著者
鎌田 智之 糸井川 栄一
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.333-340, 2006-11-23 (Released:2019-01-19)
参考文献数
12

In the hall of University of Tsukuba, it is often crowded of many people because of some problems, which are come from characteristic of the space. Crowded situation has various risk, some are close to us and others might lead fatal problem. The purpose of this paper is to analyze the relation between flow of crowd and characteristic of space based on a computer simulation developed. It is come out that most possibility space of crowding in the hall is just inside of the entrance.
著者
糸井川 栄一 寺木 彰浩 岩川 司
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.5, pp.209-220, 1995-11
被引用文献数
1

1. 研究の背景 1995年1月17日早朝に発生した阪神淡路大震災は、5000名を越える犠牲者、数十万といわれる被災世帯など、稀に見る規模の大惨事であった。その後、様々な対策が講じられてはいるものの、震災以前の状況に復するには未だ時間を有する状況である。特に、被災地域の大半は、高度に市街化が進んだ既成市街地であり、復興計画の策定にあたっては種類・量ともに莫大なデータを扱う必要がある。また事態は緊急性を有することから、短期間に高度な検討をおこなうことが要求されており、従来のような予作業を主体とした復興計画の検討をおこなうことは困難である。このために応急被災度判定など被災状況に関する情報、都市計画基礎調査など被災前の状況に関する情報など、多様な原情報から必要な情報を迅速に抽出し、効率的に利用できる体制を構築することが焦眉之急を要する事態となっている。 2. 研究の目的 本研究は、阪神・淡路大震災によって被災した主要都市(神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市、宝塚市、伊丹市、川西市)を対象として、市街地の状況(建物形状、道路線、水涯線、鉄道等の形状データ、建物用途、建築物の被災情報、および市街地の集団的属性情報(市街地指標)、更には社会的属性情報等)を地理情報システム上に構築し、被災状況の実態の把握ならびに被災状況と市街地指標の関連性について分析し、被災市街地の復旧・復興支援のために集計・分析結果の情報提供を行うシステムを構築することを目的としている。 3. 研究の概要 被災市街地の復旧・復興を情報の面から支援をするために、建設省建築研究所が神戸大学等と協力して開発しつつある「阪神・淡路大震災復興計画策定支援システム」の開発状況と、取り扱うデータおよびそれらのデータの問題点について整理する。そしてそれらのデータを地理情報システムとして統合するために用いた手法について述べる。また、このシステムを用いた現段階での被災状況に関する集計結果について報告する。さらに今回の主要な開発目的である復旧・復興のための情報支援ばかりでなく、GISの防災研究面への活用として地震学、耐震工学、都市防災等の各研究を有機的につなぐことや、これを応用して災害発生時にリアルタイムに各地の被害を予測し適時・適切・迅速な防災対応を講ずるための情報プラットフォームになることの可能性について論述する。
著者
鎌田 智之 糸井川 栄一
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
no.8, pp.333-340, 2006-11
被引用文献数
1

In the hall of University of Tsukuba, it is ofter crowded of many people because of some problems, which are come from characteristic of the space. Crowded situation has various risk, some are close to us and others might lead fatal problem. The purpose of this paper is to analyze the relation between flow of crowd and characteristic of space based on a computer simulation developed. It is come out that most possibility space of crowding in the hall is just inside of the entrance.
著者
糸井川 栄一 富塚 伸一郎
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.43-51, 2017-03-24 (Released:2018-04-27)
参考文献数
9

When a large earthquake happens in major city, a great number of post-earthquake fires would occur and expand in densely wooden buildings built up area. Furthermore, it is estimated that the number of fires would exceed the number of the pumper trucks in the suffered area. And the pumper trucks would face to difficulty of forward movement to firing area because of many street blockades by building collapse. Therefore, aerial firefighting by helicopters is needed. This study aims to clarify the relation between the firing properties in a burning area and the dropping water by helicopters. According to the numerical experiments based on the fire engineering methods, it becomes clear that there is a close relationship between marginal distance of the spread between two buildings and frequency of dropping water by helicopters. In addition, we clarified the requirements of urban area where is more effective to drop water by helicopters.
著者
山浦 浩太 糸井川 栄一 熊谷 良雄 梅本 通孝
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.377-385, 2008-11-14 (Released:2019-04-18)
参考文献数
12

