著者
小林 大祥 小林 光男 後藤 芳樹
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.121, pp.1-7, 2016-10-30

In this paper, tension tests are performed with the dragline silk produced by Nephila Clavata. Tension testingmachine is developed and manufactured for micro-sized materials. The dragline silk is the difficult material toconduct the tension test because the dragline of spider is the fine and ductile line and also the test load is small.From the results of tests, following conclusions are obtained. 1) The continuous stress-strain behavior of spider silkis obtained in 1.0μm/sec constant test speed, and the failure stress of dragline is about 2000MPa. 2) The diameter ofdragline is found to vary among each thread, thus it is necessary to measure the diameter of all specimens. 3) It isunderstood that the failure stress is mostly constant because the failure force of dragline and the cross-sectional areaare proportional to the weight of the spider.
著者
伯耆田 悟 高信 英明 鈴木 健司 三浦 宏文 稲田 喜信
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.119, pp.19-24, 2015-10-30

Even if the ability of one individual is low such as an insect, a fish and a bird, they are often able totake orderly action by swarming. This is called swarm intelligence. The purposes of this research arerealization of which is based on group of nature with enhancing of crowd action to three dimensions byusing flying robots, and analyze it. The habit that a fish forms a group and lives by becoming a groupwas inquired using the airship robot. Extension into the three dimensions of group action was realized bymaking group action of fish into a norm of the airship
著者
目黒 有志 椎塚 久雄
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.109, pp.123-128, 2010-10-30

It is pointed out that manga drawn by the new cartoonists are hard to read. The paper analyzed the relationship between legibility and the elements of the MANGAs and clarified structures of a legible MANGA. MANGAs were analyzed by the Rough Set to retrieve the structure of legible MANGAs. As results, features such as "a few scenes", "a amounts of the characters", and "a few dialogs" were derived as elements for a legible MANGA. In a conclusion, it turned out legible when the MANGAs elements were few.
著者
野田 有紀子
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学共通課程研究論叢 (ISSN:09167706)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.149-135, 2006-02-28
著者
森近 佑次 中村 納
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.185-188, 2006-10-30

This paper presents an automatic gender discrimination system, which can be applied to the marketing research. In general, the difference of appearance between man and woman can be used to distinct their sex. Before investigating the difference of the appearance, the persons's area must be isolated from the background. A fast extraction algorithm of the person's area is described in this paper.
著者
吉田 司雄 林 真理 一柳 廣孝
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

本研究プロジェクトは、科学言説と文学言説を中心とする他の言説群との相互関連性を問題とし、文学研究の内側に止まるのではなく、科学史・科学思想の領域の研究者と共同して情報データベースを作成し、脱領域的なレベルでの積極的な議論を行える場所をつくることを通して、文化研究の新たな地平をひらこうとするものであった。研究期間中には特に近代日本の「動物学雑誌」等の学術雑誌、啓蒙的な大衆科学雑誌、少年向け雑誌、1970年代の各種メディアにおけるオカルト(疑似科学)に関する言説等を調査し、科学言説の非専門家層への伝播とその過程での変容や屈折を分析した。また、年1回ペースで公開研究会を開催し、脱領域的な研究ネットワークを構築することを目指した。第1回(2005年2月11日)は奈良崎英穂氏、松永俊男氏、第2回(2006年2月19日)は溝口元氏、曾根博義氏、第3回(2006年12月16日)は安齊順子氏、竹内瑞穂氏、小倉めぐみ氏、井山弘幸氏、第4回(2007年12月9日)は下坂英氏、伊藤龍平氏に報告をお願いし、コメンテーターを始め多くの参加者を交えて活発な議論を戦わせた。近代日本の文学言説がいかに様々な科学言説と交差することで生成展開していったか、その全貌を明らかにすることは研究期間内にはとても叶わなかったが、従来の文学史・科学史・文化史の枠組に囚われない新たな史的叙述の可能性を確信し、これまで学問的に注目されることの乏しかった分野の資料を博捜することで多くの知見を得ることができた。
著者
蒲池 みゆき
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

コミュニケーション活動における視線や顔の表情の研究は、主に1対1の対面状況を想定しながら研究が進められてきた。本研究では、複数人数を相手にした場合の視線知覚特性を調べるための心理物理実験を行い、対人間距離や方位、複数人物の視線の向きを合算する場合の視線制御・知覚特性を解明した。心理物理指標として、視線の向きの知覚課題に加え、頭部や視線の方位計測、3次元モデルでの刺激制御などを新規に導入し、自然なコミュニケーション場面を包括的に実測することで、新たなデータの解析が可能となった。さらに、観察者の注意が視野全体の局所的、大域的にどのようなメカニズムを持つかについて、新たな知見をもたらす研究となった。
著者
中島 裕輔
出版者
工学院大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、HEMS導入住戸や一般戸建住宅のエネルギー消費特性とライフスタイルの調査分析をふまえて住宅用エネルギー情報収集・表示システムを開発し、長屋型アパートに試験設置して運用評価を行った。その結果、高効率器具への買い換えや温度データを参考にした住まい方の工夫などシステム導入の効果と見られる様々な省エネ行動の実践が見られ、それに伴う一定の省エネ効果も確認できた。
著者
数馬 広二
出版者
工学院大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
2000

