著者
藤井雄太郎 安藤哲志 伊藤孝行
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.397-398, 2011-03-02

近年,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やブログ等では,未成年にとって悪影響を及ぼすような書き込みや画像,または動画などの存在が問題となっている.そのため,効率的かつ自動的に有害な情報を適切に判別し,人への負担を軽減するための研究が進められている .本稿では,掲示板等の文章に注目し有害な情報の判別を行う.文章中の複数単語間の共起情報、距離情報に加え、グレイワードという概念を定義し、それらを用いた有害文書分類手法を提案する.また,今回判別する文章の対象として,過度な性的描写を含む文章とする.
著者
伊藤 孝行 大栗 和久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.2792-2804, 2004-12-15
参考文献数
15
被引用文献数
2

コンピュータ関連技術の進歩による作業の非同期化,作業環境の分散化,勤務形態の変化にともない,組織のメンバの状況をリアルタイムに知ることが重要になっている.組織内の位置情報をメンバ間で共有することができれば,相手の状況を配慮したコミュニケーションやコラボレーションの方法を動的に選択することが可能となり,組織活動をより効果的に支援できる.一般的に,位置情報取得技術には,状況によっては位置検出ができないという問題点がある.また,より正確な検出と,そのコストにはトレードオフが存在する.本研究で用いた位置検出システムEIRIS も,同様に利用状況によっては位置検出できないという問題点をかかえていた.本研究ではEIRIS により取得した位置情報とともに,状況に応じて位置検出システムの過去の情報から構築した確率ネットワーク,経験的ルール,スケジュール,書き置き情報を基にした推定による情報を表示する位置情報システムを実現した.位置情報システムでは位置検出が困難な際にも連続的に位置情報を提示することを可能としている.また本研究では,メンバの行動傾向の取得が比較的容易な組織として,大学院の研究室を対象とした.本位置情報システムを7 名から構成される研究グループにて試用し,実験を行った.実験では,各メンバの位置情報を共有することによる利用者の影響と推定情報の精度についての2 つを主な評価項目として行い,実験結果を基に評価・分析することにより位置情報システムの有用性を示す.In this paper, we present an implementation of a real-time position inference system for a research group. In a research group, knowing the other members' presence, predicting visitors, and holding real-time meetings are time-consuming but important tasks in everyday life. Thus, in this system, we realize a prediction mechanism for group members and visitors. We also develop a support mechanism for holding real-time meetings. In order to implement a real-time position inference system, we need to detect location information of group members. In our school building, EIRIS (ELPAS InfraRed Identification and Search System) has been installed, and we utilize EIRIS to detect members' positions. However, there exists a trade-off between the value and cost of detecting exact positions. Thus, we first try to complement EIRIS's detection ability by employing a stochastic method, probabilistic reasoning, and heuristic rules. Then, we implement a visitor prediction mechanism and a real-time meeting support mechanism. Our experiments demonstrate that our position inference mechanism is more effective than a simple prediction mechanism that employs only stochastic data. According to questionnaires, we could confirm the effect of our system. Furthermore, we discuss on privacy issues that are important in planning positioning system for people.
著者
大塚 孝信 森 顕之 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.4J15in, 2014

<p>近年,食用に安定した供給が必要である魚類や,観賞用として価値の高い生体の繁殖や飼育が広く行われている.しかし,安定した飼育や完全養殖を行うには専門知識と大きな手間が必要である.また,飼育当初は水質が安定していても,生態環境の変化により飼育個体全滅などの事例もあり,飼育データの共有が重要である.本研究では,各種センサ情報に基づき,飼育難易度の高い生体に適した飼育データを共有するシステムを試作した.</p>
著者
伊美 裕麻 伊藤 孝行 伊藤 孝紀 秀島 栄三
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.1996-2010, 2015-10-15