In the Japanese postwar era, flood control measures focused mainly on river improvements and dams. Meanwhile, urbanization gave birth to new flood risks, so comprehensive flood control measures that have storage facilities, osmosis plants, and soft measures began. This thesis aims to test the hypothesis that these new flood control measures have not only physical effects but also psychological effects to risk perception. By conducting a questionnaire survey, it became clear that recognition of flood control measures is important in the formation of flood risk perception.
著者
青砥 穂高 熊谷 良雄 糸井川 栄一 澤田 雅浩
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.155-162, 2006-11-23 (Released:2019-01-19)
参考文献数
8

After the Niigata-ken Chuetsu Earthquake of 2004, many housings were damaged and the risk of soil failures and inundations were increasing in intermediate and mountainous areas. And these areas have been had the problems related to depopulation by moving out their settlement because of disadvantage to the weather conditions and inconvenient location as usual. Therefore there are anxiety of many households moving out and breakdown after this earthquake in these area. Under the situation, Niigata Pref. Government adopts the community preservation. So we investigate into the households and analyze the impact on the communities and factors of moving out from their settlements. And we want to obtain empirical knowleges for community preservation at their native area in this study.
著者
熊谷 良雄 糸井川 栄一 金 賢珠 福田 裕恵 雨谷 和弘
出版者
東京都立大学
雑誌
総合都市研究. 特別号 (ISSN:03863506)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.123-143, 1996-12
被引用文献数
2

平成7年1月17日未明に発生した「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」は、未曾有の構造物被害をもたらし、長期間にわたって発生した火災ともあいまって、5,500人以上の直接的な死亡者を発生させた。また、地震発生直後からの応急対応が体系的に実施されなかったこと等によって、900人以上にも及ぶいわゆる震災関連死をもたらす「阪神・淡路大震災」に発展していった(平成8年12月26日現在、死者数:6,425名,行方不明者数:2名)。22ヵ月を経過した平成8年11月時点で兵庫県下では、11万3千棟の公費解体数の約70%にあたる建築確認申請が受理され、遅々としたペースではあるが被災建物の再建が進みつつある。しかし、建物個々の耐災性に関する調査や提言はなされているものの、地区そのものが本来抱えている脆弱性、たとえば、地形・地質と被災度等の分析は、それほど多くはない。今後の被災地域の復興や被災地域外での防災対策立案にあたって、個々の被害項目を対象とした被害発生分析: Damage Assessmentは必須のものである。阪神・淡路大震災によってもたらされた膨大な人的被害についても、死因に関する分析や個々人の死に至った過程に関する分析はなされているものの、自然的・社会的な地区特性等との関連については被害量の膨大さに圧倒され、いまだに被災地域全体を横断的にとらえた検討はなされていない。そこで、本研究でははじめに、建設省建築研究所のGIS: 地理情報システムを用いて個々の建物被災度と死亡者発生の関連を分析する。それを踏まえて、地区特性と死亡者発生率との関連を、神戸市の沿岸6区の町通単位で分析する。本研究が、震動によって直接的に犠牲となった5,500人以上の方々を慰霊できれば望外の幸せであり、また、二度とこのような犠牲が出ない都市・地域を形成することに役立てば、と願っている。More than six thousands lives were lost in the Great Hanshin-Awaji Earthquake. Around 90% of the causes of deaths were related to housing damages such as completely collapsed and burnt down. In this study,firstly,we try to clarify the relations of each victim to damage,use and structure of building which was living the victim before the quake. The geographical information system in the Building Research Institute was utilised for this analysis. Secondery,as part of the damage assessment of the Great Hanshin-Awaji Earthquake,the fatality rate in each district (Chou and Touri) in Kobe City was analysed through building damage rate caused by the quake and demographic and socio-economical backgrounds in each district. Several conclusions are as follows: 1) The fatality rate of female was 20-30% as high as male. 2) 90% of building where fatalities used to live before the quake are low-rise buildings. 3) In low-rise detached and apartment houses,80% of fatalities were killed in completely and half collapsed buildings. 4) When the rate of completely collapsed buildings increase 10%,number of death per total number of building will increase 0.05-0.06 person/bldgs. 5) The fatality rate in each district depends not only on the building damage rate but also on the ground failure of residential land. 6) Concentration of small residential houses contribute to decreasing of the fatality rate.
著者
天笠 雅章 糸井川 栄一 梅本 通孝
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2_3, pp.33-48, 2012 (Released:2013-09-11)
参考文献数
13

