著者
入江 冨士男
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.9, no.9, pp.813-819, 1960-08-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
8
著者
岩田 一良
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.408-414, 1994-06-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
14
被引用文献数
1

高分子の絡み合いをトポロジーの立場から見ると,全く新しい高分子の姿が見えてくる.絡み合いには斥力が存在し,高分子の物性に大きな影響を与えることを環状高分子や架橋高分子系などを例に取り上げて議論する.とくに,環状高分子の絡み合いだけで形成されたカテナ網目について詳しく論ずる.
著者
長沢 不二男
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.4, no.7, pp.305-307, 1955-06-20 (Released:2011-03-18)

1 0 0 0 OA ガラス繊維

著者
佐野 和夫
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.580-584, 1964-07-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
9
著者
玄 丞烋 車 源日 筏 義人
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.673-680, 1989-11-25 (Released:2010-11-22)
参考文献数
11
被引用文献数
30 40

ポリビニルアルコール (PVA) 濃厚水溶液を凍結させた後, 0℃付近の低温にて徐々に解凍させることにより高含水率で高強度なPVAハイドロゲルが得られる. 重合度1750, けん化度99.5mol%のPVA濃度30wt%の水溶液を-20℃で24時間凍結させた後, 5℃にて10時間かけて徐々に解凍させて得られたPVAハイドロゲルの強伸度はそれぞれ約60kg/cm2. と500%を示すのに対し, 同じ条件下で凍結させ, 室温下, 3時間で解凍させたPVAハイドロゲルの強伸度は35kg/cm2と400%であった. PVAハイドロゲルはPVA濃厚水溶液の凍結の際水相とPVA相とに相分離され, その後の低温結晶化により多孔質構造が形成される. X-線回折とSEM観察からPVAハイドロゲルは微結晶をもつミクロ多孔質構造であることが認められた.
著者
松田 種光
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.455-459, 1962-05-20 (Released:2011-09-21)
参考文献数
34
被引用文献数
1 1
著者
赤木 和夫
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.20-21, 2007-01-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
1
著者
近藤 慶之 直井 正俊 小山 勝宏 藤井 敏弘 大木 幸介
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.467-471, 1985-07-25 (Released:2010-02-26)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

ブタ脳カルモデュリン (CaM) の種々の界面活性剤によって誘起されるコンホメーション変化について, 螢光スペクトル, 円偏光二色性 (CD) の測定により検討した. Tween系, TritonX100などの非イオン性界面活性剤は, CaMのコンホメーション変化に影響をおよぼさなかった. 陰イオン性界面活性剤のドデシル硫酸ナトリウム (SDS) やドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム (SDBS) を加えた場合, 大きな構造の変化が観察された. Ca2+存在下および非存在下において, 1mMSDSはα-helix含量の増加を引き起こし, Ca2+存在下ではα-helix含量は42%であった. SDBSの場合, その濃度が増すとα-helix含量は減少し, 12mMではCa2+の存在, 非存在にかかわらずCDはランダムコイルの曲線を示した. 陽イオン性の塩化ベンザルコニウムは弱い変性作用を伴ってCaMの規則構造の破壌を促進する. これらの事は, 螢光スペクトルの測定によっても裏づけられた.
著者
住友 宏 八浜 義和
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學 (ISSN:00232556)
巻号頁・発行日
vol.12, no.127, pp.479-482, 1955-11-25 (Released:2010-12-22)
参考文献数
2
被引用文献数
3 7

平均重合度592-8080の未分別ポリアクリル酸エチルを試料としてつぎに掲げる各溶媒中で20-50℃ において粘度を測定した.30℃ において得られた極限粘度数平均重合度関係はつぎの通りである。クロロホルム:[η]=720×10-3Pn0.68, ベンゼン:[η]=6.06×10-3Pn0.67, 酢酸エチル:[η]=5.45×10-3Pn0.66, アセトン:[η]=5.33×10-3Pn0.66, メ々ノール:[η] =6.14×10-3Pn0.55,(100cc'9)。これらの値, Hugginsのk'値およびそれらにおよぼす温度の影響などから溶媒力はつぎの順序に減少することを明らかにした。クロロホルム>ベンゼン>酢酸工チル>アセトン>メタノール。このうち前四者はポリアケリル酸エチルに対して良溶媒であり, メタノールのみ貧溶媒である。
著者
上出 健二 渡部 武
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子化學
巻号頁・発行日
vol.26, no.291, pp.498-510, 1969
被引用文献数
1

