著者
広瀬 正幸 伊藤 琢巳 松原 仁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能 (ISSN:21882266)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.452-460, 1998-05-01 (Released:2020-09-29)

Several techniques have been developed to solve puzzle problems in conventional AI, but there are few attempts to compose problems automatically by computers. Tsume-Shogi, a mating problem of Japanese Chess, is a kind of puzzles that is created and solved according to specific rules. This paper presents a system to compose Tsume-Shogi problems by reverse method. The search space increases enormously when the reverse method is adopted, but we can reduce it by using some constraints. We conducted several experiments with our method to compose Tsume-Shogi problems and showed that our system could compose some good short Tsume-Shogi problems and some special Kyuku-Tsume problems.
著者
松原 仁 屋比久 雄斗 西村 伊吹
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.22-00328, 2023 (Released:2023-06-20)
参考文献数
39

短繊維材を土に混合することで土の靭性を高めることができる.短繊維材には,鉱物繊維,人工繊維,天然繊維等があるが,繊維の経年劣化に伴う補強機能の低下が懸念される.したがって,繊維材の効果を持続させるためには,劣化を抑制できる新しい技術が必要である.本研究では,天然由来および人工の繊維を混合した砂試料に微生物を添加し,繊維材の劣化抑制効果について検討した.室内実験の結果,天然由来の繊維材を混合した砂試料において,繊維材表面・内部に多くの炭酸塩が析出し,繊維材を保護することが明らかとなった.また,炭酸塩の析出過程を明確化するために,反応拡散理論に基づく数値解析を実施したところ,天然由来の繊維で見られた保護作用には溶媒中の各種イオンの分散抑制が深く関与していることが明らかとなった.
著者
中島 秀之 野田 五十樹 松原 仁 平田 圭二 田柳 恵美子 白石 陽 佐野 渉二 小柴 等 金森 亮
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.I_875-I_888, 2015 (Released:2015-12-21)
参考文献数
22
被引用文献数
4 5

バスとタクシーの区別を無くした,主として都市部を対象とした新しい公共交通システム(Smart Access Vehicle System)の概念を示す.これは,コンピューターにより全ての車輛の位置と経路を管理し,固定路線やダイヤを持たず,乗合いで,デマンドに即時対応するシステムである.これを交通サービスのクラウド化と呼ぶ.タクシーの利便性とバスの経済性を併せ持つことが可能である上に,渋滞,事故,天候変化,災害などに柔軟に対応できる.筆者らは函館市内において小規模な実験を行い,数日間の完全自動配車に成功している.
著者
松原仁 竹内郁雄編
出版者
共立出版
巻号頁・発行日
1997
著者
田柳 恵美子 中島 秀之 松原 仁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013)
巻号頁・発行日
pp.2J4OS13a1, 2013 (Released:2018-07-30)

今後の都市の在り方を見直したときに、交通網の再編成は重要課題である.現在,日本を含む世界各地でデマンド交通の試みが始まっている.しかし,これらはすべて低人口密度地域を想定した試みである.我々はコンピュータ集中制御による高人口密度都市部を想定した大規模公共交通システム(スマートアクセスビークルシステム)をデザイン中である.この仕組みと実装計画について述べる.
著者
西村 伊吹 松原 仁
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.59-66, 2022

<p>The soil improvement technique called as microbially induced carbonate precipitation (MICP) is recognized to be more environmentally friendly than traditional techniques using piles or cement milk. The soil particles bind by precipitating calcium carbonate on particles or in pores, depending on microbial activity. Although the binding structures such as active and inactive bonds have been numerically simulated from chemical-based modelling, the simulation of carbonate precipitation taking into account microbial growth has not been carried out. In addition, the relationship between the spatial precipitation pattern and improvement of mechanical properties remains ambiguous. In this study, a novel MICP simulation scheme dealing with microbial growth is proposed, and the impact of carbonate precipitation on the mechanical properties of the MICP-treated materials is discussed. In this scheme, a reaction-diffusion system and a homogenization method are used for microscale bacterial growth and for multiscale stress and strain analysis, respectively. The results of the calcium carbonate precipitation were 4.5 μmol/mm<sup>3</sup> at 10.3 hour, which is slightly higher than the experimental data. Furthermore, the homogenization simulations indicated that soil stabilization could be attributed to the formation of a novel skeleton structure comprising soil particles and calcium carbonate-filled soil pores.</p>
著者
高橋 翔太 松原 仁
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.98-101, 2021-11-06

