著者
西 信之 最田 優
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業 = Chemistry and chemical industry (ISSN:00227684)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.168-171, 1994-02-01
参考文献数
9
被引用文献数
5
著者
関 朋宏
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.254-255, 2015-03

一部の有機結晶は,温度変化や紫外光の照射により結晶内部の分子配列が変化した際に,「ジャンプ」することがある。この現象は,一般に「Salient効果」と呼ばれ,各種エネルギーを瞬発的な動きに変換するアクチュエータへの応用に期待が持たれている。ごく最近までは,Salient効果を示す分子の報告は散発的であり,それらも現象論的な報告がほとんどを占めていた。このような状況下,2013年ごろからNaumovらの研究グループを中心に精力的な研究が展開されるようになった。その結果,結晶がジャンプする際に結晶内で起こる典型的な分子の配列変化およびそのメカニズムが明らかになってきた。本稿では,Salient効果に関する最近の研究動向を概論する。
著者
新 祐治
出版者
日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.68, no.12, pp.2491-2495, 1965

低圧法ポリエチレンとアイソタクチックポリプロピレンとの混合物について,主としてポリエチレンの融点以上におけるポリプロピレンの結晶化速度をデイラトメトリーによって観測した。重合体混合物中のポリエチレンの比率が増すと共に,ポリプロピレン結晶化の誘導時間は増大し,結晶化速度は低下する。結晶化のハーフタイムの逆数で表わした結晶化速度の相対比は組成(PP/PE)100/0,80/20,60/40および40/60において,それぞれおよそ100,70,65および50となった。しかし,Avramiの係数は130℃ 以上ではいずれの場合もほぼ同じであり,結晶化の機構はポリエチレンが存在するかどうかによらず変化しないと考えられる。また,結晶化終了後のポリプロピレンの結晶化度は組成によらずほぼ同一であった。これらの結果から,ポリエチレンとポリプロピレンとは溶融状態ではある程度相溶性があるが,結晶化の過程で完全な相分離をおこすものと考えられる。
著者
鈴江 崇志 丸中 照義
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業 (ISSN:00227684)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.p742-745, 1976-09
著者
松崎 啓 守屋 正夫 祖父江 寛
出版者
日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.2039-2042, 1960

ペンゼン- エタノールによる樹脂抽出, 1% カセイソーダキアボイル, 17.5 % カセイソーダ抽出処理などを行なったアップランド綿を4%硫酸と1~5時間加熱し,分解溶出する糖をペーパークロマトグラフィーにより定性および定量した。また樹脂抽出処理した木綿の加水分解液をセルロース粉および厚手のロ紙を用いて分別し,D-ガラクトース,L-アラビノース, D - キシロース, L - ラムノース, L - フコースを遊離糖あるいは誘導体として確認した。マンノースおよびリボースの存在は疑わしく,フラクトースは存在しない。木綿中のアラビノース基およびガラクトース基はもっとも加水分解されやすく,その量は脱脂木綿に対しともに約0.3%であるが,キシロース基は酸加水分解に抵抗性で,その量は0.2~0.3%と考えられる。標準セルロース調製法に準じて,1%カセイソーダで10時間キアボイルした木綿中にも,0.05~0.06% .06%程度のアラビノース基, ガラクトース基, キシロース基が残留しており, フコース基, ラムノース基も認められる。
著者
辻 利哉 中尾 一宗
出版者
日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.174-180, 1968

メチルハイドロジェンポリシロキサンエマルジョン( MHPS エマルジョン) は一般に綿布のはっ水加工に用いられているが, 常,常温乾燥だけでは洗たくに耐える高いはっ水性は得られないといわれている。しかしながら, 著者らはMHPS エマルジョンの場合に乳化剤と触媒の適当な組合せにより, 1~2 日の常温乾燥だけでも洗たくに耐えるはっ水性が得られることを見出した。これらの組合せのうち, セチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド( 乳化剤) と酢酸亜鉛( 触媒) との組合せについてはすでに報告した。本報告においては, ポリオキシエチレンラウリルェーテル( 乳化剤) と酢酸亜鉛( 触媒) の組合せについて報告する。<BR>次の結果が得られた。<BR>1 . エチレンオキシド( EO ) 2 モル付加物を用いた場合, 酢酸亜鉛100% 添加により常温乾燥のみで洗たく前90 , 後70~80のはっ水度を得た。EO25 モル付加物の場合には, 洗たく前後とも70 であった。<BR>2. くり返し洗たく後めはっ本性の低下はEO 付加モル数の増大につれて大きくなった。
著者
横山 浩
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業 = Chemistry and chemical industry (ISSN:00227684)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.249-251, 1995-03-01
参考文献数
16
著者
福井 謙一
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業 (ISSN:00227684)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.222-228, 1968-02
著者
児玉 信次郎
出版者
日本化学会
雑誌
化学と工業 (ISSN:00227684)
巻号頁・発行日
vol.24, no.9, pp.866-868, 1971-09