- 著者
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坂本 優
- 出版者
- Japan Society for Laser Surgery and Medicine
- 雑誌
- 日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, no.2, pp.110-110, 2021
今回,粟津邦男編集委員長のご発案により,産婦人科領域におけるレーザー診療の現状と将来に関する特集を組む機会をいただきました.本特集では,婦人科領域において,まず,子宮頸部病変に対するレーザー円錐切除術の現状と展望について,東邦大学の久布白先生に執筆していただきました.次に,子宮頸部初期癌ならびに異形成に対する光線力学療法(PDT)の現状と展望について,杏雲堂病院の坂本が概説いたします.さらに,子宮体部病変に対するレーザー治療の開発状況について,奈良県立医科大学の重富先生に執筆していただきました.また,産科領域では,双胎間輸血症候群における胎児レーザー治療の現状と展望について国立成育医療センターの山下先生に執筆していただきました.最後に,子宮頸部再発病変に対する光線力学療法(PDT)の現状と展望に関して,杏雲堂病院の三宅先生に執筆していただきました.本特集により,我が国における産婦人科領域におけるレーザー診療の現状が理解され,その将来展望として,ふたたび,医療用レーザーが産婦人科診療においても積極的に使用され,開発中のレーザー治療が保険承認され,さらに発展していくことを特集の企画者として切に願います.