著者
川端 泉 山崎 勝弘
出版者
奈良女子大学
雑誌
家政學研究 (ISSN:02867036)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.31-35, 1960-12
著者
山崎 勝弘 松田 浩一 安藤 彰一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.96, no.34, pp.1-6, 1996-05-16

類似した並列プログラムの構造を極力再利用して並列プログラミングの負担を軽減させる方法について述べる。並列アルゴリズムは一般的に、分割統治法、プロセッサファーム、プロセスネツトワーク、繰り返し変換に分類される。各クラス毎に並列プログラムを作成して、並列プログラミング用事例ベースを作成する。事例はインデックス、スケレトン、プログラム、並列効果、及び履歴から成る。スケレトンにはタスク分割、同期、相互排除、並列化手法、スレッド使用法など並列プログラムの最も重要な部分が含まれる。インデックスは並列プログラムの特徴を示し、並列効果は速度向上を示す。新たな問題に対して、類似したスケレトンを事例べースから検索し、それを自動/手動で修正して並列プログラムを生成する。
著者
白石 順二 山崎 勝 田中 克尚 岸本 健治 畑川 政勝
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.1726-1734, 1994-10-01
被引用文献数
7

In the past years, receiver operating characteristic (ROC) studies that has been used in medical imaging system have involved data collected on a discrete confidence-rating scale with five categories, though in principle ROC studies which are called method for continuously-distributed test results can be conducted with continuous scale. In this study, we investigate the advantage of this new rating method. Advantages were obtained from our experiments that used both discrete and continuous rating scale with same sample sets. From the results of ROC analysis using the CR mammography with simulated mamma phantom, the method for continuously-distributed test results performs identical estimation of area under the ROC curve (Az) compared with the discrete confidence-rating method, but performs good (1/3) standard deviation of Az between readers. When the range of Az lies 0.65-0.70 which are "difficult" performance of ROC experiment, we concluded that the method for continuously-distributed test results has the advantages of good statistical power and reliability of results compared with the discrete confidencerating method.
著者
谷(仙谷) 真弓 山崎 勝之
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-10, 2004-09-30

Locus of Control(統制の位置;以下LOC)は,これまでに児童の健康や行動上の問題との関連が数多く見出されている.子どもにおけるその測度では,標準化された質問紙がいくつか見受けられるが,それらの質問紙は,この領域の研究結果を混乱させるいくつかの欠点を持っている.そこで本研究では,新しい児童用外的統制性質問紙(GEQC)の開発を試みた.調査Iでは,4〜6年生466名の児童を対象に,因子構造の検討を行った.その結果,一因子構造が明らかとなり,計16項目が採用された.調査IIでは,4〜6年生1,349名の児童を対象にこの質問紙を実施し,加えて,担任教師による,外的統制性を強くもつ児童の指名(ノミネート)調査と児童自身による同特性の仲間評定調査を実施した.さらに,4〜6年生の児童205名に,約5週間の間隔で質問紙を2回実施し,再検査法による質問紙結果の信頼性についても検討した.こうして,調査IIでは,信頼性と構成概念的妥当性が検討された.その結果,本質問紙が構成概念的妥当性と安定性,内的整合性を兼ね備えていることが明らかになった.
著者
山崎 勝男
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

