著者
旭 寛治 鵜飼 直哉 浦城 恒雄 野口 健一郎 発田 弘 前島 正裕 山田 昭彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.58-65, 2015-12-15

今回は,日本初のハッカーと呼ばれ,パラメトロン計算機PC-1のイニシャルオーダーやHappy Hacking Keyboardの開発などで知られる東京大学名誉教授の和田英一氏にお話を伺った.
著者
小沢 朝江 波多野 純 黒津 高行 須田 英一 野口 健治 石丸 悠介
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究論文集 (ISSN:18802702)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.159-170, 2007 (Released:2018-01-31)

本研究は,南関東・東海・中部地方の土蔵造町家の普及実態を明らかにするとともに,その特徴の差異や導入背景の検討により,土蔵造町家の平面・意匠と導入形態の関連を明らかにすることを目的とする。土蔵造町家は,従来「江戸型」とも呼ばれ,江戸(東京)から各地に伝播したとされるが,近代には松本(長野)等で都市防火政策による計画的な土蔵造の導入が行われる一方,下田(静岡)のように在来の町家等を母体に地元独自の工夫によって,独特の土蔵造町家が生み出された。また,江戸(東京)からの影響で普及する場合も,その導入時期により手本とすべき江戸(東京)での形式が異なるため,結果として土蔵造町家の形式に差異が生じた。
著者
朝野 尚樹 小曽納 雅則 野口 健 伴 義之
出版者
日本育種学会
雑誌
育種学研究 (ISSN:13447629)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.63-69, 2008-06-01
参考文献数
14

現在、作物におけるDNA分析による品種識別技術については、稲、いちご、いんげんまめ、イグサ、茶、おうとう等において、育成者権侵害紛争の早期解決や食品表示の適正化等の現場で利用されるまでに至っている。品種識別に用いられる技術としては、RAPD、AFLP、CAPS、SSRが上げられるが、実際の現場では、上記方法のうちRAPD-STS、CAPS、SSR等が実用化されている。本研究において、品種識別に利用したSSRは、2〜6塩基を単位とした反復配列であり、ゲノム中に多数散在している。一般的に共優性であり、反復単位の繰り返し数の変異性が高く、アリル数が多いため、一つのSSRマーカーで複数の品種の識別が可能であり複数のSSRマーカーを用いることにより品種識別能力が非常に高くなる。また、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所において品種判別、親子鑑定などDNA鑑定を高精度で行うことを目的として、ナシ品種を対象としたSSRマーカーのデータベース(果樹研究所ホームページ「DNAマーカーによる果樹・果実の品種識別」を参照)が報告され、おうとう等、ナシ以外の果樹への適用も可能である。本研究では、日本国内で栽培されているバレイショのDNA分析による品種識別能力の向上を目的とし、9種類のSSRマーカーを用い、のべ193品種のDNA分析を行い、品種特性等を補完したバレイショのDNA品種識別用データベースを作成したので報告する。
著者
小幡 賢三 野口 健太郎 田所 嘉昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.709, pp.9-15, 2002-03-07
被引用文献数
1

我々は,コンサートホール等の大規模建築空間における音源位置推定法を検討している.この音源位置推定は,演出効果に用いられる音像定位の操作を自動化するために必要である.本稿では,3つのマイクロホンで音声信号を受信し,ノッチバンドパスフィルタによって音声からホルマントを抽出し,各マイクロホン間のホルマントの位相差を用いて,一受信点測位法により音源位置推定を行うための基礎特性を与える.位相差検出方法として,零交差情報とフーリエ係数から求める2つの手法を検討し,一般的な位相差検出方法である相互相関を用いた手法との比較を行う.計算機シミュレーションにより,音源位置推定性能を明らかにし,実際のシステムを構築し,その評価を行う.
著者
野口 健太郎 田所 嘉昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.82, no.3, pp.333-340, 1999-03-25
被引用文献数
23

筆者らは, あらかじめ推定しようとするおおまかな周波数が既知である信号に対し, サンプリング周波数のみを更新する新しい適応周波数推定法を提案した. 本論文では, 前回提案した手法を拡張し, 並列処理による未知周波数に対する適応周波数推定法を検討する. 推定周波数帯域が決められると, その帯域をカバーするいくつかの初期同期信号が設定される. そして, この各同期信号を前回提案したアルゴリズムにより適応的に変化させて, その帯域に存在する周波数を推定する. シミュレーションにより, 従来の周波数推定法と推定精度及び計算量の点で比較し, 本手法の性能を明らかにした. 最後に, 本手法をDTMF信号の検出に適用した.