(1)馬庭念流樋口家文書『従宝暦五門弟入帳』(1755〜1765:入門者九五三名が名前記載)に記載される門人で上野国内北部域のうち宝暦5年2月入門の白井町(子持村)在住の16名、および宝暦11年新井村8名、山子田村(現在の榛東村)11名に関して調査を行った。また信濃国佐久市、小諸市に分布した馬庭念流門人に関して各市教育委員会を通じて調査した。(2)馬庭念流門人が存在した地域での学心一刀流、一刀流中西派、真之真石川流、気楽流での武術流派と馬庭念流との勢力関係を奉納額から検討した。一刀流中西派は、八幡八幡宮(やわたはちまんぐう)(高崎市八幡町:文化15年)、群馬町足門鎮守八坂神社(弘化2年)、碓氷峠熊野神社(弘化4年)伊香保水沢寺(安政三年)への奉額が確認された。真之真石川流は、榛名神社(群馬郡榛名町:文政5年)産泰神社(埼玉県本庄市四方田(しほうでん):天保10年)富田寺(ふくでんじ)(本庄市富田:弘化4年)の三枚であった。学心一刀流は榛名山神社御幸殿(みゆきでん)外側と額殿(安政五年)、大宮巌鼓神社(おおみやいわづつみじんじゃ)(慶応元年)、気楽流は碓氷峠熊野神社(文政9年)、群馬郡川島村甲波宿祢神社(かわすくねじんじゃ)(嘉永7年)に奉額した。(3)樋口家文書のうち流派勢力に関する記述のある書簡を解読した。一つは、伊香保一件直後の千葉周作の北辰一刀流の様子を馬庭念流松本定八が樋口十郎右衛門に宛てた手紙である。また樋口家文書「山口藤四郎より樋口重郎右衛門へ」書簡に山口藤四郎の葛藤と転流について著されている。
著者
疋田 光孝
出版者
工学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

燃料電池自動車用の水素ガス漏洩等をセンシングする新弾性表面波ガス・センサーを提案した。従来の弾性表面波センサーは、圧電結晶基板が水晶に限定されていたが、自己温度補償機能の発案により結晶に対する制約を取り除いた。基本周波数と3倍周波数を用いることにより、センサーのダイナミック・レンジを大幅に拡大出来る可能性を示した。更に、2.4-GHz帯ZigBeeセンサー・ネットワークに本センサーを導入するための周辺回路との共通化等の可能性も示した。
著者
宮島 絵里 山口 実靖
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.116, pp.63-69, 2014-04-30

In virtualized environment, several virtual machines run on a physical machine. In this case, a HDD header executeslong distance seeks among huge virtual machine image files. Consequently, I /O performance is tremendously decreasedby these long distance seeks. In this paper, we propose a method for increasing I /O performance by placinghotspot blocks. We implemented the proposed method by modifying Linux filesystem and evaluated its performance.Our evaluation has demonstrated that the proposed method has been successful in improving I /O performance in virtualizedenvironment.
著者
齋藤 鐵心(久男)
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学共通課程研究論叢 (ISSN:09167706)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.59-72, 2005-10-31

In dieser Arbeit konzentriere ich mich auf den Maler Malewitsch Kasimir Seworinowitsch, den man mit Fug und Recht als Griinder der modernen Malerei bezeichnen kann. Ich richte mein Augenmerk auf seine friiheren Werke, die damalige Kunstbewegung und die sozialen Umstande, die ihn zweifellos beeinfluBt haben. Durch mein eigenes Schaffen vollziehe ich seine Kunst nach, und ich begreife dabei, wie er die gegenstandslose Welt erschuf und somit den Suprematismus etablierte. Ferner werde ich versuchen, zu ergriinden, wie revolutionar seine Kunst war und was sie zur modernen Malerei bis heute beigetragen hat. Ich mochte sodann versuchen, den Grund seines Abschieds vom Suprematismus zu beantworten, indem ich seine Werke nach dem Ubergang RuBlands in die UdSSR begutachte.
著者
吉田 司雄 林 真理
出版者
工学院大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

近代日本における西洋近代科学受容についてはすでに多くの研究があるが、そのほとんどは専門家の言説に焦点化したものであった。しかし、近代科学が大衆化する過程に関わったのは専門家だけではなかったし、そうした大衆レベルでの科学受容が近代日本社会の重要な部分を構成している。本研究では特に、科学言説と日本探偵小説との交差を問題とし、さらに戦前日本の植民地であった台湾や韓国においてどのように浸透していったかを検討した。