著者
松井雪治 澤野弘明 水野慎士
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.2145-2150, 2013-07-03

本稿では,画像処理を用いて麻雀の自動得点計算を行うシステムを提案する.麻雀は将棋やリバーシといったテーブルゲームに比べ,ルールが複雑である.その中でもあがり時の得点計算は,符点と役の種類及び飜数(ハンスウ)によって得点が計算されるがこれらの組み合わせが複雑なため,初心者がプレイするには難解である.そこで本研究では,麻雀の得点計算を支援するため,スマートフォンを用いた麻雀の自動得点計算システムを提案する.提案システムでは,初心者がスマートフォンを用いて麻雀のあがり時の手牌を撮影することで,自動で手牌を認識し,得点計算を自動に行うものである.
著者
澤野 弘明 岡田 稔
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.57-68, 2006-06-20 (Released:2008-04-11)
参考文献数
22
被引用文献数
5 6

本論文では, 拡張現実感 (AR) 技術を用いた表示方式 (以下, 本表示方式) のカーナビゲーションシステム (以下, 本システム) を提案する. 本システムでは, (I) 走行中の車載カメラから実写動画像の取得, (II) コンピュータビジョン技術による道路幾何情報の抽出, (III) CG技術による3D-CGシーンのリアルタイム生成, (IV) 元の動画像とオーバレイ表示, という戦略をとる. 本システムの利点は, 道路幾何情報のリアルタイム収集・解析による詳細な3D-CGモデリングデータ作成コストの削減, AR技術によるカーナビゲーション表示における瞬時の視認性の向上, である. 本表示方式の有効性についてシミュレーションを用いて被験者100人に対してアンケートした結果, 85%以上の被験者から従来の3D-CGによる表示方式に比べ, 本表示方式の方が瞬時の視認性が高いという回答が得られた. また, 実写動画像を入力情報として, 簡易なAR表示のみを行う試作システムによる実験を行った. さらに, 本表示方式を実装するためにシステム実装時に考慮すべき点とアルゴリズム上の問題点をまとめ, 今後の課題を示す.
著者
澤野 弘明
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.8, pp.746-747, 2015-07-15

本稿では,映画バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 2を題材とした,1980年代の未来の映像技術について述べる.劇中の未来は2015年であり,執筆時の時代とリンクしている.劇中に登場する未来の技術には,現在実現されている製品もある.劇中のシーンの簡単な紹介を添えて,現在の技術を紹介する.
著者
佐藤 貴明 澤野 弘明 鈴木 裕利 堀田 政二
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.625-626, 2016-03-10

本稿ではスピード線など漫画的表現を用いることで原作を尊重した映像の作成手法を提案する.本稿ではスピード線を用いて漫画内のイラストが運動する映像と,煙の立つ映像の作成手法について示す.運動の表現には,確率的ハフ変換を用いて検出された直線の中からスピード線を選択し,そのスピード線の長さ,角度,移動速度と方向を決定し映像を作成する.煙の立つ表現には,煙に対しポリゴンメッシュを利用し,ポリゴンメッシュの各頂点を無作為に移動させて変形した映像に,煙部分を透化したイラストを重ねることで煙の立つ映像を作成する.本稿ではこれら映像作成手法を用いて漫画を映像化し,結果映像について有用性を考察する.
著者
山口 達也 恒川 隆明 澤野 弘明 石井 成郎 鈴木 裕利
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.389-390, 2017-03-16

手話学習において一般的に書籍や映像が用いられる.映像学習の場合,書籍よりも手話動作を理解しやすいが,動作撮影の手間や映像出演に対する抵抗感により,手軽に制作することが難しい.そこで筆者らはWikiのように誰でも情報の共有が可能であり,CGキャラクタを利用して手話映像を生成する,手話CG Wikiの開発を行っている.手話CG Wikiではボタン操作によりCGキャラクタの動作を制御し,全体と手先の映像を提供する.本稿では手話CG Wikiのユーザインタフェースの評価を行う.評価実験では手話経験者に手話CG Wikiを操作して頂き,操作性や手話CGの完成度について考察する.
著者
石井 成郎 鈴木 裕利 鈴木 滉人 澤野 弘明 伊藤 誠 原 崇
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

本研究ではオープンデータを検索対象とした、汎用的な想定外検索システムを構築した。想定外検索とは、利用者が欲しいと思っていた情報だけでなく、利用者があまり気付かないような関連情報を提供する検索のことを指す。たとえば、利用者が「ルシアン・フロイド」という人名を検索した場合に、ルシアン・フロイド自身に関するリソースだけでなく、リソースを分析することにより「人名」という事象に関連する「生誕地」、「最終学歴」と事象を導き出し、それらの事象に関してリソースを検索することにより、ルシアン・フロイドと生誕地が同じ画家の「ジョージ・クロス」やルシアン・フロイドと同じ学校を卒業した画家の「アレキサンダー・マックイーン」に関するリソースが提供されるような検索である。システムの試行結果から、実際に公開されているオープンデータを用いて有用な情報の関連性を可視化できたことを確認した。
著者
山口 達也 恒川 隆明 澤野 弘明 石井 成郎 鈴木 裕利
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.389-390, 2017-03-16

