著者
辻崎 正幸 今井 浩三 本谷 聡 日野田 裕治 谷内 昭
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.425-432, 1993-11-10 (Released:2009-02-23)
参考文献数
12
被引用文献数
1

Id-anti-Id interaction constitutes an immune network that is involved in the regulation of the immune response. We prepared several anti-Id mAb to anti-CEA mAb MA 208 which was found to recognize the peptide of CEA. These anti-Id mAb were then used for idiotope mapping and for developing anti-anti-Id antibodies to analyze the Id network system relating to CEA. Anti-anti-Id mAb M 7-625 antisera (Ab 3) reacted with purified CEA in binding assay and in Western blot analysis, and competed with Ab1 binding to CEA. It is indicated that Ab2 mimicks the structure of the epitope in CEA which was recognized with Ab1. These serologic findings suggest that anti-Id mAb M 7-625 carries the internal image of the Ag. According to the amino acid sequences of CDR 1, 2, and 3 of the mAb M 7-625 variable region, there exists a homology of amino acid sequences between CDR 2 in the H chain (5 amino acids of 10) and CDR 3 in the L chain (3 amino acids of 9) of mAb M 7-625 and domain III of CEA (545-554). Internal image bearing anti-Id antibodies may be useful for the induction of a host's immune response against tunors.
著者
吉井 新二 黒河 聖 今村 哲理 安保 智典 本谷 聡 前田 聡 小澤 広 萩原 武 西岡 均 後藤 田裕子 村岡 俊二 須賀 俊博
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.2978-2983, 2007-12-20 (Released:2011-05-09)
参考文献数
10

:56歳女性.大腸内視鏡検査にて下部直腸に径10mmの粘膜下腫瘍を認めた.超音波内視鏡検査にて,第2~3層に主座を置く低エコー性病変とその中心部に石灰化を疑うストロングエコー像を認めた.内視鏡的切除術を施行し,病理所見はcarcinoid tumor,深達度sm,lyO,v1で,腫瘍部中心に石灰化所見を認めた. 消化管カルチノイド腫瘍の石灰化例は稀で,若干の文献的考察を加えて報告する.
著者
堀口 文 本谷 聡 高橋 靖彦
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.216_3, 2018

<p> ラート競技は、実施される運動の難しさと、その出来映えを競う評定競技である。直転、斜転、跳躍の3種目が実施され、主に技の難しさを示す「難度点」と、演技の出来映えを示す「実施点」から最終得点が決定される。それらの採点基準にはIRV国際競技規則(IRV Code of Points)が適用されるが、体操競技などの評定競技と同様に、審判団の判断により採点傾向が異なることが報告されている(本谷ら、2011)。そのため、選手は競技規則を理解するだけではなく、国際審判団の採点傾向を把握することが重要と考えられる。本研究では、2018年5月にスイス(Magglingen)で開催された第13回世界ラート競技選手権大会において、決勝進出した女子選手の演技構成と各採点項目の結果を調査及び分析することによって、今後の練習計画に役立つ実践的な示唆を得ることを目的とした。その結果、決勝進出選手の競技動向や国際審判団の採点傾向が明らかになった。これらは国際大会で勝つための練習計画や演技構成の際に有用な基礎資料となる。また、2020年には競技規則の大幅な改訂が予定されているため、今後も継続的な調査が必要である。</p>
著者
高橋 靖彦 本谷 聡 堀口 文
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.224_1, 2017

<p> ラート競技は、器具の特性を活用した運動の難しさと出来映えを競う評定競技であり、直転、斜転、跳躍の3つの種目がある。主な採点項目には、演技の価値を示す「難度点」と、演技の正確性を示す「実施点」があり、国際審判団によって最終得点が決定される。近年は国際競技規則改訂が繰り返され、選手はそれに適応した演技を構成するために、最新のトップ選手の演技動向を把握する必要がある。本研究では、世界選手権2016の団体戦での上位入賞国(ドイツ、日本、スイス、オーストリア)が出場した、世界チームカップ・ラート競技選手権2017における全演技について調査を実施した。その結果、種目別の最高得点は直転が11.85点(難度点5.00点)、斜転が11.85点(難度点6.80点)、跳躍が10.30点(難度点5.80点)であった。2014年の前回大会と比較すると、斜転の最終得点が大きく上昇する傾向が認められた。その要因として、本大会から、斜転において従来の最高難度であったD難度(0.80点加点)に加え、R難度(1.00点加点)が導入され、難度点の上限がより高くなったことが考えられる。</p>
著者
高橋 靖彦 本谷 聡 堀口 文 小出 奈実 相原 奨之
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.269_2-269_2, 2016

<p> ラート競技は、3種目の演技中に実施される運動の難しさとその出来映えを競い合う採点競技である。大会では、直転、斜転、跳躍の3種目が実施され、主に演技における技の難しさを示す「難度点(difficulty score)」とその演技の出来映えを示す「実施点(execution score)」で最終得点が決定される。それらの採点の基準には国際ラート連盟競技規則(IRV code of points)が適用されるが、体操競技やフィギュアスケートなどの採点競技と同様に、国際審判員の主観的な判断により採点傾向が異なることが報告されている(本谷ら、2011)。そのため、選手は競技規則を理解するだけではなく、近年の国際審判団の採点傾向を把握することが重要と考えられる。本研究では、2016年6月にアメリカ・シンシナティで開催された第12回世界ラート競技選手権大会における、種目別決勝出場選手の演技構成ならびに各採点結果を調査及び分析することによって、今後のトレーニング計画に役立つ実践的な示唆を得ることを目的とした。なお、詳細な演技構成ならびに各採点結果については当日発表する。</p>
著者
長谷川 聖修 衣笠 隆 木塚 朝博 本谷 聡 檜皮 貴子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

研究の目的は、JPクッション・ソフトジム・Gボール・バランスボードなど、動的なバランス運動「遊び」に関するブログラムを開発し、高齢者の動的バランス能力や不安定な環境時の身体動作の改善を目指すことであった。高齢女性26名を対象に6ヶ月間にわたる転倒予防教室を実施した。各種体力測定を実施した結果、動的なバランス能力に改善が認められた。また、アンバランスな状態からの回避動作に改善傾向が示唆された。