著者
山下 洋一 井上 弘一 中村 昇一 二川原 淳志 森 保 中尾 亮 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.29-29, 2008

建築内装材料「壁紙」のうち塩ビ系壁紙(製品シェア96%)のインベントリ分析を実施中。原材料、製造、流通・施工、使用(居住環境)、廃棄(リサイクル等)の各段階での構成要素の確認と原単位の確認および調査を実施。この範囲でインベントリ分析に取組むのは初の試み。21年度末までに第一段階の統合化を図る予定。20年度内はカーボンフットプリントに注目、二酸化炭素排出量に絞り研究した経過報告を行う。
著者
松井 隆博 井上 弘一 中村 昇一 二川原 淳志 森 保 坂井 広志 鳥海 臣吾 山下 洋一 中尾 亮 松村 年郎 山口 博司 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.51-51, 2011

塩ビ壁紙が環境へどのような影響があるのかをLIME2によって評価を行った。影響カテゴリーとして地球温暖化と室内空気質汚染等を対象とした。温暖化については1次データにもとづく業界代表値インベントリーを作成し評価した。室内空気質汚染については、パッシブサンプラー法による壁紙の放散量試験を行い、ホルムアルデヒドの放散量からLIME2により人間健康への影響を試算した。
著者
筑井 麻紀子
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.147-147, 2006

家庭用生ごみ処理機は、生産・利用・廃棄の過程においてごみの削減と環境負荷の低減に貢献するのであろうか。本研究では東京都地域間廃棄物産業連関表を用いて、家庭用生ごみ処理機の需要による最終需要誘発額および最終需要誘発廃棄物排出量を推計し、大都市部に家庭用生ごみ処理機が普及した際のその社会全体への影響を算出する。
著者
玄地 裕 岡 和孝 水上 碧
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.81-81, 2009

未来の持続可能な社会の姿を考える上で、ほぼ再生可能エネルギーだけで生活しつつ、数十万人規模の人口を100年以上にわたって保ち続けた過去の大都市の暮らしは、少なくとも、それで人間が生活することができたという最低限の基準となる。本研究では、江戸の民生、運輸部門の時間の使い方とエネルギー消費の調査を行い、現在の生活との差異を明確にすることから未来の持続可能を考慮する上で必要な項目を抽出する
著者
尾下 優子 加河 茂美 南斉 規介
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.169-169, 2009

本研究では、均衡価格モデルとスペクトラルクラスターモデルを組み合わせることにより、原油価格上昇圧力の費用伝搬構造から原油価格上昇圧力が強い産業クラスターを定量的に抽出する手法において、クラスターの構成部門の上限数を変化させた時の解析結果の感度分析を行う。
著者
上宮田 裕 森本 涼子 柴原 尚希 加藤 博和
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.71-71, 2009

LRT導入に伴う環境負荷の変化をLCAによって評価する。特に、排出割合の大きい走行起源分について、停車や加減速を考慮し、電停・信号間隔や優先信号の有無といった走行環境の違いを反映できる推計方法を構築している。また、並行バス路線廃止など、周辺の交通状況の変化も推計範囲に含めている。この方法を、日本全国の様々なLRT導入事例・整備計画に適用することで、LRT導入によって環境負荷が削減されうる条件を明らかにしている。
著者
渡邊 達矢 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.213-213, 2010

近年、鉄道各社で傘の拾得物が問題となっている。大量に発生した傘の拾得物は保管や処理に費用やエネルギーを必要とする。一方で、長期使用を目指した機能性を重視した傘も登場している。本研究では、傘のLCAを実施するとともに傘の循環利用を目指した本学での傘のレンタルシステムについて検討を行い、長期利用でどのような環境負荷低減効果があるのかを検証する。
著者
平山 世志衣 天野 雄太 大内 康弘 本藤 祐樹
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.348-358, 2015 (Released:2015-11-17)
参考文献数
28