手話学習において一般的に書籍や映像が用いられる.映像学習の場合,書籍よりも手話動作を理解しやすいが,動作撮影の手間や映像出演に対する抵抗感により,手軽に制作することが難しい.そこで筆者らはWikiのように誰でも情報の共有が可能であり,CGキャラクタを利用して手話映像を生成する,手話CG Wikiの開発を行っている.手話CG Wikiではボタン操作によりCGキャラクタの動作を制御し,全体と手先の映像を提供する.本稿では手話CG Wikiのユーザインタフェースの評価を行う.評価実験では手話経験者に手話CG Wikiを操作して頂き,操作性や手話CGの完成度について考察する.
著者
小田 瑞穂 澤野 弘明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.13, pp.55-60, 2007-02-19
参考文献数
9
被引用文献数
1

情報処理学会グラフィクスと CAD 研究会・画像電子学会の共催で2006年9月23日から3日間かけて行われた、ビジュアル情報処理研究会学生研究合宿2006(VIP2006: Visual Information Processing Camp 2006)の開催報告をする。VIP2006 はポスタ発表、登壇発表、レクリエーション、懇親会が主な活動内容であり、「人脈作り」を重要視した企画・運営を学生主体で行った。Web 上の Wiki ・掲示板を用い、参加者全員が合宿前から知合う機会を設けることで、VIP2006 当日には臨機応変な運営を行うことができた。参加後のアンケートでは88%の学生が他大学の学生や教員と交流でき、81%の学生が合宿への参加に満足であったと回答した。This is a report on the Visual Information Processing Camp 2006 (VIP2006), held during Sept. 23 to 25, 2006, co-hosted by Special Interest Group for Graphics and CAD of Information Processing Society, Japan and The Institute of Image Electronics Engineers of Japan. The main sessions of VIP2006 were poster and oral presentations, recreation, and banquets. Our camp focused on the creating of personal relationships and was managed by students. Participants in the camp had the chance to know each other beforehand by using a wiki and a BBS. Therefore, we could archive flexible management during the camp. In the questionnaire after VIP2006, 88% of student participants answered that they could communicate with students and professors of the other universities, and 81% of them felt satisfaction.
著者
澤野 弘明
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2007

カーナビゲーションシステムやPDAなどを用いた経路案内システムの需要が年々高まっている。これらのシステムにはあらかじめ用意された地図情報に基づいて、現在位置および案内経路を計算している。しかし日々変化する道路に対応した柔軟な経路案内をすることは極めて難しい。そこでシステムから得られるマルチモーダル情報を集約し、道路環境情報をリアルタイムに収集することで、ユーザ周辺の道路環境を考慮した経路案内を提示する戦を提案した。ここでマルチモーダル情報として、カメラ、GPSやジャイロセンサなどの検出装置や二次記憶媒体から得られる実写動画像、位置、姿勢、地図情報を想定している。また道路環境情報とは道路、道路標識、歩行者などの障害物、といった交通に関する情報である。本手法では道路環境情報の収集・解析による、詳細な地図情報の収集作業の削減や障害物回避などの注意喚起が可能な点であるため、社会的異議がある。そして現実のシステムとして実装するための課題を列挙した。さて、これまでに提案した道路環境認識のひとつである道路エッジ追跡法では、実写動画像中に障害物が存在する場合、追跡精度が低下する。そのため動画像中に存在する静的・動的物体を抽出し、抽出形状に基づいて隠蔽された領域を補正する手法の検討を行った。実験の結果、提案手法の有効性が示された。経路案内に対して、ユーザ固有の視認性が存在する。そこでユーザの好みを考慮した経路案内について考察した。視認性に関する要素をパラメータ化することにより、できるだけ多くのユーザに対応できる経路案内の可能性が見いだされた。
著者
澤野 弘明 岡田 稔
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.121, pp.103-108, 2004-11-27
被引用文献数
6

現在のカーナビゲーションシステム(以下,カーナビ) では実際の景色と対応付けしやすくするために三次元CG (3D-CG) による表示が一般化している.特に運転者が見る景色に最も近いドライバーズビュー表示には,正確な案内・指示のために瞬時の視認性の高い表示が要求される.そこで我々の研究室では,車載カメラから実写画像を取り込み,リアルタイムで道路幾何情報を抽出,3D-CG の生成,元画像と重ね合わせるという拡張現実感技術を用いた次世代カーナビの開発を進めている.本論文では本システムを構築する上で最重要課題である道路端抽出法について述べる.本研究では動的輪郭モデル(Snake) の拘束条件にトポロジ特徴を用いて道路端を抽出する.滑らかな抽出形状のために道路形状の要素である直線,カーブ,S 字カーブに対応したエネルギを微分特徴により定義して利用する.さらにSnake を動画像処理に適用し,フレーム間の制御点に働く慣性をエネルギとして定義して利用する.それによりロバスト性の向上及びSnake の収束回数の軽減が期待される.実際に走行中の道路映像を用いて実験し,本手法の有効性を定量的に評価し,最も良好な抽出結果に本カーナビ表示方式によるレンダリングを試みる.Since car navigation systems are required to indicate route guidance to the destination smoothly, these systems often utilize three-dimensional computer graphics (3D-CG) for the purpose. For instantaneous visibility the authors have developed a nextgeneration car navigation systems based on an augmented reality technique, and this display technique uses real-time video taken by an equipped camera on the front of the vehicle and CG video generated from the taken movie. In this paper we introduce road extraction method based on active contour model (snake). For utilizing a car navigation disyplay our purpose are to extract the shapes smoothly, and to improve the robustness. Internal energy functions for snake based on differential features of road geometry are introduced to extract straight, circular and S-shaped road segments smoothly. In our method which a snake is applied to scene frame by frame, an external energy is also introduced based on inertia which works between control points in the previous and the present frames. Experimental results indicate the availability of the proposed energies, and car navigation display based on the best result is rendered by 3D-CG.