著者
圓谷 勝男
出版者
東洋大学
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.91-125, 2000-03-15
著者
圓谷 勝男
出版者
東洋大学
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.59-96, 1996-07-20
著者
吉田 公平 三浦 秀一
出版者
東洋大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2001

中国近世期の宋代に朱子によって集大成された朱子学(性理学)はその後の思想界に大きな影響を与えた。科挙の基本教学になったことの為に、単に学術思想界ばかりではなく、広く中国の指導者階層の思考様式を方向づけることになった。李氏朝鮮朝では朱子学一尊体制のもとに科挙制度を採用したので中国以上に朱子学が信奉された。日本では科挙制度は実施されなかったものの、性善説を基本とする社会哲学として熱心に読まれた。近世期以降の東アジア漢字文化圏で大きな影響力を持った朱子学を学ぶ際に基本教典として学習されたのが『四書集注』である。朱子が『四書集注』の構想を持つのは四十代の事であるが陸象山との論争を経て『大学章句』『中庸章句』の序文を書き上げてひとまずの完成を見る。しかし、『四書集注』が刊行されて広く普及するのは朱子の没後である。元代にも『四書集注』の末疏が出版されたが、科挙制度が本格的に実施された明代以降にこそ受験用テキストとして数多く出版された。他方、臨床倫理学のテキストとして『四書集注』を読むものの中から朱子学に批判的な解釈を披瀝するものが登場する。その代表者が王陽明である。日本においては江戸時代初期に朱子学が本格的に学ばれるが中国輸入本朝鮮渡り本だけでは読者の需要に応えることができないために、木版印刷の波に乗って『四書集注』が刊行された。特に江戸時代後半には雄藩のみならず地方の小藩が『四書集注』を刊行している。読書する人が武士階層以外に大量に誕生して読者人口が増えたことが出版を促した要因である。中国・台湾・日本における『四書集注』の書誌・研究史をほぼ掌握できたことは大きな収穫であった。何故にこれほどまでに印刷され読まれたのか。文教政策という視点だけではなく、『四書集注』そのものの内容を解析することにより、『四書集注』を促したもものを明らかにした。ロングセラーを可能にした要因は『四書集注』の世界が、性善説を人間観の基本にした自力主義・自力救済論・自己実現論であること、それを基軸にして、人と共に幸福に暮らせる社会を建設することを目指した社会哲学であったことが、読者を魅了したのである。江戸時代は戦乱の時代が終わり明日をいかに生きるかを真剣に問いだした。そのために朱子学が着目されたのである。武官でありながら文官を兼ねた武士階層ばかりではなく、新しい読者層となった庶民階層も応分の社会的責任を担いながら、人間らしく生きることを求めたときに、『四書集注』が熱読されたのである。
著者
斎藤 弘行
出版者
東洋大学
雑誌
経営論集 (ISSN:02866439)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.19-32, 2002-03-23
著者
榎本 容子 石渡 利奈
出版者
東洋大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は、キャリアセンターにおける発達障害の学生の効果的な「キャリア意思決定を促す相談支援プロセス」を解明すること(目的1)、また、「支援者がそれらの知見を相談時に活用できるツール」を開発すること(目的2)を目的とする。平成29年度は、全国の大学のキャリアセンター及び、その学内連携部署である、学生相談室、保健センター(計1350箇所)を対象として、大学における発達障害やその疑いのある学生に対する就労支援・キャリア支援の実施状況の把握及び、個に応じた相談支援プロセスのあり方を検討するための質問紙調査を実施した。調査結果については現在分析中である。また、研究協力者の協力を得て、これまでに実施した大学へのヒアリング調査結果を踏まえつつ、相談支援に役立つ支援ツール案(支援者向けにQ&A形式にて情報提供する冊子)を作成した。以下にQの例を示す。〇来談時期が遅く、早期支援ができません。早期から支援するためにはどのようにしたらよいでしょうか?/〇自分の得意・不得意についての認識が不足しています。どのような支援が必要でしょうか?/〇面接試験で何度も不採用になってしまいます。どのような支援が必要でしょうか?/〇進路の選択肢として学生に障害者就労について情報提供したいのですが知識が不足しています。一般の就労とどう違うのでしょうか?/〇学生の支援に当たり、教員や学内の関係部署との連携をうまくすすめるポイントを教えてください。/〇学生の支援に当たり、学生に利用を紹介できたり、支援者が相談できたりする外部の専門機関があれば教えてください。
著者
圓谷 勝男
出版者
東洋大学
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.137-171, 1993-01-10
著者
齋藤 洋
出版者
東洋大学
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.1-25, 2004-02-25
著者
堀口 勝
出版者
東洋大学
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.85-110, 2010-07-30