著者
安田 淳
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.1-36, 2004-05

論説第一章 間題の所在第二章 捕虜送還問題の始まり第三章 双方の譲歩と中国の驚き第四章 中朝側のジレンマ―交渉継続の願いと反発第五章 軍事情勢―志願軍による限定的な戦役の発動第六章 結語
著者
安田 淳
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.231-260, 2002-01

第一章 問題の所在第二章 交渉再開をめぐる中朝側の譲歩第三章 第六次戦役の中止第四章 国連軍の夏季・秋季攻勢第五章 軍事分界線交渉の妥結第六章 結語山田辰雄教授退職記念号
著者
安田 淳
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 = Journal of law, politics and sociology (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.92, no.1, pp.117-137, 2019-01

第一節 問題の所在第二節 中国が新設した台湾海峡上空の航空路M五〇三―現状変更の始まり第三節 航空路の運用方法をめぐる中台間の事前協議と合意第四節 航空路M五〇三の新たな運用と台湾の反発―現状変更の深化第五節 台湾の国防安全保障上の懸念と民間航空路第六節 結語赤木完爾教授退職記念号
著者
琵琶 剛志 土居 正人 安田 淳 門田 久志
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.174-179, 2020 (Released:2019-12-24)
参考文献数
6

近年の映像情報の高解像度・ハイダイナミックレンジ化および活用領域の多様化に伴い,幅広い表現力と画面の縦横比やサイズの制限のない臨場感のある映像を提供できるディスプレイの必要性が高まっている.このような要求に対し,微細な発光ダイオード(マイクロLED)を画素に用いた高い表現能力と大画面への拡張性を両立したCrystal LEDディスプレイシステムを実用化した.この実用化に向け画素となるマイクロLED,個々の画素に微細な駆動IC(マイクロIC)を配置した新たなアクティブマトリクス駆動技術,ディスプレイユニットを継ぎ目なく配置する高精度タイリング技術を開発した.マイクロLEDによる非常に高いコントラスト比と広視野角,マイクロICによる優れた輝度再現性と色度安定性を数百インチという大画面で継ぎ目なく実現でき,従来ディスプレイでは困難な臨場感のある新たな映像表現が可能となった.
著者
安田 淳一郎 千代 勝実 渡辺 絵理子 飯島 隆広
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 42 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.133-134, 2018 (Released:2019-06-14)
参考文献数
2

山形大では学習達成度の直接評価を目的として,2017 年度より「基盤力テスト」を全学的に実施して いる。基盤力テストの特徴としては,受験者がスマートフォンを用いて解答すること,受験者の解答に 応じて出題される設問が変わる形式(コンピュータ適応型テスト)を採用していることが挙げられる。本 報告では,基盤力テストの開発方法,および,これまでの実施データの分析結果について報告する。
著者
坪井 信二 森田 一三 中垣 晴男 内堀 典保 安田 淳 久米 弘 高田 勇夫 渡邊 正臣 小澤 晃
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.222-234, 2003 (Released:2004-09-10)
参考文献数
43
被引用文献数
1

歯 · 口腔の健康を介入維持によりライフスタイルや全身の健康, 精神的健康度が変わるかを知るために本研究を行った. 調査は1998年から3年間の追跡を行った. 対象はA製薬会社の従業員のうち本研究に同意した265名 (男性 : 201名, 女性 : 64名, 平均年齢±S.E. 35.6±0.7歳)で, 口腔状態, 2種類の質問票による質問調査 : The Social Adjustment Scale (以降SASと略す), The Medical Outcomes Study (以降MOSと略す)および栄養調査の3種類について調査を行った. その後層別抽出法により介入群と対照群の2群に分け, 介入群には年2回のスケーリング(歯石除去)および歯科保健指導を, 他方を対照群として3年間追跡した. そして開始年と3年後の状況について, MOS, SAS, 口腔状況, 精神的健康度および栄養状況の結果を比較した. その結果, 1) 歯の状態については, 介入群では, 未処置歯数の減少がみられ, 対照群では処置歯数の増加および未処置歯数の減少がみられた. 歯肉の状態 (CPI)においては, 介入群の方が対照群に比べて健全者の割合 (CPI=0)が高い傾向にあった (p < 0.10). 2) 栄養調査結果では対照群においてエネルギー充足率, 蛋白質充足率, 脂質充足率及び肉 · 魚類充足率の上昇 (p < 0.05)が, また糖質充足率, カリウム充足率, カルシウム充足率, 鉄分充足率も増加する傾向 (p < 0.10)にあったが, その他の栄養素食品群ならびに介入群の全ての充足率には有意な差が認められなかった. 3) MOS中の健康観については調査開始1年後に介入群の方が対照群よりも改善者の増加率が高い, もしくは減少率が低かった. 身体的機能は1年後では大差ない, もしくは介入群の方が若干よくない傾向にあったが, 3年後では介入群の方が対照群よりも改善者の増加率が高い, もしくは減少率が低かった. 身体の痛みについては1年後で介入群の方が減少率が低かった. 社会的尺度については1年後および3年後とも対照群の方が介入群よりも改善者の減少率が低かった. 精神的尺度についても1年後および3年後とも対照群の方が介入群よりも改善者の増加率が高い, もしくは減少率が低かったが, 神経質的な傾向があった. 4) SASについては仕事場での社会的健康度および家庭での社会的健康度とも介入調査1年後には介入群の方が対照群に比較して良好であった. 以上より産業従業員に対してスケーリングや歯科保健指導を行うことにより口腔内が改善され, それが個人のライフスタイルに影響し, 社会的役割達成指標は向上, 健康に対する価値観も向上し, 健康的な社会生活をおくることができるものと結論される.