著者
井上 忠
出版者
聖徳大学
雑誌
研究紀要. 第一分冊, 人文学部 (ISSN:09166653)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-6, 1994

1 0 0 0 OA 明るい秘密

著者
井上 忠
出版者
聖徳大学
雑誌
川並総合研究所論叢 (ISSN:09195327)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.293-302, 1993-03-25
著者
北川 慶子 榛沢 和彦 三島 伸雄 羽石 寛志 岡本 竹司 堺 正仁 Whang-Woo Noh 瀧 健治
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

東北3県、広島土砂災害、熊本地震被災地住民の健康診査と生活実態調査によって、エコノミー症候群等健康状態の変化を明らかにした。避難所・仮設住宅調査により、避難所改善への提言を毎年セミナー/学会で積極的に公表してきた。健康被害の課題解決と研究成果の共有のため、避難生活学会を創設(H28)した。3年間の被災者に対する健康診査・聞き取り調査は、避難者の多様性と支援対応のパターナリズムとのギャップの解決が避難所・仮設住宅生活による健康被害を防止させることを検出した。避難・避難所生活、仮設住宅生活、帰宅復帰生活の健康被害予防指標は、KTB(キッチン・トイレ・ベッド)の整備であることを見出した。
著者
都丸 けい子 竹川 佳津子
出版者
聖徳大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

初めに、避難児童のメンタルヘルスの状態およびレジリエンスの検討に関しては、第1に、時間経過と共に地震、津波、原発の恐怖や早期は減少傾向を示した。学校生活や気持ちの安定についても同様の結果であった。一方で、生活における困難や身体の変化への戸惑いは、制度上の変遷や発達といった進行形の変化を伴うため、一時的に不安定な様相を示した。しかし、やはり時間の経過と共に、次第に安定する傾向が認められた。次に、避難児童への支援活動および支援体験の意味づけに関しては,子どもたちの不安や困難に寄り添う支援を行うことで、子どもたちのみならず教員自身にもPTGという形で、支援体験の意味づけによる成長・発達が生じていた。
著者
桑原 規子 味岡 千晶 猿渡 紀代子 竹村 さわ子
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、日本の版画が国際的に注目され、評価された絶頂期ともいえる1950年代から1960年代を中心として、日本版画の世界進出と国際交流の実態を多角的に把握することを試みた。海外で開催された日本版画展覧会のリスト作成、国内外の欧米人コレクターの資料収集や関係者への聞き取り、シアトルを中心とする日米の作家交流の現地調査を通して、戦後日本版画の世界に於ける位置とその独自性を検証し、その成果を著書や論文で発表した。
著者
佐藤 孝
出版者
聖徳大学
雑誌
紀要 (ISSN:02863332)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.105-133, 1977
著者
古谷 三郎
出版者
聖徳大学
雑誌
紀要 (ISSN:02863332)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.159-176, 1977
著者
是澤 博昭 湯川 嘉津美 広田 照幸
