- 著者
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翁 祖銓
小川 康恭
- 出版者
- 独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
- 雑誌
- 労働安全衛生研究 (ISSN:18826822)
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.1, pp.79-82, 2010 (Released:2010-04-27)
- 参考文献数
- 17
- 被引用文献数
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コメットアッセイは真核細胞におけるDNAの一本鎖或は二本鎖の切断量を測る上で感度がよく,定量性があり,そのうえ簡便,迅速,安価な方法である.今やこの方法は,産業化学物質や環境汚染物質の遺伝毒性評価,ヒト集団における遺伝毒性影響のバイオモニタリング,分子疫学研究,さらにはDNA損傷と修復の基礎研究などの領域で広く応用されている.本文ではコメットアッセイの基本原理,実験プロトコール,解析方法,利点及び欠点などを述べると共に,コメットアッセイ応用の現状を手短に紹介する.