近年,情動-動機づけ処理の観点から,前部帯状回(anterior cingulated cortex: ACC)機能への関心が高まっている.本研究では,悪い結果を伝えたときに惹起されるACC由来の前頭内側陰性電位(medial frontal negativity: MFN)について,結果に対する期待の強さとの関連を検討した.最近の理論では,自分の期待に反して結果が悪い場合には,ドーパミン作動系の活動低下によってACCに脱抑制が生じ,MFNを惹起させるという.もしそうならば,フィードバック信号提示前の期待の強さに伴ってMFN振幅は増大することになる,そこで,フィードバック信号に対する期待の強さを反映する刺激前陰性電位(stimulus-preceding negativity: SPN)を側定し,MFNと期待との関連を調べた.実験には単純なギャンブル課題を用いた.画面上に提示される10円と50円の組み合わせから成る選択肢のいずれか一方を選択し,2.5秒後に選択側の視覚刺激が緑色になれば当該金額を受け取れるが,赤色になればその分減額されるという課題だった.実験の結果,50円獲得直後の試行では10円を選択するものの,50円損失後では50円を再び選択するというリスク選択行動が明らかになった.しかしながら,MFNとSPNはリスク選択行動とは合致せず,いずれも50円獲得直後に増大する結果となった.行動と脳活動との乖離は,リスクを選択させる動機づけ過程と,当該試行の結果に対する期待は異なっていたことを示唆している.一方,本研究の予想通り,MFNとSPNは同様の振る舞いを示し,フィードバック信号に関与する情動一動機づけ処理とACCとの関連性を明確にすることができた.
著者
小倉 明夫 東田 満治 山崎 勝 井上 博志
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.778-783, 1998-06-20
被引用文献数
10

To calculate the contrast-to-noise ratio (CNR) on magnetic resonance images, an equation selected to match each study is commonly used. The CNR values calculated using these equations may have their own characteristics. Therefore, the characteristics of four commonly calculated CNRs were evaluated in comparison with signal detectability. For the calculation of CNR, a phantom with five different solutions of CuSO_4 was imaged using various scan sequences with different TR and NEX. These images, which had different levels of noise and contrast, were measured for averaged signal intensity and standard deviation of noise in the same ROIs (regions of interest). To define signal detectability, Burger's phantom soaked in the CuSO_4 solution was imaged with the same pulse sequences used to evaluate CNR. Burger's phantom images were evaluated by five observers with a 50% confidence level. The characteristics of each CNR valuewere evaluated by correlating them with signal detectability. The results showed that some calculated CNRs indicated the noise element, but contrast element. From the point of view of signal detectability, the equation using the average of local variance and global variance with respect to coarse pixels was superior to others.
著者
倉掛 正弘 山崎 勝之
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.384-394, 2006-09-30

うつ病予防の重要性が指摘され,欧米では早くから心理学を基盤とする児童期,青年期を対象としたうつ病予防介入が実施され,大きな成果を上げてきた。日本においては,うつ病の低年齢化が指摘されているにもかかわらず,現在,児童を対象としたうつ病予防介入は全く行われていない。このような現状をふまえ,本研究では,心理学的理論にもとづく教育現場で実施可能な小学校クラス集団を対象とするうつ病予防教育プログラムの構築,実践,その教育効果及び効果の持続性の検討を行うことを目的とした。プログラムは,うつ病の構成要因とされる認知・感情・行動の3つの要因に対し,総合的に介入を行い,抑うつ傾向を改善することで,うつ病予防を目指している。さらにこのプログラムを実際の小学校教育現場において実践し,その教育効果と効果の持続性について検討を行った。その結果,教育効果とその効果の持続性が部分的に確認され,本プログラムが,うつ病予防総合プログラムとして有効であることが示唆される結果が得られた。
著者
勝間 理沙 山崎 勝之
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.47-55, 2007-09-20
被引用文献数
1

本研究では,攻撃性について,反応的表出性攻撃,反応的不表出性攻撃および道具的関係性攻撃の3分類を用い,児童における3タイプの攻撃性から正負感情への影響を検証した。小学校4年生〜6年生718名を対象に,日本語版児童用正負感情尺度とP-R攻撃性質問紙を行った。その結果,不表出性攻撃の高い児童は低攻撃児よりも高いネガティブ感情を示したが,表出性攻撃児および関係性攻撃児においてはネガティブ感情との関係は見られなかった。この結果は,先行研究を支持するものであり,不表出性攻撃児の問題性をさらに強調し,将来の抑うつ対するネガティブ感情によるスクリーニングの可能性が論議された。