1 0 0 0 OA 徐放性農薬

著者
辻 孝三
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.790-794, 1983-11-01 (Released:2011-10-11)
参考文献数
20
著者
眞弓 皓一 成田 哲治 Costantino CRETON
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.597-605, 2015-10-25 (Released:2015-10-23)
参考文献数
25

高分子ゲルを高強度化する有効な分子設計として,共有結合などの強い結合と水素結合などの弱い結合を架橋点として導入する手法が提唱されている.弱い可逆な架橋点はゲルが変形した際に解離し,その時のエネルギー散逸によってゲルのマクロな破壊を防ぐことができる.また,変形したゲルから外力を取り除くと,強い結合に由来するネットワークの弾性によって,ゲルは元の形状まで復元し,可逆架橋点も再結合して元の状態まで戻る.筆者らは,このような自己回復性高強度ゲルのモデル系として,ポリビニルアルコール(PVA)を共有結合とホウ酸イオンによる可逆結合で同時架橋したDual Crosslink (DC)ゲルを開発し,その力学特性を調べてきた.本報では,可逆架橋点の解離・再結合ダイナミクスがDCゲルの線形粘弾性,ヒステリシスループを含む大変形挙動,および破壊挙動とどのように相関しているのかについて解説する.
著者
小野木 重治 升田 利史郎
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.17, no.7, pp.640-649,664, 1968-07-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
61
被引用文献数
4 3

高分子溶融物は,合成繊維の紡糸,プラスチックの成形などの加工に使われ,その流動性は加工性を直接支配する要因である。一方,溶融物や濃厚溶液を学問的に考えれば,希薄溶液や結晶のような理想状態とはちがって,理論的に取り扱うことのむずかしい状態であり,分子構造と溶融高分子の性質との関係は,高分子科学の中でも最も解明の遅れた分野の一つであるといえよう。しかし最近の研究は, 高分子の分子構造, たとえば分子の大きさ, 分子量分布,枝分れなどと溶融物のレオロジー的性質との関係を明らかにしつつある。特に分子量分布の均一な単分散試料について得られたデータが集積され,高分子の構造と溶融状態における流動性との関係を帰納する上に大きく貢献している。この記事は,このような溶融物に関する最近の研究を,著者らの研究を中心として概観しようとするものである。
著者
岡田 豊和 中村 公成
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.380, 1989-05-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
6
被引用文献数
2 1
著者
石井 宏寿
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.137-149, 2002-04-25 (Released:2010-03-15)
参考文献数
47

代表的なエンジニアリング・プラスチックであるポリカーボネート (PC) は衝撃強度, 耐熱性などに優れた透明材料として広く利用されている有用な材料であり, 主にビスフェノールA (bis-A) とホスゲンとの重縮合により工業的に生産されている. さらなる生産コストの低減とホスゲン使用による潜在的危険性の回避を目的として, Pd触媒存在下一酸化炭素を用いる酸化的カルボニル化反応に基づくビスフェノールAからのポリカーボネート一段合成法の開発を行った. 最初にフェノールから炭酸ジフェニルへの酸化的カルボニル化反応をモデル反応として, 新たにPd錯体触媒系をデザインした結果, 従来の触媒系で大量に必要であったアンモニウムハライドが不要になるPd-Sn錯体触媒系を見いだした. また, アンモニウムハライドは必要ではあるが極めて高活性な触媒としてPd複核錯体, Pd-ジイミン錯体, Pd-ビピリジル錯体触媒系を見いだし, さらにPd錯体触媒系の固定化についても検討した. これらのPd錯体触媒系を目的のビスフェノールAからのポリカーボネート一段合成法に適用したところ, 6, 6'位に置換基を有する2, 2'-ビピリジルを配位子とするPd錯体を用いることにより, 従来の触媒系を用いた場合を大きく上回る数平均分子量5600, 重量平均分子量12900のポリカーボネートを, 高収率で得ることが可能となった.
著者
寺尾 憲 領木 研之
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.73, no.6, pp.505-513, 2016-11-25 (Released:2016-11-25)
参考文献数
80
被引用文献数
2 1

アミロースカルバメート誘導体は,隣接した繰返し単位の置換基間の分子内水素結合,そして置換基のかさ高さ,さらには水素結合した溶媒分子によって,さまざまならせん構造や剛直性を発現する.これらのうち,とくに後者の剛直性は,ジメチルスルホキシド中のアミロースの2倍から20倍の範囲にわたる.われわれは最近,溶液中で比較的屈曲性の高い鎖として振舞う環状アミロースを原料としてさまざまな剛直性をもつ環状鎖が合成可能であることを提案した.本報では,アミロースカルバメート誘導体の剛直性の起源,そして剛直な環状アミロースカルバメート誘導体の溶液中での分子形態や分子間相互作用について報告する.剛直環状鎖の分子形態や分子間相互作用には線状鎖のみからは予想できない特徴がみられた.
著者
塚原 仲晃
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.820-823, 1985-10-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
4
著者
桜田 一郎 坂口 康義 大隅 行彦 西野 潤
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.19, no.210, pp.620-626, 1962-10-25 (Released:2010-10-14)
参考文献数
12
被引用文献数
2 2

アクリル酸を種々のpH値とモノマー濃度をもつ水溶液中で,(NH4) 2S2O8を開始剤に用いて50℃ で重合させた。得られたポリアクリル酸は電圧滴定挙動および溶解性が相互にかなり異なる。これらの結果は主としてこれらのポリマーの立体的形態の差異に基くものと考えられる。pH7付近の低モノマー濃度の水溶液中で重合されたポリアクリル酸は, よりシンジオタクチックであると考えられる。
著者
山田 健史 飯田 和則 山子 茂
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.329-342, 2007 (Released:2007-10-01)
参考文献数
106
被引用文献数
1 1

リビングラジカル重合(LRP)が基礎,および応用化学の両面から多大な注目を集めている.その理由は,このような重合系の開発が化学における大きな挑戦であるとともに,ラジカル重合とリビング重合の優れた特徴を併せ持つこの方法が,高度な機能を持つ高分子材料創製の基盤技術となることが期待されているからである.本報では,この 15 年弱の間に開発されてきた,代表的な LRP 法であるニトロキシドを介するリビングラジカル重合(NMP),原子移動ラジカル重合(ATRP),可逆的付加・脱離連鎖移動重合反応(RAFT),有機テルル化合物を用いるリビングラジカル重合(TERP)を中心として,それらを重合機構から比較することで,それぞれの方法らの特徴を明らかにすることを目的とする.これを通じて,LRP の現状を概観するとともに,この方法の将来の展望を図るものである.本報は 2 回にわたり掲載される予定である.初回の本報では,LRP の定義とその開発の歴史的な経緯,共通する反応機構,および NMP の機構について紹介する.次論文では,ATRP, RAFT, TERP の反応機構と,LRP における最近のトピックスを紹介する予定である.
著者
成田 耕造
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.726-730,754, 1964-08-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
20

1 0 0 0 OA 入門講座

著者
畑田 耕一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.30, no.9, pp.696-704, 1981-09-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
45
被引用文献数
3 4