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究では、近代日本の地域社会における幼稚園教育の社会的機能について、茨城県土浦幼稚園を事例として検討を行った。土浦幼稚園は1885(明治18)年に設立され、今日まで120年余り地域の幼稚園として命脈を保ってきた公立幼稚園であり、同園には文書資料はもとより、幼稚園の教材・教具類などの実物資料が数多く残されている。そこで、まず資料(計429点)の整理と目録作成を行い、つぎに入園綴や退園届、保育証授与簿などをもとに「土浦幼稚園園児データベース」作成して、利用層についての数量的分析を行い、明治期から大正期にかけての土浦幼稚園の実態と同園が地域社会において果たした社会的機能を総合的に検証した。研究成果は以下の通りである。1)近代日本における幼稚園導入・普及の社会的文脈について、1892年の幼稚園調査を用いて全国的動向の把握を行った。そして、当時の幼稚園が「教育の質」と「社会的開放性」と「財政上の要因」をめぐって複雑なトリレンマ(三すくみ)の状態にあったこと、そのなかで、土浦幼稚園は公費支出と保育料の低額化によって財政上の要因と社会的開放性の問題を解決して、そのトリレンマを処理していたことを明らかにした。2)土浦幼稚園の設立とその後の展開過程について検討し、土浦幼稚園がおもに商業者の支持を得て設立・維持され、小学校との関係を持ちながら、就学準備教育機関として機能していたことを明らかにした。3)「土浦幼稚園園児データベース」をもとに、利用層の数量的分析を行い、女子の就園率の高さ、通園圏の狭さ、在園期間等から、土浦町では幼稚園が小学校就学前の教育機関として男女によらず必要であるという認識が一定程度広まっていたこと、そして、そこでは学歴獲得や社会的地位達成とは別の文脈で、幼稚園の就園そのものに意味を見出す利用がなされていたことなど、土浦幼稚園の実際を利用者の側から明らかにした。
著者
吉島 茂 岡 秀夫 近藤 安月子 杉谷 眞佐子 北村 弘明
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本年度の重点は、外国語としての英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語および日本語に焦点を絞り、各言語圏を代表するInstitutesと研究者、また現場での実践者を一同に集め、冠テーマ『21世紀、グローカル時代の外国語教育』のもとにそれぞれの立場を表明し、直面する課題を議論することであった。2011年11月25日から27日までの3日間、東京ドイツ文化会館の講堂を借りて、シンポジウムを行った。のべ150人ほどの参加者を得た。詳細はHP www.fleeg.jpで見ることができる。その時のpresentationは加筆の上同HPに載せる予定である。この議論の中で浮かび上がったのはGlobal化した英語と、世界的に広がって、英語と並ぶcommunication言語となっているスペイン語、およびその他の言語、ドイツ語、フランス語、日本語の間の言語教育上の差違である。しかしコミュニケーション達成を根底の課題として、学習過程を構築していくことに共通の地盤を見出すことができた。Global Englishでは従来のform中心主義の教育はcommunication達成の大目標の前で影が薄くなっているが、言語能力の向上を目指すなら、そのdiversityの中で、標準化を目指す必要がある。スペイン語の場合はその地域的広がりの割に形式面でも均一性が見られ、英語の持っているような課題はないと言える。その他の言語については、その文化との関係がより大きな問題になってくる。Communicationを第一目標とすると、全ての言語において、特にpragmaticのレベルでその文化的影響が大きく出ると考えられる。これをどう標準化するか、その必要性、またdiversityに対応する能力の育成も今後の課題として認識された。CEFRの受容に関してはまさに落差が大きく理念を理解しての受容とはまだほど遠いというのが現状であり、ヨーロッパでのその取り組みには差がおおきくみられる。アメリカのSFLLについても同様である。
著者
木村 常在
出版者
聖徳大学
雑誌
紀要 (ISSN:02863332)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.89-104, 1975
著者
今井 悦子
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