オンライン議論に関する研究分野では,多様な視点を持った大規模な人数による意見集約が重要な研究課題となってきている.たとえば,都市開発での市民参画の分野において,強い民主主義や効率的な都市計画の実現を目指し,市民から直接的により多くの意見を集める議論システムの実現が求められている.一方で,集合知の観点から,WikipediaやLinuxのような大規模な参加を前提としたオープンな協働活動やオープンソースソフトウェア開発活動では,一部のマネジメント層による管理や整理がきわめて重要であることが指摘されている.オンライン議論においても,自然に集約が進むわけではなく,マネジメント層が必要であるといえる.本論文で提案するシステムCOLLAGREEでは,大規模なオンライン議論におけるマネジメント層の役割として,人間のファシリテータを導入し,適切な議論プロセスの進行を導く.社会実験として,名古屋市次期総合計画に関するインターネット版タウンミーティングにCOLLAGREEを導入した.本社会実験では,2週間で,264名の登録者,1,151件の意見,18,466件の閲覧を得ることができた.実験結果より以下の4つの知見を得た.(1)ファリシテーションの有用性が確認できた.また,ファシリテーション支援機能とファシリテータによる(2)炎上のような不適切な状態の回避と,(3)議論における発散と集約の適切な進行ができた.さらに,インターネット版のタウンミーティングとして,(4)若い年齢層の参加者を集めることができた.
著者
見並 史彬 小林 幹門 伊藤 孝行
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第70回, no.コンピュータと人間社会, pp.639-640, 2008-03-13
著者
鈴木 祥太 伊藤 孝行
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:21888779)
巻号頁・発行日
vol.2020-NL-244, no.2, pp.1-8, 2020-06-26

議論マイニングは Argumentation を解析し,その構造を特定することを目的とする.議論マイニングにおいて,コンポーネント分類は重要な課題である.コンポーネント分類を行うため,既存の手法は,複雑な議論構造をベクトルのような簡単な表現の特徴量に変換する.しかしながら,これらの特徴量に基づく手法では,複雑な構造を扱う上で貴重な情報が失われると考えられる.この問題を解決するため,本稿では,議論構造を直接的に学習することで,コンポーネント分類を行う手法を提案する.議論構造を直接的に学習するために,提案手法は Graph Attention Network を用いる.提案手法を評価するため,評論のコーパスを用いて実験を行った.実験の結果,提案手法は既存の特徴量に基づく手法よりも正確にコンポーネント分類を行うことが示された.
著者
伊藤 孝行
出版者
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
雑誌
メディア・コミュニケーション研究 (ISSN:18825303)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.1-22, 2019

本稿では,『万代大雑書古今大成』(読み:ばんだいおおざっしょここんたいせい)の書誌および翻刻の一部を掲げる。『万代大雑書古今大成』は天保年間に発行され,明治に入り改訂版が刊行された。内容は,生活するうえで必要なことが記してある便覧である。それゆえ,古くから伝わる習慣から占星術,名付けの際の留意点等々,多岐にわたる内容となっている。『万代大雑書古今大成』は,管見のかぎり今のところ翻刻されていない。近代日本語資料の一として,また近代に於ける日本の習慣や風俗についての資料として,一定の価値はあろう。本稿では伊藤(2018)に続き,「う四」より「う十七」まで掲げる。
著者
谷口 慶一郎 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2015-ICS-179, no.21, pp.1-7, 2015-03-13

不完全情報ゲームにおいては,ナッシュ均衡に基づく戦略を取ることは有効な手段であるが,ゲーム木のサイズが膨大であることから,厳密なナッシュ均衡を求めることは困難である.そこで,ゲーム木の抽象化を用いることで,ゲーム木を縮小し,抽象化されたゲーム木に対して近似ナッシュ均衡を求める研究が行われている.近似ナッシュ均衡の精度は,どの程度元のゲーム木の情報を落とすことなく抽象化するかに大きく依存する.そこで本研究では,不完全情報ゲームとしてポーカーの種目の一つである 2 player Limit Texas Hold'em を題材として,従来の抽象化手法の改良手法を提案する.k-means 法による抽象化を行う際に,ゲーム木の偶然手番を表す特徴量として,Hand Strength Distribution (HSD) と Opponent Cluster Hand Strength(OCHS) が用いられている.しかし,OCHS は,HSD と比較して偶然手番を表す情報量が極端に少ないという問題点がある.そこで,OCHS のクラスタ数を変更することで改良を行い,OCHS のクラスタ数を変更したエージェント間で対戦する実験を行い,OCHS のクラスタ数を変更することで,良い抽象化が行うことができるかを検証した.
著者
吉村 卓也 金森 亮 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第28回全国大会(2014)
巻号頁・発行日
pp.3A44, 2014 (Released:2018-07-30)

