著者
宇山 智彦 平野 千果子 秋田 茂 前川 一郎 河西 晃祐 小沼 孝博 水谷 智 長縄 宣博 天野 尚樹 中山 大将
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-10-21

近代帝国の植民地および脱植民地化の歴史を、比較と関係性の視角から研究した。帝国権力と周縁・植民地社会を結ぶ媒介者・協力者の役割、植民地の知識人による近代化の試み、諸帝国の競存体制と植民地同士の関係、帝国・植民地における移民の位置づけ、帝国の暴力と反乱、第一次世界大戦とロシア革命のインパクト、脱植民地化をめぐる国際関係などを研究し、帝国論・植民地論の知見を現在の国際問題の分析にも応用した。全体として、帝国権力が国内外に作り出す格差構造と、植民地の被統治者の主体性の両方に目を配りながら、植民地史の多面性と今日的意義を明らかにした。
著者
小沼 孝博
出版者
学習院大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、18世紀後半における清朝とカザフ遊牧勢力との対外交渉を、一次史料である文書史料の分析に基づいて研究した。特筆される成果として、清朝-カザフ関係に関する英文資料集の刊行がある。本資料集の主な目的は、カザフ首長層から清朝に送付された書簡を紹介し、その特徴と歴史史料としての価値を検討することにあり、加えて清朝に派遣されたカザフ使節に関する基礎データも提示した。