We created a self-directed e-learning program for high school environmental education. The learners are expected to understand their indirect contribution to environmental problems such as global warming or energy consumption through this program. Life cycle thinking (LCT) is a key concept to link learners’ daily activities to the environmental problems. The advantage of e-learning is that it makes possible to provide schools with an opportunity of environmental education without much extra preparation required for school teachers. This feature of e-learning is especially important for LCT based education, because the concept of LCT is usually unknown by most of school teachers. The program created is composed of two parts. In the first part, learners study the LCT concept using visual materials that describe the life cycle environmental impacts of pro-environmental behaviors, such as local production for local consumption and reuse tableware. In the second part, learners calculate the life cycle energy of their own belongings using the dedicated LCA software named ‘Energy Consumption in Your Bag?!’. These learning materials can be down-loaded from the website prepared for the e-learning. Approximately 500 high-school third graders studied using this self-directed e-learning program, individually during the summer break. Their teachers’ role was to provide students with the follow-up quizzes to confirm what they had learned. The result of the self-assessment survey conducted after the e-learning showed that more than half of the learners became concerned about LCA. Moreover, there was the tendency that their concern to environmental problems was higher than that of the previous third graders in the same school. Furthermore, we analyzed the learners’ impression statements written after the e-learning, and found that the learners who began to be concerned about LCA tended to describe more about their daily lives in their impression statements than those who were not or less interested in LCA did.
著者
有間 俊彦 吉田 伸二 鈴木 一人 長谷川 浩 山本 敏克 中川 善博 石井 謙二 伊坪 徳宏
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集 第7回日本LCA学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.38, 2011 (Released:2012-02-16)

紙製ヨーグルト・カップは本体には紙、蓋にはアルミニウムが主に使用されている。本研究では、こうした紙製ヨーグルト・カップのLCAをLIME2を使用して実施した(ヨーグルトの充填及び封緘プロセスは除く)。アルミの環境負荷は相対的に大きく、木材が環境(一次生産及び生物多様性)に与える影響がゼロであるとした場合、容器1個が環境に与える影響(統合化)の50%強が蓋に由来し、その殆どが素材製造に由来している。
著者
玄地 裕 楊 翠芬 匂坂 正幸
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.182-182, 2011

国産バイオ燃料の大幅な生産拡大を図るためには、食料や飼料等の既存用途に利用されている部分ではなく、未利用バイオマスの活用や耕作放棄地を活用した資源作物の生産に向けた取組を進めることが重要である。本研究では耕作放棄地の活用によるバイオ燃料生産の可能性・適用性について検討した。また、異なる原料由来のバイオ燃料生産システムにおける温室効果ガス排出量の推計、比較を行った。
著者
加藤 博和 柴原 尚希
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.166-175, 2006 (Released:2007-08-21)
参考文献数
16
被引用文献数
3 1 1

This paper proposes a LCA application for evaluating the environmental impacts in the planning phase by the provision of railway systems. The Superconducting MAGnetically LEVitated (MAGLEV) transport system is examined as a case study. Emission factors for standardized infrastructure are introduced for simplification of the inventory analysis with the data availability. The change of LC-CO2 emission by shifting from the existing inter-regional transport systems (Shinkansen, ordinary railways, airplanes and passenger cars) to the MAGLEV are forecasted by the Extended Life Cycle Environmental Load (ELCEL) concept. An eco-efficiency indicator, considering the performances, is defined and the alternative transport system are evaluated. Also, several environmental load emissions are integrated by the LIME (Life-cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling).
著者
中島 謙一 原田 幸明 井島 清 長坂 徹也
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.152-158, 2006 (Released:2007-08-21)
参考文献数
11
被引用文献数
13 20

TMR (Total materials requirement), which refers to the total amount of overburden and rock, were estimated as a fundamental data in this study. 10 kinds of TMR of energy resource and power generation and 62 kinds of TMR of industrial material were approximately estimated based on LCI data. Moreover, a recycle flow analysis based on TMR was proposed. From a result of a study on ELV (End-of-Life Vehicle) recycle flow, followings were shown. 1) A dismantling process which is a pretreatment process for shredding was main process for ELV recycle. Most of Metals, which have large amount of TMR, were collected in the dismantling process. 2) Copper is main component of ASR (Automobile Shredder Residue).
著者
中谷 隼 藤井 実 宮負 健一 平尾 雅彦
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集 第3回日本LCA学会研究発表会(会場:名古屋大学)
巻号頁・発行日
pp.45, 2007 (Released:2008-02-09)

使用済ペットボトルの国内リサイクルと日中間リサイクルを,温室効果ガス排出量および化石資源消費量の観点から,ライフサイクル評価によって比較した.実態調査に基づいて国内および日中間のリサイクルシナリオを記述し,比較評価において重要な観点を特定した.プロセスの多様性や電力供給の原単位など評価結果に変動性を与えうる要因については感度分析を行い,国内リサイクルと日中間リサイクルの比較結果への影響を考察した.