円錐-円板型回転粘度計を利用して, 低ずり速度領域 (ずり速度γ=2.72×10<SUP>-2</SUP>~2.08×10sec<SUP>-1</SUP>) におけるアイノタクチックポリプロピレン溶融物 (250℃) のずり流動特性と, 定常ずり流動停止直後の応力緩和を測定した。試料として分子量範囲6.2×10<SUP>4</SUP>~3.96×10<SUP>5</SUP>の分別区分6種と未分別物1種を利用した。溶融物にずり変形を付加してから比較的短時間のうちは, 場合によっては定常状態におけるずり応力よりも大きなずり応力が発生する。非定常状態におけるずり応力の最大値は, 試料の分子量が大きくかつずり速度が大きいほど大きい。定常状態に達するに要する時間も試料の分子量とずり速度によって著しく影響される。この結果, 毛細管流動の場合でも見かけの粘度に及ぼす非定常流動の寄与が無視できないことが予想された。ニュートン流動から非ニュートン流動に転移するときのずり速度は分子量にほぼ反比例する。ニュートン粘度と分子量との間にはいわゆる3.5乗則が近似的に成立する。定常流停止直後の応力緩和は非線形的である。緩和の速度は分子量が小さいほど, ずり速度が大きいほど大きい。非線形応力緩和の主原因は非フック弾性である。
著者
指尾 稔 矢野 健一郎 角岡 正弘 田中 誠
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.44, no.10, pp.793-796, 1987

酢酸ビニル-酢酸イソプロベニル共重合体の<I>p</I>-ベンゾキノンによる光橋かけ反応について検討した. 共重合体は光崩壊性でないため, 光橋かけ反応は容易に進行した. しかし, 水酸基を導入すると橋かけ効率は非常に悪くなった. ランダムに導入したポリマーの橋かけ効率はブロック的に導入したポリマーに比べ悪かった, 橋かけ反応による不溶化には, キノンタイプからヒドロキノンタイプに変化する反応の関与が推定された. また, 不溶化ポリマーはアルカリ水溶液中での加熱により可溶化することから, 橋かけ反応にはポリマーの主鎖間の反応ではなく, 側鎖のアセチル基が関与していることが推定された.
著者
杉山 保行 太田 雅壽
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.94-98, 2018-01-25 (Released:2018-01-25)
参考文献数
7

Because of shampooing, drying, brushing etc., hair twists, breaks or acquires split ends; furthermore the cuticle may come off. We tried developing a shampoo agent and conductive treatment agent which repairs hair damaged by washing, drying, brushing, coloring, or perming. The effect of both agents on repair of damaged hair was examined by transmission electron microscopy and electrical conductivity. We compared previous data of optical microscopy with transmission electron microscopy images. As a result, it is clear that a scale-forming material, like a cuticle, is deposited in the keratinization region, and the frizzled hair became straight, because of using shampoo agent and conductive treatment agent containing hematin. These facts suggest that components of shampoo, treatment and/or hair cortex are preferentially adsorbed to the asperities of fragments which are cut off from the cuticle and then these components produce the scale-forming material, like a cuticle, due to epitaxial growth.
著者
永田 親義
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.107-107,94, 1981-02-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
4
著者
大庭 成一
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.90-93, 1957-01-20 (Released:2011-10-11)
著者
岡 隆史
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.802-805, 2006-10-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
29
被引用文献数
1

天然由来の優れた保湿剤であるヒアルロン酸ナトリウム(HA)に新規機能性を賦与することを目的として,種々のHA誘導体を合成し有用性の評価を試みた.その結果,HAの水酸基にアセチル基を導入したスーパーヒアルロン酸(S-HA)が,優れた角質柔軟効果を有する保湿剤であることを見いだした.本稿では,両親媒性高分子保湿剤S-HAについて紹介する.
著者
鈴木 啓三 谷口 吉弘
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.431-434,444, 1974-06-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
21

常圧下では,タンパク分解酵素はタンパク質を分解させる方向に作用する.もし分解反応が可逆的であり,体積の増加をもたらす過程であるならば,圧力をかければタンパク合成側に反応は逆行するはずである.二十年前,ソビエトの科学者は数千気圧の圧力によりタンパク質の再合成が実現したと報告し,フランスの科学者は不可能であったと反論した.その後は誰もとりあげていない. 10,000m の深海に生きる生物群は, 1000 気圧の水圧のもとで高分子合成を営んでいる.そこには,細胞レベルと酵素レベルの両面から明らかにされなければならない多くの未知の世界がある.生体高分子の生合成に対する圧力の影響は最近盛んに研究されているが,まだ酵素レベルでの仕事はない.酵素反応に対する圧力効果の速度論的研究も,今後の課題である.