著者
村橋 秀雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:03743470)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.351-355, 1963-06-01

最近, 投写形受像装置の研究が進み, 実用段階に至っているが, 現在考えられている種々の方式について, その概要をのべる.
著者
黒田 治 山内 清太
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.48, pp.21-24, 1996-09-26

February 10th of this year, involving a crash of a local-line bus and a vehicle, the collapse of a base rock in the Toyohama Tunnel in Hokkaido ended in a tragedy with the deaths of 20 people. Today, NHK would like to report how we coped with this accident by relay broadcasting throughout the country day and night.
著者
加藤 直哉
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, no.23, pp.13-16, 1999-03-12

IS&TとSIDの共催による第6回Color Imaging Conference:Color Science, System, and Applicationが1998年11月17日〜20日にかけてアメリカ・アリゾナ洲Scottsdaleにて開催された。初日の17日はチュートリアルが行われ、テクニカルセッションは18日〜20日に行われた。全体としては、これまで主流であった入力・表示・出力各々の色彩画像機器の特性評価(Device Characterization)の発表が少なくなり、その分それらの画像機器をシステムとして接続する際の課題、例えば、Color Appearance ModelやGamut Mapping等の発表が増えた印象を受けた。表示機器の中でこれまでCRTが主であったのが、LCDの特性評価手法の発表が出始めてきたところが目立った程度であった。また新たな流れとしては、1)分光分布の復元のためのMulti-spectral解析、2)CGにおいて現実世界を復元するための色の忠実な再現、等が挙げられる。
著者
伊藤 正史 天谷 啓介
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.23, pp.1-4, 2012-06-08

甚大な被害をもたらした東日本大震災以降,各被災地には放送法第三条の五に基づく臨時災害放送局が開局した.2011年末,その一つである「女川さいがいエフエム」の天谷は,在京局の局員として番組送出システムの設計に携わっていた伊藤の技術報告を読み,臨時災害放送局にも使える小型APCはないかとの相談をSNSで持ちかけた.現在,伊藤は送出部門の所属ではないが,任意団体において既存の大規模送出システムとは対照的な小型汎用送出システムの研究開発を続けており,放送技術者の社会的責任として臨時災害放送局には無償提供することにし,本システムの導入に至ったので報告する.
著者
伴野 明 鉄谷 信二 岸野 文郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.867-875, 1993-06-20
被引用文献数
4

指示入力に用いられているマウス操作をより効率的に行う方法として, マウス操作に加えて視線検出をカーソル表示に用いる指示入力法を提案している.この方法の特徴は, 検出された注視点位置にカーソルを発生させ, このカーソルが目標とする場所に入ればマウスにあるボタンを押し, 外れた場合には補助的にマウス操作を用いカーソルを移動させて目標場所に入れることにより, 指示の高速化を図ることである.本手法の有効性を調べるため, 実際にワークステーションで用いられているマルチウィンドウを考慮した表示画面を用いるなど, 実用に合った方法で評価実験を行った.指示入力時間, 誤り率, 注視点の軌跡について分析した結果, 本指示入力法は, 視距離60cmにおいて視線検出誤差が3度以下であれば, マウスのみによる指示入力法に比べて, 指示時間が短く, また, カーソルの発見および操作に関しても, 共に良い主観評価を得た.さらに, 指示入力時の注視点の軌跡を分析し, 主観評価を裏付ける結果を得た.
著者
吉田 聡 泉 正夫 辻 洋
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, no.8, pp.123-126, 2012-02-11

安価なデバイスであるKinectがどの程度の能力があるのか調査するため,歩行動作をしている人に対する人物判定を試みる.歩行動作を定義し,Kinectから得られる5人の情報を用いて歩行動作を表す特徴ベクトルを作成した.そして主成分分析を用いて特徴空間を構築した後,特徴空間での各クラスの重心からの距離と分散を用いてテストパターンの判定を行った.結果としてKinectは歩行動作をしている人物5人に対して判定した場合の適合率は約80%であることを示し,その結果と手法について考察した.
著者
池田 宏明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.104-105, 1992-01-20
著者
門條 由男 田村 久男 新倉 輝雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.705-706, 1985-08-20

NHKでは, ビデオマットの開発により新しい映像合成手法で, 昨年の大河ドラマ「山河燃ゆ」から番組制作を行っている.この合成手法は, 番組演出上および制作経費節減に多大な効果をもたらした.その特徴と番組制作の方法について述べる.
著者
妹尾 宏 加井 謙二郎 磯部 忠
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.336-343, 1995-03-20
被引用文献数
8 3

マルチメディア情報を対話的に表示する新しい放送サービスの基本機能を検討する.これは, ニュースなどの最新情報を, いつでも取り出して視聴できる放送システムである.ハイパーリンクで結合した情報をレイアウト構造および論理構造の両体系で構造化し, ハイビジョン, パソコンなど様々な表示装置で, 詳細な情報や関連する番組をインタラクティブに視聴できる.また, ユーザフレンドリーなサービスを実現するため, インデックスデータも放送する.インデックスデータは, 受信者の情報アクセスを支援するメニュー表とキーワード表, 各番組ごとのジャンルやキーワードから成る.インデックスデータを自動的に生成する手法も検討する.基本機能の検討を踏まえ, 衛星放送データチャンネルを利用する実験システムを開発し, 放送システムとしての実現性を検証する
著者
新垣 吉也 永塚 守 都竹 愛一郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.43, pp.7-10, 2000-07-27
被引用文献数
2

送信アンテナが風によって振動し発生するドップラーの影響については、これまで報告されていなかった。そこで、アメダスの風速データ、東京タワーの設計仕様値及び台風時の振動データなどを用い、風によって発生するドップラー量を算出した。また、SFN受信時にゴースト波がドップラー成分を含んだ場合の受信品質への影響を室内実験によって調査した。
著者
吉田 準史 長谷川 光司 春日 正男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.32, no.21, pp.9-12, 2008-05-26

本研究では,ゲームコンテンツの評価に適した用語を選定することを目的に,ゲーム雑誌およびユーザアンケートから数十種類の評価用語を抽出した.さらに20種類のゲームを実際に被験者にプレイさせ,各用語についての当てはまり具合を回答する実験を行った.実験結果に対し,分散分析,クラスタ分析などの統計的な処理を施すことにより,ゲームコンテンツの評価に相応しい用語として「革新的な」,「リアルな」,「幻想的な」,「大勢で楽しめる」,「待ち時間の多い」,「コミカルな」という6種類の評価用語が最終的に選定された.