著者
小野 一良
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:00471798)
巻号頁・発行日
vol.1958, no.55, pp.20-28, 1958-05-10 (Released:2010-08-24)
参考文献数
3
被引用文献数
1

大都市付近の国鉄電車運転区間に発生した波状磨耗レールについて, その形状ならびに走行車両によつて軌道に生ずる衝撃および振動を測定した。これより波状磨耗の形状と車両のばね下重量の振動との関連を求め, かつ車両の型式ならびに列車速度が振動振幅ならびに衝撃の大きさに及ぼす影響を調査した。
著者
小野 一郎
出版者
大分県立芸術文化短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02869756)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.17-24, 1980-03-31

本抄録は雪舟筆「慧可断臂図」について,特に画面上部の岩壁に描かれた2箇の岩穴が,画面における重要なpointを成していると考え,人体美学的な研究態度で考察を行ったものである。
著者
松谷 由美子 小野 一惠 加藤 敬子
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.741-745, 2013-01-31 (Released:2013-05-10)
参考文献数
3

当院は安芸高田市唯一の総合病院であり,地域の基幹病院としての役割を担い医療・福祉・保健の充実に努めている。また,山村部では超高齢化が進み医療にも様々な影響を及ぼし,患者やその家族のニーズが複雑・多様化している。そのため,医師の診療のみで患者の抱える問題やニーズに応じることは困難となり,患者が安心して療養できるためには看護の役割が重要となっている。 このような現状に対応するために,平成22年4月より治療と暮らしを共にサポートすることを目標として,緩和ケア認定看護師が担当する緩和ケア看護専門外来と,認知症看護認定看護師が担当するメモリー看護専門外来を創設した。その活動内容について事例を通じて報告する。 それぞれの事例から,医師の診療時間内だけでは知る事の出来ない患者の生活課題を知り対応する事や,患者の価値観を大切にしながら支援していく事の重要性を認識できた。また,患者のニーズに応じセルフケア能力を引き出す支援を行なうためには,外来と病棟との連携,更には地域との連携が必要であることが明確となった。 今後更に高齢化が進み患者のニーズが多様化する社会情勢の中,私たち看護専門外来の目標は,患者と家族が安心感と満足感を持ち病気と共存して生きていけるようサポートすることを中心に,生活の視点に立った親しみやすい看護の立場で専門性を発揮し,地域に貢献していくことである。
著者
小野 一
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学共通課程研究論叢 (ISSN:09167706)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.1-15, 2008

2005年9月18日の連邦議会選挙の結果,シュレーダー率いる赤緑連立政権(社会民主党+緑の党)は7年間の幕を閉じ,メルケル政権が発足した。予想を覆す選挙結果,初の女性連邦首相の誕生など,何かと話題を呼んだ政権交代制だったが,政治学研究における重要な論点のひとつは,大連立という政権連合型の特異性である。今日,大連立とは,キリスト教民主社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)との連立政権を指す。保革の二大政党の連立は例外的と見なされることが多いため,中心的な研究テーマとはなりにくかった(Probst,2006 : 629)。だが州レベルではこの型の連立政権がしばしば現れており,その中には,他に現実的オプションがないという消極的な理由からではなく,積極的な意味を付与されて登場したものもある。本稿は,主要な事例を概観した上で,大連立政権に関する論点を抽出し,メルケル政権の政治的位置をドイツ政党政治の再編成という中長期的パースペクティブに重ね合わせて考察する試みである。
著者
加藤 哲郎 田中 ひかる 丹野 清人 堀江 孝司 小野 一 岡本 和彦 井関 正久 大中 一彌 高橋 善隆 鳥山 淳 島田 顕 許 寿童
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は、研究代表者が長年進めてきた現代国家論研究と近年取り組んでいる情報政治研究の結節点で、経済のグローバル化と共に進行する国内政治の国際政治化、国際政治の地球政治化を解析した。モノ・カネ・ヒトが国境を越える「帝国」型グローバル政治の形成と、そのもとで進行する民衆の移動・越境・脱国家化の動きに注目し、既存の概念の変容と新しい課題を実証的な国際比較と歴史的・思想的系譜から考察した。
著者
石山 聡子 小野 一男 ライ シバ クマール ライ チャンドラ カラ ライ ガネッシュ 辻 英高
出版者
神戸常盤短期大学
雑誌
神戸常盤短期大学紀要 (ISSN:03899578)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.81-86, 2003-03-31

A survey on intestinal parasitosis and its pre-disposing factors was done among public primary school (1-5 classes) children (n=221 ; M : 107 and F : 114, Age : 5 to 16 years) in a suburban area of Kathmandu Valley, Nepal. Fecal samples were preserved into Cary-Blair transport media and in 10% formal. -saline. Parasites were detected by formal. -ether concentration technique. Blood hemoglobin was estimated by cyanmethemoglobin method. A questionnaire was done to reveal pre-disposing factors. The overall prevalence of parasitosis was 72.4% with significant difference in boys and girls (p<0.05). Approximately half of the infected children (46.9%) had multiple parasitic infections. Altogether eleven types of parasites were recovered. Trichuris trichiura was most frequently detected followed by Ascaris lumbricoides and Giardia lamblia. Hemoglobin level also did not differ significantly in children with and without parasitosis.