせてあるとはいえ、前面道路との境に塀や生垣はなく、通りから濡れ縁までは素通しだ。ベランダへ洗濯物を干しに出た隣家の主婦が「おはようございます」と声をかけてくる。 最近は、プライバシーを重視して道路側の開口を少なく設計した住宅が多い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1004, pp.58-63, 2013-07-25

2年後に控えた経済共同体の創設で6億人規模の統一市場が誕生する、東南アジア諸国連合(ASEAN(アセアン))。さらなる成長が見込まれるなかで、日本企業がその勢いを取り込むためには、息の長い取り組みが必要だ。 年6%の経済成長を続けるASEAN。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.939, pp.78-81, 2010-11-22

緑の丘を緩やかに上っていくスロープの上に、薄い金属の屋根がひらりひらりと連続する。外観は市立博物館という名称から思い描くものよりも、ひと回りもふた回りも小さい。公園の休憩所みたいな風情である。これが八代市立博物館を訪れた第一印象だった。 建物に近づくと、垂直の面はほとんどガラス。正面側に壁はほとんどない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.858, pp.83-87, 2007-09-24

「インターネットで賃貸マンションを探していたら、マインド和亜の写真が目に止まった。面白そうだったので見学に来たとき、現物の外観に圧倒され、中庭にはびっくり。間取りもよかったので、その日のうちに契約した」。 そう話す20代後半のウェブデザイナーの女性は、この夏、妹と一緒にマインド和亜の一室に引っ越してきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.896, pp.40-43, 2009-03-23

30代の建て主夫婦が購入した千葉県柏市の40坪の敷地は、周囲の土地に比べて最も低い谷筋に位置する。敷地形状は台形だ。南側の隣地が約1m高く、冬場の日中は隣家の影が長く落ちる。こうした悪条件を解消する住宅プランによって建て主は、光と風を感じられる希望の新居を手に入れた。 「建て売り住宅や分譲マンションの間取りは使い勝手が悪い」と感じた建て主は、注文住宅を志向。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.777, pp.68-71, 2004-08-23

福岡県篠栗町の分譲マンション「エイルヴィラツインコートシティ門松駅前イーストサイド」の住民で組織する管理組合は6月18日、マンションを販売した作州商事(福岡市)、施工した香椎かしい建設(福岡市)、設計したニューアート建築設計事務所(福岡市)の3社に対して、建て替え費用や代替住居確保費用など総額約10億8000万円の支払いを求めて福岡地方裁判所に提訴した。 同マン…
著者
長井 美暁
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.915, pp.50-53, 2009-12-21

ユニクロは5年ほど前から500-1000坪の大型店戦略を進めており、現在は年間40店舗の出店を目標に掲げている。05年、東京・銀座中央通りに面して、銀座4丁目交差点のすぐ近くに出店した「ユニクロ銀座店」は450坪だったため、今年10月、隣接する建物の一部(250坪)を賃借して、既存の店舗と一体運営する形でリニューアルオープン。新たな店舗には男性向けの商品を集めている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.940, pp.66-71, 2010-12-13

2014年春、東京・大手町に完成する超高層ビルの足元に、約3600m2の"森"が出現する。その生育状況や管理方法を事前検証するため、約50km離れた千葉県君津市で、3年間にわたる実験が始まった。 「大手町の森」。東京建物が大成建設と開発する複合ビル「(仮称)大手町1-6計画」の外構計画の名称だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.799, pp.70-73, 2005-06-27

神奈川県の最西部に位置する真鶴町は、箱根の外輪山と相模湾に突き出した真鶴半島からなる起伏に富んだ町だ。森と海に恵まれたこの小さな町は「美の条例」を持つ町として、まちづくり専門家の間では知られている。美しい景観を守ろうと、1994年に町が施行した「真鶴町まちづくり条例」のことだ。 この真鶴町で、15年ぶりに動き出したある計画が物議を醸している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.892, pp.3-5, 2009-01-26

東京タワーが08年12月23日に開業50年を迎えた。客足の鈍った時期もあったが、近年は小説や映画の舞台になったことで再び注目を集めている。50周年記念日には2万人以上が訪れた。写真:尾関弘次 建設中の東京タワーの様子。テレビ電波の送信やマイクロウエーブの中継など、「総合電波塔」としての機能を核に計画された。
著者
姜 裕文
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.791, pp.62-65, 2005-03-07

インタビュー4人目は建築家ではなく、ベンチャー経営者。リプラス代表CEOの姜裕文氏だ。不動産ファンドによるコンバージョン事業と、家賃保証事業を両輪に急成長しているリプラス。異分野から参入してきた姜氏には、建築業界がどう見えているのか。 リプラスの設立は2002年9月。売り上げは2003年が約10億円、2004年が約36億円と急成長。昨年12月には、東証マザーズに上場を果たした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.989, pp.80-86, 2012-12-10

かつては違法風俗店がひしめいていた横浜・黄金町(こがねちょう)付近。高架下のスタジオ整備が完了し、近辺の小規模店舗も横浜市による借り上げが進む。アートイベントを機に改修し、アーティストのアトリエとして活用する。 今年で5回目を迎えた「黄金町バザール」が2012年12月16日まで開催中だ。9月にプレイベントを開始し、10月中旬にイベント本番の開幕を迎えた。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.897, pp.16-21, 2009-04-13

名古屋市のビジネス街の中心地、伏見地区のオフィスビルを建て替えた。既存の建物は、旧日本興業銀行の名古屋地区の拠点でもあった名古屋興銀ビル。伝統と格式、重厚さが特徴だったが、興和不動産はイメージの一新を求めた。 「誰もが第一印象で美しいと感じる洗練されたデザイン。街の活性化にも貢献するエレガントなビルにしたいと考えた」と興和不動産の名倉三喜男社長は語る。
著者
倉方 俊輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.813, pp.巻末11-13, 2006-01-09

外観の第一印象は「CGと同じ」だ。透明なボックスを白いスロープが囲む。ガラスも壁も平滑で、モノとしての重さが感じられない。窓枠や取っ手が表面に表れていないので、スケールも機能もよくわからない。ヒントは奥に誘うような回廊だけ。 グエナエル・ニコラのスタジオ兼住宅「C1(CURIOSITY ONE)」。ニコラが基本デザインを行い、2005年11月に完成した。
著者
磯 達雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.849, pp.88-91, 2007-05-28

旧中山道沿いの街並みから少し奥まったところに、その建物は見えた。白い。それが第一印象だ。場所は群馬県西部にあるかつての松井田町。現在は合併したため安中市となっている。 この建物は白井晟一の設計により1956年に完成。