本研究は, 東北地方太平洋沖地震に伴う津波に起因した火災の延焼動態及び消火活動実態に関するヒアリング調査研究である。津波火災発生地において, 火災延焼範囲を調査するとともに, 映像分析, 住民への聞き取り調査から延焼動態を明らかにした。また, 消防職員に対し面接調査を行い, 消火活動障害に関して得られた証言について, KJ法を用いて分析した。その結果, 津波火災現場には, 移動の困難性や消防水利確保の困難性, 放水活動の困難性などの要因が消火活動障害を構成しており, 再来襲する津波による二次災害を避けるために, 消防隊が火災現場から退避しているときに火災が急速に拡大していることが明らかとなった。
著者
糸井川 栄一
巻号頁・発行日
2013

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2010-2012
著者
糸井川 栄一 岩田 司 寺木 彰浩
出版者
地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文報告集
巻号頁・発行日
no.6, pp.269-277, 1996-11
被引用文献数
3

1.研究の背景 兵庫県南部地震では、特に、被災状況の適時適切な把握が非常に困難な状況が見られ、的確な即時対応の点での難点や、広範な被災市街地を対象としているため、将来を見据えた都市の復興計画策定を立案する上で効果的に被災情報を整理することの困難性が指摘されており、今後の都市・建築防災対策の推進に際して教訓とすべきことが多く見られた。 2.研究の目的 地理情報システム(GIS)等の情報処理技術を活用して、大規模地震発生時にスムーズな被災状況把握と被災情報の的確な活用を図り、被災情報把握・提供・活用システムとして整備を行うことは、社会資本としての建築物の機能維持・強化や被災後の早期復旧を図るために早急に進めていかなければならない大きな課題である。そこで、本研究は"大規模地震発生時にスムーズな被災状況把握と被災情報の的確な活用を図るために必要なGISデータベース等の情報処理技術を活用した被災情報把握・提供・活用システム"を開発していくことにより、社会資本としての建築物の機能維持・強化や被災後の早期復旧を図るために必要なシステムの基礎的資料を得ることを目的としている。 3.研究の概要 前年度紹介した「阪神・淡路大震災復興計画策定支援システム」の構築に当たって遭遇した様々な顕著な問題点として、「建築物の被災度判定の調査は、たとえば応急危険度判定においては調査員が判定シートと住宅地図を携行し、判定シートで応急危険度判定を行い、その判定シートの番号を住宅地図に書き込むといった方法が採られ、この方法の後で地理情報システムに入力する際に、(1)判定シート番号は個人毎につけるので重複がある。(2)調査員は全国から来るので、土地勘がなく、住宅地図上での位置同定が不正確である。(3)調査現場が混乱しているので住宅地図の汚損が多い、(4)そのため、その後のディジタル化に当たって障害が多い。」等を指摘した。この問題点の多くを打開すべく、建築物の被災状況に関する情報を効率的に収集するために開発した「電子野帳」のプロタイプについて、その概念と機能について紹介する。
著者
糸井川 栄一 加藤 孝明
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は,市街地火災安全基準の性能規定化を目指すために必要な基礎的条件を整理し,数理的アプローチによる防火性能評価手法の提案を行うことを目的とするものである.主たる研究成果としては,(1)市街地火災安全性の変遷とその要因を分析したこと,(2)市街地火災の根本的な原因の一つである地震時出火に対する対策効果に関して数理的に評価したこと,(3)地震時火災時の広域避難計画について現行の避難計画の改善を図る数理的計画手法を提案したこと,(4)広域避難安全性確保から見た市街地の延焼危険性に要請されるレベルを明らかにしたこと,などである.