著者
山口 惣一郎 鳥居 甫吉
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会年次大会講演予稿集 (ISSN:09191879)
巻号頁・発行日
no.31, pp.203-204, 1995-07-26

In this paper we will show you regarding vertical and horizontal radiation patterns of 4L-polyloop antennas with finete reflector which we have measured recently. We have obtained good results on the hexagon 4L-polyloop antenna acording to the measured data. This antenna has a structure of directly stacked twin "Wavelength Circumference Loop Antenna"
著者
関口 俊一 浅井 光太郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.302-308, 2011-03-01
参考文献数
15
被引用文献数
2

AVC/H.264に次ぐ新しい国際標準映像符号化方式を策定するプロジェクトHEVCの最新状況を報告する.HEVCはISOとITU-Tの共同作業として,2013年初頭の規格化完了を目指している.本稿では執筆時点での最新情報に基づき,HEVC標準の候補となっている技術の概要と活動状況について概説する.
著者
長岡 綾 奥平 雅士
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.61-64, 2011-02-12

動画に合わせてオリジナルの楽曲を自動的に生成するシステムを構築した.動画像を処理し,色情報や物体の運動情報を音程や和音などの音楽的要素に当てはめることで楽曲を生成する.楽曲の速度と長/短調はあらかじめ指定しておく.和音は第1音をC/Amとし,次フレーム以降はフレームに含まれる最も多い色のR,G,B値の総和を第1フレームのそれと比較して決定する.メロディは,映像中の特徴点の左右・上下の動きから計算する.本方式に基づき動画から楽曲を生成し,比較的自然な楽曲が得られた.
著者
藤吉 弘亘
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, no.35, pp.113-120, 2008-08-21
参考文献数
24

インビジブルロボットは,環境に配置されたカメラ等のセンサ群から刻々と変化する人の状態を認識し,ユーザである人に対して快適な空間をアシストすることが重要な課題である.このようなインビジブルロボットの実現には,特に,人画像解析(People Image Analysis)として,動画像からの人の検出,追跡,顔の検出,顔の部位の追跡,モーション理解が不可欠な技術要素となる.現在までに,固定カメラによる背景差分に基づく人等を対象とした動体検出法は数多く提案されているが,このような動体検出をベースとしたアプローチでは,対象とする動体の検出に失敗すると次段の処理である物体識別が不可能となる問題がある.この問題を解決するアプローチとして,近年のコンピュータの高速化に伴い,画像全体を検出ウィンドウによってラスタスキャンし,low-levelな特徴量と統計的学習手法の組み合わせによる物体検出法が提案されている.本稿では,インビジブルロボットのためのビデオ解析として,VSAMプロジェクトで開発された動画像理解アルゴリズムと,その実用化例について紹介する.また,人画像解析のための新しいアプローチとして,検出ウィンドウのラスタスキャンベースによる人検出法とモーション解析についても紹介する.
著者
大塚 吉道
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, no.53, pp.13-18, 1999-09-16

2000年からBSデジタル放送が始まる。わが国のBSデジタル放送は、国際的に割り当てられた8チャンネルの電波を用いて行われており、現在はこのうち4チャンネルの電波でアナログ放送が行われている。2000年からは残りの4チャンネルの電波を用いてデジタル方式の放送が始まる。既に、放送事業者の割当が決まっており、放送に向けて着々と準備が進められている。BSデジタル放送では1チャンネルの電波でハイビジョン2番組を放送することを基本とする。また、映像・音声に加えて、文字や図形、静止画やコンピュータデータなど各種の情報データも放送することが予定されている。このようなデータを活用することにより、様々な新しい機能をもつ放送サービスが可能となる。例えば、いつでも最新のニュースや天気予報が見られたり、番組に関する詳しい情報を表示したりすることもできる。高画質なハイビジョン放送をベースに各種データ放送サービスを取り込んだBSデジタル放送は、21世紀のマルチメディア放送にふさわしいものになるでしょう。ここでは、下記の内容で、BSデジタル放送についてチュートリアルな解説を行う。なお、地上デジタル放送については、今回は触れず、別の機会に譲ることとする。
著者
内田 龍男 片岸 智之 小野寺 政信 柴田 幸男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.10, pp.984-990, 1986-10-20
被引用文献数
2

先に提案したマイクロカラーフィルタ型フルカラー液晶ディスプレイ(LCD)は多くの研究開発者の努力ですでに実用レベルに達しているが, 一部でバックライトの消費電力が重要な問題となっている.そこで本研究では, このバックライトを取り除いた反射型マルチカラーLCDの実現の可能性を検討している.まず, 各種の表示モードを検討し, 明るさとコントラスト, アクティブマトリックスとの適合性などの点から相転移型ゲストホストモードを採用した.次いでこの電気光学的特性の理論解析を行い, パラメータの最適化をはかった.さらに, その設計条件に基づいて実際にパネルを試作し, 従来の白黒表示のTNセルとほぼ同程度の明るさのマルチカラーLCDが実現できることを示した.
著者
山本 裕紹 六車 修二 佐藤 剛 早崎 芳夫 永井 芳文 清水 義則 西田 信夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.22, no.37, pp.37-42, 1998-07-03
参考文献数
4

フルカラーLEDパネルを用いた偏光眼鏡式立体ディスプレイを試作した.右眼用と左眼用を入れこにしたステレオ画像の表示は, LEDパネルを用いて160×80(×RGB)の画素数(1.28m×0.64mの大きさ)で行った.LEDパネルを短冊に切った偏光フィルムで1列ごとに右眼用と左眼用とにマスキングした画像を, 偏光眼鏡で右眼用と左眼用の画像に分離して観察する.立体表示における観察距離と指向性の実験を行い, 観察距離をLEDのドットピッチの3000倍程度に設定すればよく, 偏光マスクを設置しても指向性が狭くならないとの知見を得ることができた.
著者
尾本 章 中原 雅考 高島 和博
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.453-458, 2011-04-01
被引用文献数
1

本来見ることのできない音を可視化する手法に関して,これまで行われてきた技術とあわせて,新しい取組みについて紹介した.例として,マイクアレイによる指向性制御および音響ホログラフィを用いた音源探査,またインパルス応答から算出した音響インテンシティとパノラマ写真を組合せた反射音の可視化手法に関して実測例をもとに解説している.