著者
三好 茂樹 河野 純大 白澤 麻弓 磯田 恭子 蓮池 通子 小林 正幸 小笠原 恵美子 梅原 みどり 金澤 貴之 中野 聡子 伊福部 達
出版者
The Society of Life Support Engineering
雑誌
ライフサポート = / the Society of Life Support Technology [編] (ISSN:13419455)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.146-151, 2010-12-30
参考文献数
7
被引用文献数
1 4

Deaf or hard-of-hearing people need support services such as real-time captioning. It is fairly common for captionists to be unable to perform captioning services. In order to address this problem, we proposed a Mobile-type Remote-captioning System. The main characteristic of our system is to use two functions of one mobile phone (e.g. the iPhone 3G/3GS, Apple Computer, Inc.) at the same time. The two functions are to display the captions input by the captionists (data communications) and to call the captionists to transmit the speaker's speech to the captionists (telephone call). The purpose of our research was to make clear the differences with the existing system, and to discover the advantages and faults of our system. In this study, we investigated these issues using a questionnaire for captionists who had used our system. As a result, we found that our system is suitable for a situation in which the speaker and the deaf or hard-of-hearing person are communicating while walking together (e.g. excursions, plant tours), whether indoors or outdoors. In addition, it reduces the stress that can be caused to deaf or hard-of-hearing children by having adults (captionists) other than teachers in the classroom.
著者
栗原 恵美子
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
研究紀要
巻号頁・発行日
vol.33, pp.13-35, 2004
被引用文献数
1

男女共同参画を社会に広めるには様々なアプローチが在ろう。学校教育の一教科がどこまでその一翼を担うことができるか?今回,過去の実践を振り返り,男女共同参画推進の視点で各学習をあらためて見直し,授業を新たに提案する。「生活の自立」の視点で一学年では,家事全般と消費者生活の面から学習。二学年では「食」の面から「生活の自立」を時間をかけて学習。一・二年の学習を活かし,三学年では家族・保育・ジェンダー・男女共同参画を扱い,「人と関わって生きる」を学習。現在進行中であるが,生徒の取り組みはよく,手応えを感じるものである。家庭科教育を通して(1)課題発見力(2)見通す力(3)課題解決力(4)情報収集・判断力(5)生活技術・生活力が付き,そして(1)協働の意識(2)生命の尊さへの意識(3)健康への意識(5)思いやりを持って生きる姿勢が高まると考えている。また,同じキャンパスにある小学校から大学までの連携研究を過去に何回か行ってきたが,家庭科では初めての試みである産業界との連携研究を中心に実践研究,テーマ「食教育〜調理技術〜」の一部を報告する。アンケート調査で生徒の実態を明らかにし,児童・生徒の調理技術を発達段階に分けビデオで比較検討し,家庭科教員による調理実習授業の実態を分析し,調理実習メニュー等の視点で提案を行った研究である。
著者
河野 俊行 小島 立 清水 剛 加賀見 一彰 寺本 振透 原 恵美 松下 淳一 JURCYS PAULIUS
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2011-04-01

知財ファイナンスをグローバルな観点から見た場合に関係する制度としての知財担保の適切な扱いのために必要な国際私法ルールと方法論を分析した。実態調査を行うとともに、法と経済学の手法による分析を行った結果、①統一法と国際私法の関係に関する一般的な理解には問題があり、一定条件のもとでは国際私法が優位性を持つことを証明した。②また国際私法の統一及び属地性に関する横断的な考察を通じて、伝統的議論に見直すべき点が少なからずあることを示した。③そして学際的なチームにより知財担保を多角的観点から分析し、新たな提案を行った。英文で公表し反響も確認できた。またイノベーションに向けた研究へのパースペクテイブを開いた。
著者
原 恵美子
出版者
愛知教育大学
雑誌
治療教育学研究 (ISSN:09104690)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.61-69, 2010-02
被引用文献数
1

知的障害児への学校での性教育は,継続的な取り組みや教材等の開発も困難な状態が今日まで続いている。その根拠として学習指導要領の中での位置づけがいまだ決まっていないことに加えて,教員や保護者等関係者らの「寝た子を起こすな」という消極的な姿勢があげられることが少なくないが,これを確認するため,おおむね1990年代以降発表の性教育に関する文献を調べ,特別支援学校教員による記述に見られる性教育に対するイメージの整理,関係者へのインタビューを実施した。今回特に女子知的障害児の保護者の意識を中心に調べたが,子の状態によって保護者の要望も個人差が大きいことがわかった。しかし,女子の場合は性的問題行動や性被害が問題になりやすいのは学校教育終了後で,卒業後の性教育の担当者や場所の確保が必要であることが示唆された。
著者
関山 敦生 笠原 恵美子 千田 大 岡村 春樹 内村 健治 井上 正康
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究により、(1)ストレスの種類と量のマーカー、(2) IL18、活性酸素、TNF-αを介する三つのサイトカインカスケード(3)ミトコンドリアが介するサイトカイン誘導メカニズム(FEBS Letter 2011)(4)大うつ病の重症度マーカー(5)ストレス後精神障害予測マーカーをそれぞれ発見した。(4)、(5)に関しては更なる検討を予定。成果は、2011年度後半から東北太平洋沖地震救援活動従事者の健康管理に役立っており、本研究の社会的成果は多大である。