接続可能な社会や低炭素社会の実現に向けて,家庭への太陽光発電と蓄電池導入が注目されている.本研究では,天候などで大きく変化する太陽光発電量の影響を軽減するため,各家庭の蓄電池を共有化してコミュニティ蓄電池とみなし,マルチエージェントシミュレーションにて効率的な電力マネジメントを検討する.家庭の太陽光発電量の予測モデル,電力事業所とコミュニティ間のオークション電力市場モデル導入の有効性が確認された.
著者
浜田 良樹 松尾 徳朗 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.A-I13_1-4, 2018-09-01 (Released:2018-09-03)
参考文献数
10

The authors’ group has been developed AI-based Online Consensus Building Support System called COLLAGREE and used around our university since 2010. The goal of our research is to spread this system to other local governments. However, new technology which directly concerns to society might make a conflict with current society. This problem has been commonly known as ELSI. In this paper, we analyzed our past experiments by using our system, developed the reason of success, and ELSI problems that need to solve. To achieve this purpose, we launched ELSI Committee on December 2017. Our approach should be useful for other AI-based systems, when researcher has been conscious on ELSI issue.
著者
伊藤 孝行 柴田 大地 鈴木 祥太 山口 直子 西田 智裕 平石 健太郎 芳野 魁
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

オンライン上のクラウド(Crowd)スケールの議論の支援が次世代の民主主義プラットフォームとして注目を集めている.大規模な合意を形成できれば,これまでには不可能だった,大規模な人数による意思決定が可能になる.そこで,筆者らは複数の実フィールドでオンラインの議論支援システムCollagreeを開発し,幾つかの社会実験を行い有用性を確認している.ここでは,炎上を防ぎながら議論を適切にリードするために人間のファシリテータがオンライン議論をファシリテートした.課題は,規模が非常に大きいことから,人手でファシリテーションを行うのが困難な点である.オンラインで24時間休むことなく議論を管理することは非常に難しい.そこで本研究では,自動ファシリテーションエージェントを実装することで,大規模な人数の人たちの意見を効率的に収集し,合意を形成するシステムを実現する.評価として,名古屋市と協力して,名古屋市次期総合計画の中間案に対する市民の意見集約の場の一つとして,本システムを導入した.その結果,自動ファシリテーションエージェントは予想以上にうまく動作し,参加者からの投稿数が増加する傾向が見られた.
著者
白松 俊 池田 雄人 北川 晃 幸浦 弘昂 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1D2OS28a03, 2018

<p>本稿では,議論ファシリテータエージェントの実装のために必要な議論文脈理解モデルとして,議論内容の理解モデルと,議論プロセスの理解モデルを検討する. まず共通する要素として,「議論の場」に関するパラメータを定式化する.ファシリテーションにおいては構造の時間変化が重要なため,時刻tを重視した定式化を提案する. 議論内容の理解においては,gIBISやDeliberatorium等で伝統的に用いられているような,論点(課題)と案から成る構造が必要と考え,定式化を検討する. また,議論プロセスの理解においては,参加者の関係性変化や「場の空気」に関するパラメータの定式化について述べる. 更に,これらのパラメータの推定結果を用いたファシリテータエージェントの行動決定や質問生成手法を検討する.</p>
著者
川口将吾 金森亮 伊藤孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.15, pp.1-9, 2013-03-11

本論文ではコミュニティに基づくマルチエージェント電力マネージメントモデルを提案する.提案したモデルではコミュニティを複数の家庭で形成し,コミュニティの単位で大型蓄電池を運用する.また、本論文では,家庭の太陽光発電や蓄電池について,エージェントに基づく電力マネジメントモデルを提案する.本論文で提案した家庭の電力マネジメントモデルの特徴は,日本の現実的な電力消費データ及び気象データ用い,再生可能エネルギーである太陽光発電の不安定さを考慮したマネジメントを行う点である.そして本論文では,マルチエージェントによる電力売買シミュレーションを行い,太陽光発電や蓄電池の導入とエージェントによるマネジメントの影響,コミュニティに基づく電力マネージメントモデルによる影響及びコミュニティの戦略による影響を評価する.評価実験では,提案手法であるコミュニティに基づくマルチエージェント電力マネージメントモデルの導入によるピークカット,停電時のバックアップ対策及び社会全体のコストに関して評価を行う.
著者
福島 大地 伊藤 孝紀 西田 智裕 深町 駿平 松岡 弘樹 仙石 晃久 大塚 孝信 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.8, pp.1-8, 2016-12-06

