著者
伊藤 誠 須藤 哲也 高橋 暁史 原 崇文 岩野 龍一郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.143, no.5, pp.398-404, 2023-05-01 (Released:2023-05-01)
参考文献数
22

In this study, a direct drive in-wheel system is proposed as a high power density system for reducing the intermediate parts, such as a speed reducer by increasing the torque. We propose a design strategy to show that multipolarization and the improvement of the gap magnetic flux density can effectively increase the power density. A Halbach array magnet rotor that combines the main electrode magnets and spoke magnets with the core is adopted as a technique for improving the gap magnetic flux density. We compare the Halbach array type rotor to the conventional SPM type rotor by using both of magnetic circuit calculation and FEM analysis. Moreover, the actual sized in-wheel motor prototype with the developed Halbach array magnet rotor is fabricated and measures the no-load induced back EMF. The measured no-load induced back EMF agrees well with the analyzed waveform.
著者
下永 皓司 光原 崇文 細貝 昌弘 川住 知弘
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.46, no.6, pp.501-508, 2018-06-10

Ⅰ.はじめに もやもや病に対する血行再建術後の過灌流症候群は,成人例の報告で38%に及ぶという報告もあるが12),多くは一過性の症状と考えられている.今回われわれは,多発脳梗塞にて発症した,バセドウ病に合併した類もやもや病の直接血行再建術後に,局所過灌流による血管性浮腫が経時的に増大し,集学的治療を行ったにもかかわらず,脳出血を来し転帰不良となった症例を報告する.
著者
川崎 敏生 荒川 芳輝 杉野 寿哉 光原 崇文 舟木 健史 菊池 隆幸 小柳 正臣 吉田 和道 国枝 武治 高橋 淳C 高木 康志 宮本 享
出版者
医学書院
雑誌
Neurological Surgery 脳神経外科 (ISSN:03012603)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1005-1010, 2015-11-10

Ⅰ.はじめに もやもや病は,両側内頚動脈終末部に慢性進行性の狭窄を生じ,代償的に脳底部に異常血管網が形成される原因不明の疾患である11).一方,川崎病は乳児および幼児において原因不明の系統的血管炎を主体とする疾患であり6),活動期に稀ながら脳梗塞を合併する4,7,12,15,17).川崎病活動期のもやもや病合併の報告はないが,川崎病罹患歴のあるもやもや病の報告がある1,3,8,9,13,14).今回,川崎病の既往があるもやもや病3例を経験したので,文献的考察を交えて報告する.
著者
吉川 俊夫 山田 英介 中原 崇文
出版者
愛知工業大学
雑誌
総合技術研究所研究報告 (ISSN:13449672)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.19-23, 2003-07-20

Epoxy resin composites containing steel grinding chips as a conducting filler was subjected to heat cycling tests in order to evaluate the thermal stability of electrical resistance. The effect of the content of grinding chips, magnetization and precure temperature in the curing process was examined and this resulted in finding the thermal stability to depend mainly on the precure temperature: the higher the precure temperature, the higher was the thermal stability. There was also shown to be a minimum value hi the electrical resistance of the composites at the temperature between 50 and 1OO℃.The ratio to the minimum resistance was found to depend mainly on the precure temperature. It has therefore been clarified that the thermal coefficient of the electrical resistance in the epoxy composites can be controlled by adjusting the precure temperature in the during process.
著者
吉川 俊夫 岩田 博之 中原 崇文
出版者
愛知工業大学
雑誌
総合技術研究所研究報告 (ISSN:13449672)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.11-17, 2003-07-20

The use of waste chips from high-speed grinding processes was examined as an electrically conductive filler in an epoxy resin. The chips were mixed with the liquid epoxy resin, and the mixture was magnetized by being passed through a solenoid coil. The mixture was then cured in an oven. High content of the chips, strong magnetizing currents and high precure temperatures increased the final conductivity of the cured product. By this method, cured products having electrical resistivity of 10^2Ω・cm were obtained.
著者
原 崇文 塚越 貴哉 谷口 峻 安島 俊幸
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.141, no.9, pp.709-717, 2021-09-01 (Released:2021-09-01)
参考文献数
23

Permanent magnet synchronous motors (PMSMs) are widely used in various applications as high-power-density and highly efficient drive sources. However, a PMSM generates electromagnetic vibration because of the space and time harmonics. In this paper, we propose a synchronous PWM control method for shifting the carrier wave phase against the modulated wave. As the proposed control matches the ripple frequencies caused by the spatial and time harmonics, the ripple caused by the space harmonics is canceled by that caused by the time harmonics, with the phase shift of the carrier wave. The phase shift of the carrier wave is confirmed experimentally. In addition, it is experimentally verified that the vibration of the proposed method at a specific frequency is reduced by 46%@7,900r/min and 53%@19,500r/min.
著者
原 崇文 古関 隆章 岡田 万基 久富 浩平
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.133, no.9, pp.909-916, 2013-09-01
参考文献数
9
被引用文献数
2

