1 0 0 0 OA 核酸について

著者
渡辺 格
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.709-715, 1964-08-20 (Released:2011-09-21)
著者
柴山 恭一 児玉 峯一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.20, no.222, pp.591-595, 1963-10-25 (Released:2010-10-14)
参考文献数
6

橋かけ度の異なるエポキシ樹脂硬化物の粘弾性と膨潤の効果を調べた。弾性率-温度曲線の傾斜は橋がけ密度とともにゆるやかになる。膨潤の主な効果は転移温度の低下であって, 膨潤剤のもつ自由体積量によってなかば定量的に説明される。
著者
野瀬 卓平
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.24, no.7, pp.446-451, 1975-07-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
16
著者
河田 照芳
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.44, no.10, pp.662-665, 1995-10-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
3

極細繊維のハシリとその製造技術を述べ,次に用途展開を説明し,最後に極細繊維の将来を予想する.
著者
松本 和也 宮田 隆志
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.125-142, 2014-04-25 (Released:2014-04-25)
参考文献数
91

刺激応答性ゲルは,温度やpHなどの外部環境変化に応答して体積変化を示すことから医療分野や環境分野に利用できるスマートマテリアルとして注目を集めている.最近では,疾病などのシグナルとなる生体分子を認識して体積変化する刺激応答性ゲル(生体分子応答性ゲル)も報告されるようになり,ドラッグデリバリーシステムや診断システムなどを構築するためのスマートバイオマテリアルとしての利用が期待されている.このような生体分子応答性ゲルを創製するためには,標的生体分子に対する分子認識とそれによってネットワーク構造変化する応答機能とを連携させなければならない.そこで,これまでは生体分子認識による高分子網目の親水性・疎水性の変化や荷電状態の変化に基づいて生体分子応答性を示すゲルが報告されてきた.最近では,可逆的に結合解離する分子複合体をゲル内の動的架橋点として導入することにより生体分子応答性ゲルが合成されており,タンパク質や糖類をはじめとしたさまざまな標的生体分子に応答するゲルの設計が試みられている.本報では,抗体の抗原認識能などの生体分子機能を利用することによりデザインされた生体分子応答性ゲルについて,国内外の関連研究とともに筆者らの研究を概説する.
著者
宮村 信行
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.11, no.12, pp.1250-1257, 1962-11-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
35
著者
斎藤 恭一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.211-222, 2014-05-25 (Released:2014-05-23)
参考文献数
32
被引用文献数
3 2

対象イオンや分子の高速での除去や回収のために,放射線グラフト重合法とその後の化学反応によって,無機化合物,酵素,および抽出試薬を市販の6-ナイロン繊維に担持した.小さな径の繊維担体は液との大きな外部接触面積をもつ.さらに,機能化された繊維は実用現場に応じてフィルターや組みひもといったさまざまな形状に成型できる.まず,フェロシアン化物イオンを吸着させたアニオン交換繊維を塩化コバルト溶液に浸漬することによって沈殿生成をさせて,不溶性フェロシアン化コバルト担持繊維を作製した.6-ナイロン繊維に接ぎ木した高分子鎖に担持させた不溶性フェロシアン化コバルトは海水中でセシウムイオンを特異的に捕捉した.同様に,カチオン交換繊維にチタン酸ナトリウムを担持させて海水中のストロンチウムイオンを選択的に捕捉した.つぎに,ウレアーゼをアニオン交換グラフト鎖に固定し,その後,ウレアーゼ間をトランスグルタミナーゼを使って架橋した.このウレアーゼ固定繊維は水中の尿素を高速で定量的に加水分解した.さらに,酸性抽出試薬HDEHPを6-ナイロン繊維に接ぎ木した疎水性高分子鎖に担持した.HDEHP担持繊維へのジスプロシウムおよびネオジムの分配係数が,n-ドデカンへの分配係数によく一致することを示した.
著者
木村 博
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.290-311, 1971-04-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
34

プラスチックは工業材料としてストレングス・メンバーの分野にまで進出するようになっている。プラスチックの大型構造物を構成するためには,切断したり, 接合したりすることが必須の要件であって, 最近, 特に注目されている分野である。ここでは,プラスチックの約75%を占める熱可塑性プラスチックの主たる接合方法である溶接についての加工機と,一般の接着についての加工機について,それぞれの分野での大勢と,個々の加工機の機構と作用効果について解説を行なった。
著者
石黒 武彦 安西 弘行
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.530-533, 1988-07-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
15
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 徐放性農薬

著者
辻 孝三
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.790-794, 1983-11-01 (Released:2011-10-11)
参考文献数
20
著者
眞弓 皓一 成田 哲治 Costantino CRETON
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.597-605, 2015-10-25 (Released:2015-10-23)
参考文献数
25

