著者
市川 浩 梶 雅範 小林 俊哉 小林 俊哉
巻号頁・発行日
2010 (Released:2010-08-23)

「科学アカデミー」の実践機関としての,現代にいたるまでの存続は,ロシア・ソヴィエト科学発展のもっとも特徴的な枠組みのひとつとなっている.本研究において,われわれは科学アカデミーを存続させた歴史的諸要因の解明につとめた.最近,さまざまな文書館で公開された,かつての機密資料の研究のおかげで,科学史の分野においても,伝統的なロシア/ソヴィエト社会にたいする伝統的な全体主義モデルはより多元主義的な見方に取って代わられつつある.3年間の活発な研究活動を通じてえられた研究成果は,さまざまな歴史的瞬間において権力に対抗してしめされた科学者のイニシァティヴや主体性を確認するものとなり,結果として,上述した,われわれが現在目撃しているロシア/ソヴィエト科学史研究における重要な変化を補強するものとなっている.
著者
鵜生 高徳 宮本 雅規 市川 浩司 中村 克己 松井 武 馬淵 雄一 三島 章 小林 金也 中村 篤 林 亨
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.488, pp.55-60, 2003-11-28
被引用文献数
2

自動車向け電子制御装置(以下、車載電子機器)の電源系ノイズシミュレーションに向けて電源系及び発振回路部についてモデル化の検討を行った。その結果、電源系についてはこれまで提案されてきたモデルに対して、モデル電源系端子間に複数の電源回路を持つ多電源モデルが有効であるとの結論を得た。また、発振回路系については線形モデル回路の提案を行った。これらについて実際のICを用いてモデルを作成し、VHF帯でその精度を検証することでその有用性を確認した。
著者
市川 浩一郎
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.56, no.652, pp.17-22, 1950-05-25
被引用文献数
1

The direct use of the terms, Norian, Carnian, etc., in the extra-Alpine region is not adequate, since the fossil content is fairly different from that in the Alpine province., Another system of nomenclature is herein proposed., In the Triassic of Japan eight ages (chronological unit) distibuted in three epochs are distinguished., Epochs are called Eo-, Meso-, and Neo-Triassic and new names for the ages are proposed., Their names, as well as the fossil contents, are presented in the list on-p.,22., Saragian and Sakawan ages in the Neo-Triassic epoch are tentatively subdiveded into two and three Sub-ages, repectively., Species marked with (+) range into the later ages, while those with (-) range from the earlier age, and the occurrence of species marked with is very rare., The time range of the remaining species in confined to one age.,
著者
市川 浩一郎
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.18, pp.187-212, 1980-03-30
被引用文献数
17

延長1000kmに及ぶ中央構造線(MTL)には,形成史の各段階ごとに地域的な特性が認められる。それにもとづいて,MTLを西から東へI-IVの4区に区分し,さらに亜区に細分した(図1)。とくに亜区の接合域における古第三紀の分岐断層の発達に注目した(図3)。MTL形成史には巨視的にみて,次の5段階が認められる。1:白亜紀前期を中心とする時期のI-III域での左横ずれ,IVでの右横ずれの卓越した変位。2:古第三紀前半(約65〜50 Ma)のI-III域での第2波の左横ずれの卓越した変位。第1,2期ともに三波川帯の上昇を伴う。3:古第三紀後半(前期中新世の一部を含む)(50〜20 Ma)。この期間の一部におけるI-III域(の一部)での逆断層運動,IIICでの左横ずれ変位。4:中期中新世-鮮新世(約15〜2 Ma)。中新世火山性盆地付近などでの局地的変位。5:第四紀後半のII域での右横ずれの卓越した変位。第1,2期におけるI-III域での変位の横ずれ成分は控え目に見積って数10kmのオーダーとなり,第四紀変位の横ずれ成分の推定最大量よりは一桁大きい。ただし時間のオーダーがちがうことに注意したい。以上の運動史をプレートテクトニクスの観点から説明するひとつの試みを示した(図2)。これは松田(1976)の見解と似ているが,白亜紀については異なる。第1,2期においては南側の海洋プレートにおけるNNW性の古伊豆非震性海嶺のサブダクションに伴う陸側での変形効果を重視した。第3期(太平洋プレートの運動方向転換期以後にほぼ相当)では日本海盆の開口と古い伊豆・ボニン島弧の北上効果とがMTL域ではとくにIIIC-赤石構造線に表現されたとみた。
著者
宮田 隆夫 市川 浩一郎
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科學 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.265-266, 1978-09-25