人間はタスクを実行する際に,しばしば最適解以外の行動,つまりミスを犯す.言い換えると,行動の中でミスをすることは人間らしい行為と言える.そのため,ある特定のタスクを実行するエージェントに認知バイアスによるミスを実装し,人間らしい AI の設計を試みる.本研究では,タスクを将棋に設定し,将棋で起こりうる認知バイアスを分析した.分析の結果から,直近効果が将棋に作用していることが分かった.今後は直近効果を実装した将棋 AI を用いて,定性的な実験を行う.
著者
中島 秀之 小柴 等 佐野 渉二 落合 純一 白石 陽 平田 圭二 野田 五十樹 松原 仁
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.1290-1302, 2016-04-15

筆者らは,デマンド応答型公共交通の一種であるSmart Access Vehicle System(SAVS)の社会実装を目指して,これまでにシミュレーション実験による利便性評価を行う中でその効率性を確認してきた.本論文では,SAVSの実装,実証実験,およびシミュレーション評価実験について述べる.2回にわたる実証実験において,SAVSが実際に稼働することを確認した.フルデマンド型乗合車輛複数台のリアルタイム自動配車は筆者らの知る限り世界初であり,このシステムを全自動で稼働できたことは,Smart Access Vehicleサービスの社会実装を行ううえで有用な成果であると考えている.
著者
中島 秀之 小柴 等 佐野 渉二 落合 純一 白石 陽 平田 圭二 野田 五十樹 松原 仁
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.1290-1302, 2016-04-15

筆者らは,デマンド応答型公共交通の一種であるSmart Access Vehicle System(SAVS)の社会実装を目指して,これまでにシミュレーション実験による利便性評価を行う中でその効率性を確認してきた.本論文では,SAVSの実装,実証実験,およびシミュレーション評価実験について述べる.2回にわたる実証実験において,SAVSが実際に稼働することを確認した.フルデマンド型乗合車輛複数台のリアルタイム自動配車は筆者らの知る限り世界初であり,このシステムを全自動で稼働できたことは,Smart Access Vehicleサービスの社会実装を行ううえで有用な成果であると考えている.
著者
風間 祥光 棟方 渚 畑 雅之 松原 仁
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:21888736)
巻号頁・発行日
vol.2016-GI-36, no.19, pp.1-7, 2016-07-29

人狼ゲームは思考・推理・戦略を必要とするゲームである.近年では将棋やチェスなどの完全情報ゲームの研究はかなり進んでいるが相手の状況に関する情報を不完全な形でしか把握できず,会話によってゲームが進行するような不完全情報コミュニケーションゲームの研究は現在あまり進んでいない.本研究では不完全情報コミュニケーションゲームである人狼ゲームを対象に,プレイヤーの心理状態が発言内容に影響を与えるかを分析するためにゲーム中のプレイヤーの SCR(Skin Conductance Response) を調べた.またゲーム中の議論を書き起こし,SCR を発現している前後の時間の発言を分析した.結果として,疑いを向けられる発言を受けた時,人狼プレイヤーが SCR を発現した.このことから人狼プレイヤーに心理的な刺激を与える発言の種類や状況が推測できた.またそれによって心理的な刺激を受けたプレイヤーの発言内容にも影響が出ていることが示唆された.
著者
濱野 航汰 松原 仁
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2018論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.95-100, 2018-11-09

ゲームAI が誰よりも強くなることを目的とした研究は多くあるが,それを一般のプレイヤーのために活用するのは難しい.また,プレイヤーが対戦を楽しむためには,その対戦相手の実力が同じくらいであることが重要である.そこで本研究ではオセロを題材とし,同程度の実力を持ったプレイヤーのマッチングや実力の差に応じた適切なハンディキャップの掛け方に貢献することを目的に,オセロプレイヤーのレーティングを推定する式を棋譜を解析することによって定義した.そして,10 人のプレイヤーの棋譜からレーティングを推定し,実際のレーティングと比較することで,この手法の正しさを検証した.その結果,適切にレーティングを推定することはできなかった.今後はレーティングを推定する式の定義方法の改良が課題である.
著者
松原 仁
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.253, 2021-04-15

人工知能の研究者として,情報の基礎としてすべての人に知っておいてほしいこととして計算量の爆発の怖さを取り上げた.