嚥下補助食品は、高齢者施設では介護職員等が経験と勘によって使用していた。嚥下補助食品を添加した食べ物の嚥下しやすさを客観的に評価するために、嚥下過程を測定することのできる生体計測法(嚥下筋の表面筋電図、咽頭部の超音波エコー)を用いて検討したところ、食べ物の嚥下しやすさを評価するのは難しいことが示唆された。嚥下補助食品の利便性を高めるために、食べ物の嚥下しやすさを客観的に評価することのできる測定法のさらなる検討が必要と考える。
著者
高松 晃子 中島 久代 山中 山中
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

バラッドと呼ばれる英語圏の物語歌は、ローカルな口頭伝承が廃れる一方で、録音文化に浸透することで新たな伝承ルートを獲得しつつある。この研究では、20タイトルのバラッドについて2001年以降の録音をできる限り収集し、歌詞と旋律の傾向を調べた。録音文化に独特なのは、広く支持された演奏が現れるとそれが一種の手本となって伝えられることである。それは地域を越えて伝承されるが、録音文化内部で細分化された音楽ジャンル(たとえばエレクトリック・フォーク、カントリー、ロック)を越えることは容易ではないようだ。
著者
桑原 規子
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

本研究では、昭和初期から占領期にかけて行われた日本近代版画の海外紹介の実態を把握するとともに、日本の近代版画が国際的にどのような評価を得たのかを明らかにするという目的のもと、次の二つのテーマに沿って調査研究を行った。以下、得られた成果についてテーマ別に記述する。1.「昭和戦前期の海外日本版画展覧会に関する研究」については、1934年から1937年にかけて欧米各地で開催された日本現代版画農覧会について調査し、出品目録-覧を作成するとともに、展覧会の詳細な内容とその反響についで研究した。その結果、展覧会の全体像が明らかになると同時に、海外へと進出する際に日本の創作版画が、浮世絵版画との歴史的連続性を打ち出すことによって国際的評価を獲得しようとしたことが判明した。実際、1934年のパリ展では大きな注目を集めた。とはいえ、国内的には創作版画がマイナー・アートと見なされていたことに変わりはなく、依然として高い評価を得ることはできなかった。2,「占領期におけるアメリカ人コレクターの研究」については、占領期日本に駐留したアメリカ人コレクターと創作版画家との交流を考察することにより、終戦後、日本の創作版画が急激に国際的評価を得ていった背景に、アメリカ人コレクター(ハートネットやスタットラーなど)の果たした役割が大きいことを明らかにした。彼らが出版や展覧会を通して行った海外における啓蒙普及活動が、日本近代版画の国際的評価向上に寄与すると同時に、国内的評価をも押し上げたと結論付けられる。本研究で得たこれらの成果は今後、日本近代版画史を構築する上で重要な視点となると同時に、日本版画が国際社会の中で果たした文化的役割、日本版画が内包する芸術的、文化的特質を再考する上で稗益するものと考える。
著者
辻 英子
出版者
聖徳大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

1.平成23年度に行ったボドリアン図書館所蔵の絵巻2点の資料について: 1)『長恨歌絵巻』二巻(平成22年度資料購入済、翻刻済)2)『やしま』二巻(平成23年度資料購入済、翻刻完了)2.ケンブリッジ大学中央図書館蔵『末ひろかり』二巻 翻刻・解題 『三田国文』第五十四号掲載済。3.聖徳大学所蔵絵巻に関する平成23年度の調査資料の研究進捗状況:1)『七夕』三巻 解題・翻刻およびベルリン国立アジア美術館所蔵『天稚彦草紙絵巻』(詞 後花園天皇宸筆/絵 土佐弾正藤原廣周筆。本絵巻はフェノロサより1年はやい明治10(1877)年3月に来日したドイツ人医師ギールケHans Paul Bernard Gierke、1847 - 86 プレスラウ大学准教授の蒐集による世界で最も美しい絵巻、下巻のみ)は、『三田国文』第五十三号に全容を掲載済。『扇面 平家物語』についてはヨーゼフ・クライナー特別教授主催の招待講演で発表(次掲学会発表の項参照)した。2)論題「『伊勢物語』絵巻 について」『三田国文』第五十五号に入稿済、平成24年6月刊行予定。詞書は近衛基熈筆 絵は土佐光起筆の署名どおり真跡で、証明にあたり3)の自筆作品と対照した。3)宮内庁書陵部所蔵『武家百人一首』および『禁裏御會始和歌懐紙』(翻刻済・掲載許可取得済)4)『不老ふし』(翻刻済)鶴の草子・酒呑童子・浦島太郎(翻刻済)、竹取物語・敦盛(翻刻済)4.ウィーン国立民族学博物館所蔵『百人一首』(平成23年9月調査、翻刻済、掲載許可申請中)「3の3)」の2作品および「4.」を点検証左した結果、江戸時代前期後水尾院文化圏の公卿約100名の真跡を確定でき、当該先行研究榊原悟氏による34名認定説を推進し、新出真跡資料を加え得た。5.オーストリア国立工芸美術館(MAK)所蔵『源氏物語画帖』の調査済(平成23年9月6日)。6.バイエルン州立図書館蔵『源氏物語』五十四帖第一巻の本文調査済。公開発表予定。7.ケンブリッジ大学エマニュエルカレッジProf.Dr.John Coetes(数学)所蔵「源氏画帖」の招待調査。