住民参加によるまちづくりにおいて,公聴会や説明会などに加えてワークショップ (以下 WS) が増えている.まちづくり WS の手法として,従来からの対面式 WS と,我々が提案してきた大規模合意形成支援システムを用いた非対面式 WS がある.対面式 WS は,情報入手や理解を支援するが,時間 ・ 場所の制約という課題がある.非対面式 WS は,時間 ・ 場所の制約を解決できるが,情報入手や理解に課題がある.そこで本研究では,まちづくり WS において,対面式 WS と非対面式 WS の組み合わせた手法を提案する.提案手法による合意形成への有効性を検証することを目的とする.提案手法の有効性は,社会実験により検証する.社会実験では,地権者,住民などに加え学生も参加して,対面式 WS の後に非対面式 WS を行う.それぞれの WS における議論データの分析および参加者へのアンケート調査を行い,提案手法の有効性および課題点を把握する.
著者
西田 智裕 伊藤 孝紀 福島 大地 深町 駿平 松岡 弘樹 仙石 晃久 大塚 孝信 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.9, pp.1-7, 2016-12-06

住民参加によるまちづくりの法制化に伴い,まちづくりワークショップが増えている.まちづくりワークショップは,毎週 ・ 毎月など期間を空け,連続して実施すること (連続ワークショップ) がある.一方,ワークショップの間での日常生活において,議論に対する意見が出てくることがある.この意見をワークショップの議論へ反映することは難しい.そこで本研究では,対面式のまちづくり連続ワークショップの間に,合意形成支援システムを用いた非対面式ワークショップを行う手法を提案する.提案手法による合意形成への効果や課題を検証することを目的とする.提案手法の効果は,社会実験により検証する.社会実験では,地権者,住民などに加え学生も参加した連続ワークショップを行う.まちづくり連続ワークショップの間に,合意形成支援システムによる議論を行う.まちづくり連続ワークショップと合意形成支援システムにおける議論データの分析および参加者へのアンケート調査を行い,提案手法の効果および課題点を把握する.
著者
岩間 雄太 伊藤 孝行 佐藤 元紀 森 顕之 鳥居 義高
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

企業サービスの多様化によりユーザからのサポートセンターへの問い合わせが増加している.ユーザ対応に時間がかかり,迅速かつ正確に対応することは困難であり,サポートセンターが人手で行う作業の自動化が求められている.本論文では,文書間の参照構造を利用するアルゴリズムを利用し,ユーザの質問に対して精度の高い回答を提示するシステムを実装する.また,本システム有用性を既存システムと比較して評価する.
著者
白松 俊 池田 雄斗 後藤 誉昌 成瀬 雅人 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.12, pp.1-7, 2016-12-06

大規模な合意形成やオープンガバメントを実現する上で,Web 上での議論は大きな可能性を秘めている.しかし,多数の参加者による議論内容を把握することは困難であり,未だ技術的な課題は多い.本研究では特に,多数の参加者が Web 上で議論する際,混乱することなく合意形成に至るために必要なファシリテーション機構の自動化を目指す.具体的には,(1) Web 議論システム COLLAGREE を用いた社会実験により収集した議論コーパスを分析し,ファシリテータエージェントの発話生成機構が満たすべき要件を検討する.また,(2) 共創的に市民が協働するプロジェクトを想定し,プロジェクトファシリテーションの観点から満たすべき要件を検討する.さらに,(3) 議会の議事録等を Web 議論の材料として用いる上で,満たすべき要件を検討する.
著者
安藤哲志 藤井雄太郎 川口将吾 伊藤孝行
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.347-348, 2011-03-02

近年,掲示板やブログといったユーザーが自由に投稿できるWebサイトが増加している.ユーザーが自由に投稿可能なWebサイトでは,未成年に有害な投稿がされることがあり問題となっている.多くのWebサイトでは,有害な記事が投稿されたのちに,人手の確認によって対応を行っている.しかし,人手による対応では運営コストが大きくなってしまう問題がある.本稿では,有害な投稿記事を自動的に判定する手法の提案を行う.本稿での提案手法は,有害な文書である負例と有害では無い文書である正例から,共起情報を抽出した辞書を作成し,判定に用いる.