- 著者
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中本 宏
杉沢 肇
佐藤 友彦
島田 和基
五十嵐 孝義
深瀬 康公
西山 實
- 出版者
- 社団法人日本補綴歯科学会
- 雑誌
- 日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
- 巻号頁・発行日
- vol.40, no.6, pp.1084-1089, 1996-12-01
- 参考文献数
- 5
- 被引用文献数
-
3
歯冠修復物マージンの支台歯フィニッシュラインに対する適合性の良否は,その予後を左右する重要な因子である.本研究は,研究者によりまちまちに分類,表現されているこの適合状態を,その観察および測定するための方法,装置の進歩に伴い,これらを整理,統合し,より合理的に分類,命名することと,修復物の適合状態の観察,測定のために走査型レーザー顕微鏡の有用性を検討することを目的とした. 適合状態は,(1) Ideal,(2) Open-Closed,(3) Extra-Lined-Intra,(4) Overlapped,の4つの評価基準で,(1) Ideal,(2) Open-Extra,(3) Open-Lined,(4) Open-Intra,(5) Open-Extra-Overlapped,(6) Closed-Extra,(7)Closed-Intra,(8) Closed-Extra-Overlappedの8つの適合状態に分類,命名した.また,走査型レーザー顕微鏡はきわめて合目的性の装置であることが実証された.