Suppression of slip and reduction of friction between the rail and the wheel are important in railway systems. This paper proposes a novel slip re-adhesion control based on monitoring the excessive torque and the excessive angular momentum for four-axle and two-truck model. The effectiveness of the proposed method has been confirmed by mathematical analysis. In addition, the excessive angular momentum compensation of the proposed method was evaluated using real-world train test data. Furthermore, the proposed method can estimate the disturbance torque from real-world train test data.
著者
原 崇文
巻号頁・発行日
2012-03-22

近年, 地球環境に対する意識から, 環境負荷の小さい電気鉄道に注目が集まっている. 電気鉄道は加速を行うときに伝えられる力である接線力が小さい. そのため, 雨が降っている場合や枯れ葉がレールの上に落ちている場合は線路と車輪との間の摩擦力が減少し, 車輪が一周分回転しても, 車体が一周分進まない空転と呼ばれる現象が起きる. 一旦空転が生じると, エネルギー散逸や乗り心地の悪化, 線路の破損が生じてしまう. 従って, 車輪と線路が粘着していない空転状態から再び車輪と線路が粘着している粘着状態に戻して加速させる空転再粘着制御が必要である. 空転再粘着制御には, これまで様々な手法が考案されている. 当初は「すべり速度情報」, 「接線力トルク推定情報」の二つを使わずに, 基準速度との速度偏差および加速度偏差にファジィ推論を使用した空転再粘着制御が一般的であった. 最近では, 計算機の発達により外乱オブザーバを使用して瞬時に「接線力トルク推定情報」を使用することができるようになったため, 「接線力推定情報」に基づいた空転再粘着制御が開発され, 実用化されている. また, すべり速度を測定できるものとして「すべり速度情報」および「接線力トルク推定情報」を共に活用した空転再粘着制御についても提案されている. しかし, これらの物理量は微小なため, 電気鉄道車両において測定することは困難とされており, この制御方式の実現は難しいと言える. また, それらの手法は晩秋のレール上への落葉や冬季のレールへの積雪, 着氷などによる極めて接線力係数の低い条件下における再粘着の保障についての議論はなされておらず, 加えていつ空転が収束するかやどれくらいモータトルクを絞るかについても統計だった考え方に基づいて行われていない. そこで, 本論文では空転の重度を測る「超過トルク」および「超過角運動量」という2つの新しい概念を使用し, 極めて劣悪な路面条件においても再粘着を保証する再粘着制御について述べる. 通常の鉄道車両を基にモデル化した4軸2台車モデルを使用した数値解析によってそれらが可能であることを示す. その再粘着制御を粘着力の有効利用とレール, 車輪の傷みという2つの評価指標に基づき評価する. また, 「すべり速度情報不使用」, 「接線力トルク推定情報不使用」の再粘着制御, および「すべり速度情報使用」, 「接線力トルク推定情報使用」の再粘着制御と比較を行い, 提案空転再粘着制御の優位性を示す.
著者
吉川 俊夫 山田 英介 中原 崇文
出版者
合成樹脂工業協会
雑誌
ネットワークポリマー (ISSN:13420577)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.128-133, 2002

エポキシ/研磨粉系の導電性硬化物について, 150℃での加熱サイクルテストを行い, 抵抗の熱安定性を測定した。その結果, 高いプレキュア温度を用いて硬化させた試料ほど熱安定性が高いことがわかった。一方, 抵抗値と温度の関係を測定したところ, 極小値を持つU字型曲線を示すことがわかった。更に, 高いプレキュア温度で硬化させた試料ほど曲線が高温側にシフトし, 抵抗値の温度変化が少ないことがわかった。
著者
中原 崇文 竹内 繁千代 山中 敏彦 谷口 博 小島 晋 工藤 一彦
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.52, pp.p49-57, 1993-06
被引用文献数
3

我々は,地下鉄廃熱を利用したヒートポンプによる道路融雪設備を開発し,札幌市の協力を得て1987年12月より実証試験を行いその有効性を確かめることができた.本装置では,地下鉄の運転していない深夜は廃熱回収を行っていないが,地中の温度実測データを詳細に検討してみると,冬期の深夜の地下構造物は放熱可能な状態にあり,夜間のうちに熱回収可能と推定できた.実測値ベースで推算すると,気温の低い時間帯では2〜3℃レベルの温度上昇が期待でき,ヒートポンプシステムの能力増大・効率向上に役立つ結論を得た.
著者
吉川 俊夫 岩田 博之 中原 崇文
出版者
合成樹脂工業協会
雑誌
ネットワークポリマー (ISSN:13420577)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.92-100, 2002

研磨粉とエポキシプレポリマーの混合物の注型成形によって導電性硬化物を得た。導電性は研磨粉量の約1.5乗に比例した。硬化前に磁場を印加して研磨粉を磁化することにより, 硬化物の導電性を増加させることができた。この系の導電性は系の硬化収縮と連動して発生していることがわかった。硬化反応でのプレキュア温度が高いほど導電性の高い硬化物を得た。研磨粉量が80phr以下では樹脂層と研磨粉層に分離するが, 80phr以上では均一な組成の硬化物を得た。
著者
原 崇文
出版者
東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻
巻号頁・発行日
2012-03-22

報告番号: ; 学位授与年月日: 2012-03-22 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(工学) ; 学位記番号: ; 研究科・専攻: 工学系研究科電気系工学専攻