著者
佐藤 純生 福江 一智 木下 雄一朗 小澤 賢司
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.110-113, 2009-01-01
被引用文献数
2

Vertical orientation on the ventriloquism effect inherent to flat panel display televisions has been evaluated. The stimuli were an image of a metronome and its accompanying sound. These evaluations were aimed at understanding the extent of the effect during real use. The results show that with loudspeakers placed in a low position the effect was too minor to lift a sound image to the upper part on the screen.
著者
土井 妙子 細見 正明 溝口 次夫 佐藤 純
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.40, no.11, pp.827-834, 1993-11-30
被引用文献数
4

筑波山山頂のオゾン濃度と地表付近の大気中の^7Be濃度を測定して,これらの濃度の季節変化を比較した.筑波山におけるオゾン濃度と^7Beの地上濃度の季節変化のパターンはよく合致し,それぞれの月別平均値は4月と5月に高くなり,7月に低く,10月にも小さいピークが見られる二山型を示した.筑波山山頂のオゾン濃度と土浦市のオキシダント濃度を比較すると,土浦市のオキシダント濃度は年間を通じて山頂より低く,秋季のピークは顕著ではなかった.秋季にピークが見られないのは,秋季から冬季にかけて頻繁に出現する接地逆転層のためと考えられた.
著者
橋本 浩二 知念 正 佐藤 純 柴田 義孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.337-346, 1998-02-15
被引用文献数
10

圧縮法を用いたビデオデータはフレームごとにそのデータ量が異なる.ビデオデータをユーザに提供するクライアント/サーバシステムにおいて,圧縮したビデオデータを使用する場合,その実時間性を保証し,フレームレートを一定に保つためには可変ビットレート転送を行う必要がある.また,クライアント/サーバおよびネットワークの負荷変動により発生するパケット紛失は,画質の劣化やフレームレートの低下を引き起こす.本論文では,可変ビットレート転送としてGoP一括転送方式とフレーム転送方式の2つの方式を提案する.また,負荷変動によりパケットが紛失した場合でもビデオサービスの実時間性を保証するために,パケット間隔制御法とフレームレート制御法を提案する.パケット間隔制御は,動的にパケットを調整することでパケット紛失率を抑制する.フレームレート制御は,クライアント側の実効フレームレートをサーバ側にフィードバックし,必要なら送信フレームを間引くことでフレームレートを調整する.我々は,これらの転送方式と制御法を導入したパケット オーディオ・ビデオシステム(PAVS)のプロトタイプを構築し,性能評価を行った.結果,これらの転送方式と制御法の有効性が確認できたので報告する.In client/server system where compressed video data are transmissed from video server to userclient over highspeed network,variable bit rate transmission method is required to maintain the video frame rate constant because the amount of data of each video frame varies from time to time.On the other hand,video quality and frame rate degrade when packet loss occured when CPU loads on the client/server or the network traffic increases.In this paper,two variable bit rate transmission methods: Group of Picture transmission and frame transmission methods are newly introduced.We also introduce both a packet rate control method to reduce the packet loss controlling the inter-packet time interval and a frame rate control method to maintain the frame rate constant by controlling the transmitted frame rate on the server based on the feedback signal with set frame rate from the client.We implemented a prototyped Packet Audio/video System (PAVS) to evaluate performance of the packet rate control and Frame rate control functions.Through this performance evaluation of PAVS,we could justify the usefulness of our suggested control methods.
著者
林田 太郎 佐藤 純
出版者
Japan Society of Personality Psychology
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1-11, 2009
被引用文献数
3

本研究の目的は,これまで我が国の心理学において取り上げられることがなかった自己憐憫について,過去の事例研究や自由記述の結果をもとに概念を整理し,その結果に基づいた尺度を作成して実証的に検討することであった。研究1では,大学生に自己憐憫の経験を尋ね,自己憐憫とは日常的な場面でも生じるもので,その内容としては他者を意識した感情や反応があることが明らかにされた。研究2では,その結果をもとに自己憐憫尺度を新たに作成し,322名の学生を対象に質問紙調査を実施した。確認的因子分析の結果から,3因子モデルが妥当であることが確認された。また,α係数や再検査信頼性係数は十分な値を示し,信頼性が確認された。妥当性を検討するために統制感,孤独感,怒りの表出との相関を検討した結果,ある程度予想通りの結果が得られ,妥当性を確認することができた。
著者
佐藤 純
出版者
八戸工業高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

両大戦間期イングランド銀行によるアルゼンチン、ニュージーランド、オーストラリアにおける中央銀行創設・改革運動の実態を明らかにした。具体的には、イギリスとニュージーランドにおいて、イングランド銀行文書館、ニュージーランド公文書館、英国公文書館に所蔵されている一次史料の収集・読解を行い、これまでイングランド銀行の意図に沿って創設されたとされてきたこれら諸国の中央銀行は、実は現地の政策主体の意図に主に沿った形で創設されたことが明らかとなった。
著者
浅野 智 鈴木 平 山田 雅代 和田 夏希 佐藤 純 田中 拓也
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第57回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.P41, 2010 (Released:2010-06-15)

人間中心設計を応用したWeb開発プロセスでは、フィールドワークやインタビューでユーザーの潜在的欲求を探り、その情報を可視化するペルソナやシナリオといった手法が活用されるようになってきた。また可視化されたユーザーが利用する人工物をモデル化する過程としてペーパープロトタイプなどが注目されている。 本研究は、Webサービスの設計において可視化されたユーザーがどのようなコンテクストで人工物を扱いゴールにたどり着くかを、スケッチからプロトタイピングという流れに着目しその手法について提案と検証を試みた。
著者
佐藤 純子
出版者
甲南女子大学
雑誌
甲南女子大学大学院論集. 人間科学研究編 (ISSN:13482122)
巻号頁・発行日
pp.71-83, 2003-03-18

TitleVII of the Elementary and Secondary Education Act enacted in 1968, well known as the "Bilingual Education Act" , was replaced by the "No Child Left Behind Act of 2001" which was signed into law by President Bush on January 8, 2002. The expiration of the "Bilingual Education Act" means the elimination of not only bilingual programs, but also the spirit of multiculturalism in the sense of tolerance and respect for diversity. This paper seeks to compare the purposes of the "Bilingual Education Act of 1968" with those of the "No Child Left Behind Act of 2001", and tries to expound why the "Bilingual Education Act" is needed to proceed us to real democracy.