著者
吉本 圭一 亀野 淳 稲永 由紀 塚原 修一 村澤 昌崇 椿 明美 藤墳 智一 江藤 智佐子 酒井 佳世 木村 拓也 志田 秀史 三好 登 川俣 美砂子 飯吉 弘子 濱中 義隆 新谷 康浩 伊藤 一統 松高 政 坂野 慎二 長谷川 祐介 沼口 博 内田 由理子 安部 恵美子 渡辺 達雄 永田 萬享 飯田 直弘 舘 昭 小方 直幸 伊藤 友子 立石 和子 有本 章 赤司 泰義 秋永 雄一 佐藤 弘毅 杉本 和弘 竹熊 尚夫 ジョイス 幸子 吉川 裕美子 菅野 国弘 TEICHER Ulrich LE MOUILLOUR Isabelle SCHOMBURG Harald 石 偉平
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、ユニバーサル化した第三段階教育システムを対象とし、大学型・非大学型の教育プログラム単位での機能的分化と質保証のあり方を探究した。教育の目的・方法・統制の観点で、学術型とキャリア・職業型の教育を実証的に把握した。(1)共同IR型卒業生調査から学修成果の修得と活用、コンピテンシーの必要と修得という2つのベクトルがみられた。(2)非大学型教員調査の結果から機関の職業・地域志向性と個人の研究志向性との葛藤がみられた。(3)WILなどカリキュラム調査から教育高度化と内外ステークホルダー関与の方向性について、分野別の特徴を把握した。(4)国家学位資格枠組(NQF)から日本への示唆が得られた。
著者
長谷川 祐介
出版者
大分大学教育福祉科学部
雑誌
大分大学教育福祉科学部研究紀要 (ISSN:13450875)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.153-163, 2013-10

本稿は,「部活動における問題行動の発生と収束のメカニズム」を明らかにするひとつの試みとして,2003 年に実施した大学生対象の高校部活動に関する回顧調査(質問紙調査)のデータを用いて,次の2点を検討した。第1は,高校部活動における指導者の問題行動(部員に対する暴力)と生徒(部員)の問題行動(部員同士の暴力,いじめ)の発生状況についてである。第2は,問題行動の規定要因についてである。分析の結果,次の2 点が明らかとなった。第1は,部活動における問題行動は運動部を中心に発生していた。第2は,部活動の問題行動は指導者の暴力が起点となって発生していることが推察された。分析結果をもとに,今後の研究課題と展望について考察を行った。This paper attempts to elucidate "The mechanism governing the###generating and resolution of problem behavior in club activities", using retrospection survey data about high school club activities for university students in 2003, it examines the following two points. The first concerns the situations generating of coaches' problem behavior###(violence to members), and members' problem behavior (members'violence, bullying) in high school club activities. The second concerns the determinant factors of problem behavior. As a result of the analysis, the following two points were found. First, problem behavior in club activities occurred mainly in the athletic clubs. Second, it was surmised that a leader's violence serves as the starting point of problem behavior in club activities. Future research tasks and the outlook were considered based on the results of the analysis.