高分子ゲルを高強度化する有効な分子設計として,共有結合などの強い結合と水素結合などの弱い結合を架橋点として導入する手法が提唱されている.弱い可逆な架橋点はゲルが変形した際に解離し,その時のエネルギー散逸によってゲルのマクロな破壊を防ぐことができる.また,変形したゲルから外力を取り除くと,強い結合に由来するネットワークの弾性によって,ゲルは元の形状まで復元し,可逆架橋点も再結合して元の状態まで戻る.筆者らは,このような自己回復性高強度ゲルのモデル系として,ポリビニルアルコール(PVA)を共有結合とホウ酸イオンによる可逆結合で同時架橋したDual Crosslink (DC)ゲルを開発し,その力学特性を調べてきた.本報では,可逆架橋点の解離・再結合ダイナミクスがDCゲルの線形粘弾性,ヒステリシスループを含む大変形挙動,および破壊挙動とどのように相関しているのかについて解説する.
著者
小野木 重治 升田 利史郎
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.17, no.7, pp.640-649,664, 1968-07-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
61
被引用文献数
4 4

高分子溶融物は,合成繊維の紡糸,プラスチックの成形などの加工に使われ,その流動性は加工性を直接支配する要因である。一方,溶融物や濃厚溶液を学問的に考えれば,希薄溶液や結晶のような理想状態とはちがって,理論的に取り扱うことのむずかしい状態であり,分子構造と溶融高分子の性質との関係は,高分子科学の中でも最も解明の遅れた分野の一つであるといえよう。しかし最近の研究は, 高分子の分子構造, たとえば分子の大きさ, 分子量分布,枝分れなどと溶融物のレオロジー的性質との関係を明らかにしつつある。特に分子量分布の均一な単分散試料について得られたデータが集積され,高分子の構造と溶融状態における流動性との関係を帰納する上に大きく貢献している。この記事は,このような溶融物に関する最近の研究を,著者らの研究を中心として概観しようとするものである。
著者
岡田 豊和 中村 公成
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.380, 1989-05-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
6
被引用文献数
2 1
著者
石井 宏寿
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.137-149, 2002-04-25 (Released:2010-03-15)
参考文献数
47
被引用文献数
1

代表的なエンジニアリング・プラスチックであるポリカーボネート (PC) は衝撃強度, 耐熱性などに優れた透明材料として広く利用されている有用な材料であり, 主にビスフェノールA (bis-A) とホスゲンとの重縮合により工業的に生産されている. さらなる生産コストの低減とホスゲン使用による潜在的危険性の回避を目的として, Pd触媒存在下一酸化炭素を用いる酸化的カルボニル化反応に基づくビスフェノールAからのポリカーボネート一段合成法の開発を行った. 最初にフェノールから炭酸ジフェニルへの酸化的カルボニル化反応をモデル反応として, 新たにPd錯体触媒系をデザインした結果, 従来の触媒系で大量に必要であったアンモニウムハライドが不要になるPd-Sn錯体触媒系を見いだした. また, アンモニウムハライドは必要ではあるが極めて高活性な触媒としてPd複核錯体, Pd-ジイミン錯体, Pd-ビピリジル錯体触媒系を見いだし, さらにPd錯体触媒系の固定化についても検討した. これらのPd錯体触媒系を目的のビスフェノールAからのポリカーボネート一段合成法に適用したところ, 6, 6'位に置換基を有する2, 2'-ビピリジルを配位子とするPd錯体を用いることにより, 従来の触媒系を用いた場合を大きく上回る数平均分子量5600, 重量平均分子量12900のポリカーボネートを, 高収率で得ることが可能となった.
著者
寺尾 憲 領木 研之
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.73, no.6, pp.505-513, 2016-11-25 (Released:2016-11-25)
参考文献数
80
被引用文献数
2 1

アミロースカルバメート誘導体は,隣接した繰返し単位の置換基間の分子内水素結合,そして置換基のかさ高さ,さらには水素結合した溶媒分子によって,さまざまならせん構造や剛直性を発現する.これらのうち,とくに後者の剛直性は,ジメチルスルホキシド中のアミロースの2倍から20倍の範囲にわたる.われわれは最近,溶液中で比較的屈曲性の高い鎖として振舞う環状アミロースを原料としてさまざまな剛直性をもつ環状鎖が合成可能であることを提案した.本報では,アミロースカルバメート誘導体の剛直性の起源,そして剛直な環状アミロースカルバメート誘導体の溶液中での分子形態や分子間相互作用について報告する.剛直環状鎖の分子形態や分子間相互作用には線状鎖のみからは予想できない特徴がみられた.