著者
柿原 泰 今中 哲二 尾松 亮 山内 知也 吉田 由布子
巻号頁・発行日
2016-05-29

会議名: 日本科学史学会第63回年会・シンポジウム7「チェルノブイリ30年―原発事故後の放射線健康影響問題の歴史と現在―」
著者
林 衛 瀬川 嘉之 山内 知也 藤岡 毅 柿原 泰
巻号頁・発行日
pp.1-94, 2014-11-15 (Released:2016-02-15)

日本の一部研究者が多用するトランスサイエンス,作動中の科学,予防原則といった概念の有効性と使い方を現実の放射線被爆問題を通して検証する。「健康管理のあり方」(瀬川),科学的な問題としてのシーベルトの困難性(山内),長瀧重信らのいう「科学的」とは何か(藤岡),それをとらえきれていない変容するSTSの問題点(柿原)を議論する。1980-90年代におけるSTSの形成過程について論じるOS「STSをつくる社会:日本における科学技術社会論の形成と立論構造の変化」に関連し、本OSでは,放射線問題をテーマに,そのようにして形成されたSTSの今日的課題を浮かび上がらせる。 2014年度 第13回科学技術社会論学会年次学術大会,日程:2014年11月15日(土)~16日(日),会場:大阪大学豊中キャンパス 林衛「【問題提起】被爆による人権侵害問題を通してSTSの到達点と変容を検証しよう」 瀬川嘉之「犠牲を強いられているのは誰か : 「東電原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」を分析する」 山内知也「シーベルトで被爆影響は測れるか : 要素還元主義の間違い」 藤岡毅「中川保雄の被曝史研究から引き継ぐべきもの : 科学的とは何か」 柿原泰「放射線リスクコミュニケーションのもたらすもの : 放射線リスクをめぐる科学技術論の変容」
著者
林 衛 瀬川 嘉之 山内 知也 藤岡 毅 柿原 泰
巻号頁・発行日
pp.1-94, 2014-11-15

日本の一部研究者が多用するトランスサイエンス,作動中の科学,予防原則といった概念の有効性と使い方を現実の放射線被爆問題を通して検証する。「健康管理のあり方」(瀬川),科学的な問題としてのシーベルトの困難性(山内),長瀧重信らのいう「科学的」とは何か(藤岡),それをとらえきれていない変容するSTSの問題点(柿原)を議論する。1980-90年代におけるSTSの形成過程について論じるOS「STSをつくる社会:日本における科学技術社会論の形成と立論構造の変化」に関連し、本OSでは,放射線問題をテーマに,そのようにして形成されたSTSの今日的課題を浮かび上がらせる。
著者
小田 啓二 山内 知也
出版者
神戸商船大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000 (Released:2000-04-01)

宇宙活動に伴うシャトル乗務員の被曝線量測定、環境中ラドン濃度測定、個人中性子線量計等に利用されているCR-39飛跡検出器は、その製造過程、エッチング条件及び評価手法が研究者によって異なっているため、データの直接比較が出来ない状況にある。そこで、本研究では、これまで独立に基礎データを収集してきたサンフランシスコ大学(USF,米)、フランシュ・コンテ大学(UFC,仏)、ドレスデン工科大学(DUT,独)及び神戸商船大学の4チームが、統一された諸条件の下で軽イオン較正実験を行い、世界共通のデータベースとして確立することを目的とした。まずはじめに、1999年度までに3チーム個別に収集した水素同位体(p,d,t)およびα粒子のデータを見直すとともに、一部データを補充した。次に、4.8,6,8,10.8MeVのLiイオンを照射したサンプルを各チームに配布し、個別にエッチング処理およびデータ解析を行った。その結果、DUTチームの10.8MeVサンプルに対する評価値のみおよそ20%ずれていたが、その他のデータは概ね一致した。また、詳細に調べると、本来一本のレスポンス関数となるべきデータが、入射エネルギーに少し依存していることを見出した。同時平行で進めている潜在飛跡形成に関する基礎研究の結果から、表面に低感度の薄い層が存在しているためではないかと推論した。最後に、炭素イオンに関する実験を行った。この結果、3チーム間の評価値のずれがリチウムイオンより大きくなる傾向にあった。炭素イオンはリチウムイオンと比べてトラックエッチ率の変化が一層激しいため、特に飛跡終端での誤差が大きくなったためだと考えられる。このため、我々のチームでは、エッチング間隔を密に取るとともに、我々が開発したトラック追跡法も適用した。これらとの比較から、評価したレスポンスの誤差はエッチング間隔の選定が重要なファクターとなっていることを明らかにした。